黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『夜市』恒川光太郎(角川書店)

2008-06-09 | 読了本(小説、エッセイ等)
高校時代の同級生・裕司から誘われ、大学生のいずみが出かけた“夜市”……向かった岬の森では、望むものが何でも手に入るという、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。幼い頃、迷い込んだことがあるという裕司は、その時連れていた、自分の幼い弟と引き換えに、野球の才能を買ったのだという。そのことにずっと罪悪感を抱いてきたという裕司は、今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが……『夜市』、
幼い頃見つけた不思議な古道に、友人・カズキと共に入り込んだ、12歳の少年である“私”。そこは別世界であり、本来たやすく出入りすることはできないところだったのだ。そこで出会った古道を旅している青年・レンと、現実世界への出口まで向かう途中、レンと彼の知人らしい男・コモリとのトラブルに巻き込まれ、カズキは命を落としてしまう。そんなカズキを生き返らせるべく、死人を生き返らせることができるという寺に、レンと向かう中で、彼の生い立ちを聞くことに……『風の古道』の2編収録。

再読です。
久しぶりに読みましたが、やはり良いですね~♪

<08/6/9>