黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『さようなら、うにこおる』小島水青(中央公論新社)

2013-07-01 | 読了本(小説、エッセイ等)
小学生の頃、母・ゆり子に捨てられ、その兄である伯父・柳太郎の家に引き取られた紺子。人付き合いの苦手な彼女は、高校卒業後、細々と漫画を描きながら伯父の所有する古いアパート・富士見荘でひとり暮らしをしている。
ある日、洗濯物を取り入れていた紺子は、蜜蜂に刺され、その蜂が自分の蜂だという蜂飼いの青年に出会う。
そんな中、アパートの階下に越してきた男女…ハギオとフジと関わるようになった紺子だったが……

人付き合いが苦手な女の子が出会ったちょっと秘密を漂わせる人たちとの交流。ちょっとファンタジックなお話。
「うにこおる」はユニコーン。表紙の絵に象徴されていますが、作品に漂うちょっと不思議な雰囲気と透明感が魅力的ですね。

<13/7/1>