“美しいばらさわって見る、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる”
大正時代に、大学教授の父と歌人の母の間に生まれた少女・山川彌千枝の、8歳から結核で亡くなる16歳までに書き綴った散文や日記、短歌、書簡、イラスト等を集めた1冊。
20年ぶりくらいに復刊されたのだとか。
病の床に伏しているけれどそれを悲観しているばかりでなく、そんな状況下でも、等身大のこの時代の少女の生活や感性が瑞々しく感じられる本でした。
今、彌千枝さんが生きていられたら、どれだけたくさんの素敵な歌を作られていたのかと思うと、とても残念なのですが…。
<08/6/6>
大正時代に、大学教授の父と歌人の母の間に生まれた少女・山川彌千枝の、8歳から結核で亡くなる16歳までに書き綴った散文や日記、短歌、書簡、イラスト等を集めた1冊。
20年ぶりくらいに復刊されたのだとか。
病の床に伏しているけれどそれを悲観しているばかりでなく、そんな状況下でも、等身大のこの時代の少女の生活や感性が瑞々しく感じられる本でした。
今、彌千枝さんが生きていられたら、どれだけたくさんの素敵な歌を作られていたのかと思うと、とても残念なのですが…。
<08/6/6>