日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

ミステリーしか読みません

2024-07-31 05:28:00 | 読書
イアン・ファーガソンの『ミステリーしか読みません』を読みました。




ミランダは15年前に人気をはくした「フラン牧師の事件簿」の主演をつとめた女優です。その後は、ドラマは打ち切られ、細々と仕事はあるものの、奔放な生活がたたって破産寸前でした。エージェントからもクビを言い渡された彼女は、別居中の夫でドラマの脚本家だったエドガーの住む西海岸北部の田舎町ハッピーロックにやって来ました。夫はこの町でミステリー専門の書店を経営していました。




ミランダは、ドラマの大ファンだったというビーの経営するB&Bに滞在して、夫と再会します。しかし夫は15年間音信の途絶えていた彼女とは離婚しようと考えていたのです。何とか夫の気を変えさせようと、ミランダは、この町で毎年上演される演劇のオーディションに参加しました。ミランダの狙っていた主役は、町の不動産会社の経営者で有力者の女性になりましたが、ミランダも、毒殺される女性の役を得ることができました。ところが、舞台稽古の最中に事件は起こります。

なかなか凝ったストーリーのミステリーでした。何より主人公ミランダのぶっ飛びぶりが、大物女優あるあるで楽しかったです。僕は海外ミステリーを中心に読んでいますが、ミステリー以外も読みます。


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