Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

タカラ版「明日へ向かって撃て」

2005-10-27 21:28:27 | Weblog
 Q:今の生活に張りがありません。どうしたらいいでしょうか?

 A:環境を変え、生活に刺激を与えましょう。

 職場では、書類作成のためExcel、Wordでキーボードをたたきつつ、書類とにらめっこし、家に帰ればインターネットをうろついて、いいネタがあったらブログを更新する・・・一日の時間の大半をPCの前で過ごすようになってしまったら、もう生活にケンもメリーもあったものじゃない・・・いや、メリもハリもあったものじゃない!

 ほら、そんなだから気の利いた洒落も浮かばずに、派手にすっころぶんですよ!

 そんなマンネリ生活に一石を投じるかもしれない、画期的な周辺機器がタカラから発売されました。

「射程距離に入った」「てーーーー!」──タカラがつくるとPC向けパーツはこうなる ITmedia

玩具メーカーが考えるPC周辺機器、それはUSB接続タイプの「秘密基地」。

 「射程距離に入った」「てーーーー!」──大人になったから、また、わくわくしたい。そのようなコンセプトのUSBパーツが2006年初旬に発売されるという。


 秘密基地と言うと、男ならだいたい、子供の頃に作ろうとして「挫折」しているか、作ったとしてもそのしょぼさ加減に「絶望」するか、満足するものができても「飽きる」事によって放棄してしまうかを体験していると思いますけど。ちなみに私は全部体験済み。田舎の子ですからね。

 そうなってしまう原因としては、「理想と現実のギャップ」が一番大きいと思いますが、フィクションの世界の秘密基地なんてのは、ナチュラル寄りだろうがサイバー寄りだろうが、小学生にとってはどちらも「オーバーテクノロジー」以外の何者でも無いわけで。そりゃ、計器類がいっぱいあったり、意味もなくレバーやボタンがたくさん付いている操作パネルにはあこがれますが、子供に「用意しろ」って言っても無理な代物ですからね。

 で、今回タカラが用意したのは「サイバーよりの秘密基地」・・・気分を味わえる周辺機器群。

 代表的なもの、と言うかもっとも馬鹿馬鹿しい(ほめ言葉)ものを紹介すると、

ファイヤーランチャー

ファイヤーランチャーは、前後に動かせるコントロールレバーに5つアプリケーション選択ボタンを装備し、戦闘機のスロットルレバーのような形状をしている。

 アプリケーションボタンを押し、レバーを倒すとアプリケーションが起動する。いわゆるランチャー、最近のキーボードに備わっているアプリボタンのようなものだ。しかしボタンを押すと起動準備が完了した旨の演出ムービーが再生され、レバー操作により「発進ーーー!」とった意味深なイメージ表示がなされたあとにアプリケーションが起動する。


これだけだと、うまく馬鹿さ加減が伝わらないかもしれません。で、写真付きで流れを説明している部分も引用。(左上)とかかかれている部分には、写真が相当します。是非元の記事を参照していただきたい。

レバーに備わるアプリ選択ボタンを押すとコマンダーらしき人が準備完了!と教えてくれる(左上)、レバーを倒すことで起動する!(右上)、コマンドプロンプトのようなウインドウがいくつか表示され……(左下)、……電卓が起動する(右下)。電卓1つ起動するのに、この気分の高揚感ったらない

 もう、本当に大馬鹿!(だからほめ言葉なんですってば)
 そんな無駄プロセスを費やして電卓を起動するなんて・・・ああもう!

 この写真を見ると、タカラがどこへ行こうとしているのか、片鱗が見えてくると思いますが・・・ここまで徹底して歌舞かれると、すがすがしいですね。と言うか、何か一つほしくなっちゃいますね。

 とはいえ・・・実際に使うとなると、「どれもいらない」というのが正直なところ。前述のランチャーにしても、「3回くらいで飽きる」様な気がするんですが。アプリを起動するたびにいちいちコマンダーの支持を仰いでいたんでは、そりゃネットオークションで買い時を逃しますわな。

 傍らに置いておいて、気が向いたときに使ってみてげらげら笑う・・・ここら辺が落としどころだと思うのですが・・・。
 ただ、グリッターパネルは使えるかな、と思います。ディスプレイ領域を占有せずに情報を表示できるのですから、意外に使える幅が広いのでは?と思うのですが。2インチ液晶パネルでガワをスタイリッシュにしてくれたら欲しいですねえ・・・白黒でいいですから。

 HORIのペリボーグ・・・はちょっと方向性が違いますけど、PC市場が円熟してきて、そろそろ方向転換の時期かもしれませんね。

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