ふと立ち寄った書店で、お気に入りの作家の最新刊や、ずっと読んで来たシリーズの最新刊を見つけるのは、本当に嬉しいものです。
先日、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズの最新刊を発見しました。
「春嵐」です。文庫版は2012年11月となっていますので、僕は1ヶ月も見逃していたのでした。
スペンサーシリーズは、スペンサーという私立探偵を主人公として、恋人のスーザン、相棒のホークなどと事件を解決していくミステリーというかハードボイルド小説です。スペンサーは元警官で、へらず口をたたき、しばられるのが嫌な性格なので、誰からも愛されるタイプではありません。でも、独自の行動基準を持っており、粘り強く事件にあたる魅力的な存在です。
この最新刊では相棒のホークは出てきませんが、スペンサーは俳優の用心棒をしていたZという若者を鍛え直し、強大な犯罪勢力に徒手空拳で立ち向かっていきます。
僕がスペンサーシリーズと出会ったのは、「初秋」という作品でした。何かの書評ですごく高い評価を得ていたのでふと手に取ったのが始まりです。引きこもりがちでぐれていた少年をスペンサーが連れ出して一緒に家を改築する作業をします。共同作業をしながら少年の心が開かれていくというハードボイルドらしからぬ作品です。
以降、夢中になって買い集め、新刊が出るたびに読んで来ました。最初の方の作品は3回か4回くらい読んでいると思います。
ロバート・B・パーカーは、2010年1月に亡くなってしまいました。彼の死後も未翻訳のシリーズが2冊出ていました。今回の「春嵐」が最後だと思います。もう新しいスペンサーには会えないわけです。おそらくこれからもシリーズを繰り返し読んでいくと思います。
先日、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズの最新刊を発見しました。
「春嵐」です。文庫版は2012年11月となっていますので、僕は1ヶ月も見逃していたのでした。
スペンサーシリーズは、スペンサーという私立探偵を主人公として、恋人のスーザン、相棒のホークなどと事件を解決していくミステリーというかハードボイルド小説です。スペンサーは元警官で、へらず口をたたき、しばられるのが嫌な性格なので、誰からも愛されるタイプではありません。でも、独自の行動基準を持っており、粘り強く事件にあたる魅力的な存在です。
この最新刊では相棒のホークは出てきませんが、スペンサーは俳優の用心棒をしていたZという若者を鍛え直し、強大な犯罪勢力に徒手空拳で立ち向かっていきます。
僕がスペンサーシリーズと出会ったのは、「初秋」という作品でした。何かの書評ですごく高い評価を得ていたのでふと手に取ったのが始まりです。引きこもりがちでぐれていた少年をスペンサーが連れ出して一緒に家を改築する作業をします。共同作業をしながら少年の心が開かれていくというハードボイルドらしからぬ作品です。
以降、夢中になって買い集め、新刊が出るたびに読んで来ました。最初の方の作品は3回か4回くらい読んでいると思います。
ロバート・B・パーカーは、2010年1月に亡くなってしまいました。彼の死後も未翻訳のシリーズが2冊出ていました。今回の「春嵐」が最後だと思います。もう新しいスペンサーには会えないわけです。おそらくこれからもシリーズを繰り返し読んでいくと思います。