黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

オレンジスフレ@シュプリーズ・クリュ

2008-06-28 | スイーツ
 上段はオレンジムースで、下段はチョコスフレ(オレンジ風味?)。
 上には、ブルーベリー、オレンジ、グロセイユが載っています。
……本当は四角いんですけど、箱の中で変形してしまいました;

 菓子工房 シュプリーズ・クリュ:新潟(三条)

安田フロマージュいちご@シュプリーズ・クリュ

2008-06-28 | スイーツ
 安田牛乳のフロマージュにいちごを練りこんだムース。表面はいちごのゼリーでコーティングしてあって、中にはブリュレが入っています。
 上に、薄いチョコレート、いちご、グロセイユ。周りにふんわりした食感の焼菓子が。

菓子工房 シュプリーズ・クリュ:新潟(三条)

鬼シュークリーム@シュプリーズ・クリュ

2008-06-28 | スイーツ
 クッキー生地をのせたシュークリーム。もう1種類、クラッシュアーモンドが載った皮もあります。
 中に、カスタードクリームがぎっしり。
 クリームは注文を受けてから、詰めてくれます。
 名前は、お店の近くのお寺で行われる、有名な節分会に由来。

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 菓子工房 シュプリーズ・クリュ:新潟(三条)

 ずっと行ってみたいお店だったのですが、ようやく実現♪ 
 主に洋菓子を扱っているお店ですが、和菓子もあります。
 

『アリソン Ⅱ 真昼の夜の夢』時雨沢恵一(メディアワークス)

2008-06-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
冬休み。ヴィルが冬期研修旅行で、ラプトア共和国の西南、中央山脈にある山国・イクス(イクストーヴァ)王国に行く話を断ったと手紙で知ったアリソンは、自分がお金を出すから行くように、と返事をする。
かくして旅行に参加することになったヴィルだったが、友人と自由行動中にアリソンに“誘拐”され、この地へ演習に来ていたカー・ベネディクト少佐に再会する。
ところが彼と別れた後、ヴィルとアリソンは吹雪に遭い、乗り物が雪に埋まってしまう。たまたま近くにあった家のおばさんに助けを求めたのだが、出されたお茶を飲んだ2人は昏倒し、村人たちに捕らえられてしまう。
一方、そんな2人の後を追っていたカーは、同じ村で女性に出会う。そんな彼女に2人の行方を尋ねたカーが、手にしていたメモ代わりのチラシの表を見た彼女は、突然自分を首都へ連れていくようにと言い出した。
イクスは王国ながら、10年前に女王一家は火事で行方不明になり、亡くなったとされ、王家は絶えていた。
彼女・フィオナは、自分が行方不明の王女だと言うのだが……

アリソン2巻。
今回は、アリソンたちよりも、“英雄”になったベネディクトさんのその後が印象深い感じでした。

<08/6/28>

『銀河不動産の超越』森博嗣(文藝春秋)

2008-06-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
“省エネ青年”高橋は、大学で、ここだけはやめておけ、と忠告を受けた、銀河不動産に入社した。そこで働くのは、高橋と、“気力の人”である社長・銀亀元治、事務員の佐賀佐知子の3人きり。ある日、これまでの部屋が手狭になった為、とりあえず部屋をいろいろ見たいという、資産家の夫人・間宮葉子からの依頼で部屋探しを始めた高橋。そんな中で、築20年と古いながら、広く風変わりな家を気に入った彼女は、自分が買うからここに高橋に住むようにいい……『銀河不動産の超越』、
ミュージシャン・丹波銀朗から、寝ている間に日光浴ができるような部屋探しを頼まれた。ところが下見に行く朝に、高橋が遅刻、しかも彼に渡すはずの資料も家に忘れてきてしまう。しかたなく下見の帰りに、高橋の家に寄ってもらうことになったのだが……『銀河不動産の勉強』、
作家・山田由美とコンクリートを使う彫刻家・島田美佐子の2人が、一緒に住む為の“面白い部屋”を探しにきた。無事分譲マンションを購入したものの、入居するはずのマンションの竣工が遅れ、さらに前の場所は解約してしまっていたので、住む場所がない。高橋は、ついマンションができるまでの間の居場所として、自分の部屋を提案し……『銀河不動産の煩悩』、
60歳くらいの男性・池谷芳和が来店。自作の遊具を設置したアミューズメント施設を始めたい為、場所を探しているという。資金を切り詰めたいという彼の為、開業までの間、高橋の部屋を提供することに。ちょうどジェットコースタを組み立て始めたところに間宮夫人が現れて……『銀河不動産の危惧』、
高橋が目を覚ますと、そこには池谷の娘・登美子が。高橋のことを気に入ったらしい池谷が、自分の娘を嫁にもらって欲しいと、語っていた言葉を実行に移したらしい。断ったつもりだったが、登美子はそのまま部屋に居ついてしまい……『銀河不動産の忌避』、
周囲の人々は、何げに高橋と登美子が結婚するものと思い込んでおり、各々に結婚祝を贈るという。そんな雰囲気に流されている高橋だったが……『銀河不動産の柔軟』、
高橋と登美子が暮らしていた家に、池谷と、離婚して居場所をなくしている丹波の友人・熊崎文夫と、何故か丹波も住みだした。そんな中、山田と島田もマンションでのご近所トラブルなどもあり引っ越してきて、一気に人口が増加し……『銀河不動産の捕捉』、
2人は結婚し、銀亀社長の死後、高橋が会社を引き継ぐことに。それまで住んでいた家を事務所にして、インターネットでの販売に転換し、やがて事業は成功を収め……『銀河不動産の羅針』の7編収録の連作短編集。

銀河不動産に就職した省エネな高橋青年が、お客として現れるちょっと変わった人々と交流していくお話。
ちょっとほのぼのとした雰囲気が楽しいです。

<08/6/27>


『鐵道心中』岩井志麻子(双葉社)

2008-06-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
時は、大正。東京帝國大学教授・岩竹林太郎の令嬢として何不自由なく育ち、井内商会社社長令息・井内蒼輔氏の夫人となった、近隣でも知られた美貌の持ち主・露子が、井内家のお抱え運転手であった酒井大紀と鉄道心中を図った。露子は死線をさ迷うほどの重傷を負ったが、大紀は軽傷だった為、現場からひとり遁走。
若き新聞記者・竹中直吉によって書き立てられ、その後全国に広まった彼らの心中話は、やがて流行歌を生み、一大醜聞として世間の話題をさらう。
その後も、露子に下心を秘めた直吉はしつこくかぎまわり、酒井と親しくしていたという、飲み屋で働く醜女・大山ヤスに話を聞きにいく。
一方、九死に一生を得るも、井内家から離縁された露子は、怪しきカフェーの女給となっていた。井内家の義父母からは疎まれた露子だったが、匿われた隠れ家では蒼輔と会い、幼い息子とも度々会っていた。そんな彼女は、我が子に怖い夢を語って聞かせ……

大正時代に実際に起きた心中事件をモチーフとした作品らしいです。
恵まれ過ぎることが人にとって不幸せとなることもある……幸せとは何か、と考えさせられるお話でした。

<08/6/26>