日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

週刊光源氏

2013-01-26 07:27:57 | 読書
「週刊光源氏」という本を紹介します。



ご覧のように女性週刊誌の体裁をとって、源氏物語を紹介したムックです。光源氏の女性関係を女性週刊誌ふうに記事にしてあります。「追悼・桐壺更衣”いじめ”の末の凄絶死!」「源氏の政治生命も終わり? 決定的スキャンダル」といった具合です。



裏表紙です。昔週刊誌の裏表紙に「日ペンの美子ちゃん」というペン習字通信講座のPR漫画が載っていたのですが、そのパロディで「紫の式部ちゃん」という漫画が、美子ちゃんのタッチで描かれています。本の中の広告の部分も源氏物語に関連したパロディになっています。それは徹底した編集方針です。



高校の授業でよく扱う「小柴垣のもと」の部分は「じつはロリコン? 源氏幼女にご執心」という記事になっています。考えてみると18歳の光源氏が10歳の紫の上に恋をして、無理矢理自分の家に連れてきてしまうわけです。幼女誘拐拉致監禁です。今だとありえないですね。

実はこの「週刊光源氏」を出版したなあぷるという出版社はあのオウム真理教関連の会社だという噂が流れていました。今ググってみてもそういう記事が出てきます。この本はかなり売れた本なので、だとすると結構な資金があの団体に行ったことになります。まあ、僕としてはとても良くできた教材なので使わせてもらうだけですけど。

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