日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

村上春樹訳 リトルシスター

2012-12-29 07:00:28 | 読書
村上春樹訳の『リトルシスター』を読みました。



村上春樹は作家としてだけでなく、優れた翻訳家としても知られています。『グレイトギャッツビー』などフィッツジェラルドの翻訳は本当に愛情の感じられるいい訳です。

『リトルシスター』はレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズの一冊です。村上春樹はこれまで同シリーズの『ロンググッドバイ』と『さらば愛しき人よ』を翻訳しています。

あとがきに訳者本人も書いていますが、『リトルシスター』はややとっちらかったプロットを持っていて、あまり出来のいい作品とは言えません。確かに楽しく読めましたが、よくわからない所がありました。



それに比べると、『ロンググッドバイ』や『さらば愛しき人よ』はずっと完成度が高くてお勧めです。年末年始旅行のお供にどうでしょうか?



実は、『さらば愛しき人よ』は僕の本棚には二冊あります。持っているのを忘れて買ってしまったのです。困ったものです。

コメント
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