Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

静脈でスタート

2005-10-12 20:21:21 | Weblog
 ほんの10年くらい前までは、車にかぎつけっぱなしで駐車場に置いておいても全然平気な時代でした。しかし、最近は物騒になったもので、車両盗難なんてごくふつうにある脅威になってしまいました。

 車両盗難を防ぐために有効なのが、まずイモビライザーに代表される盗難防止装置があげられますが、それでもエンジンはかかってしまいます。トヨタのクラウンや、ヴィッツ、プリウス、メルセデスの電子キーのように特殊なキー形状、認識方法なら、抜け道を使わない限りはまず盗まれません。

 それでもキー自体を盗まれればもう、元も子もないのは従来通り。じゃあどうすればいいか・・・という事を考えた結果、「車も生体認証でいいじゃん」と考えた人がいるんです。

日立、指静脈で車のエンジンをかけるシステム開発

 考えた人は日立の人でした。考えてみれば、キーを回さずに「ボタンを押して電源を入れる」車も結構増えていることですし、生体認証をキー代わりにするというのは、鍵をなくす危険もないし、荷物も減るし、他人に盗まれる事は激減するし、便利なことこの上ないですね。

 ただ、「他人に運転させるとき」とかは面倒ですよね。まず自分がエンジンかけてから席を譲らなければいけない。あと、指をけがして包帯を巻いていたときとか。・・・いや運転しないか、そんなときは。でも絆創膏程度なら十分あり得ますよね。別の指を登録していれば特に不自由はないわけですが。

 車はあくまで移動手段ですので、目的地に着いてからは駐車場に置いておくわけです。家にいるときも、基本的には持ち主の目の届かない場所にあることになります。そう考えると、もっと盗難に関して考えた方がいいのかなあ・・・とも思いますけどね。何より効果ですし。
 それよりも車上荒らしの方が怖いと思う今日この頃。