Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

喫煙は病気?

2005-10-18 20:22:11 | Thinkings
 たびたび話題にしている喫煙について。今まではマナーに重きを置いて来ましたが、それもこれも、突き詰めれば「健康」と「環境美化」に集約されます。
 今回は健康の方に関する記事を紹介したいと思います。

 今までは、たばこに対して「嗜好品」という位置づけであり、一般的な認識として、ニコチン中毒であっても明確に病気とはされていませんでした。
 しかし、それも近いうちには変わるかもしれません。

喫煙は「病気」 9学会、初の治療指針 Sankei Web

 たばこを吸うのは「ニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病」であり、患者(喫煙者)には「積極的禁煙治療を必要とする」-。日本循環器学会など九学会の合同研究班が十八日までに、「禁煙ガイドライン」を作った。一般医師向けの初の治療指針で「たばこを吸わない社会習慣の定着」が目標。カウンセリングや患者自身でできる行動療法の具体例に加え、女性には美容にも悪影響であることを知らせるなど、患者に応じた治療方針を盛り込んでいる。

 つまり、「明確に病気とカテゴリ分けすることで、治療意欲をだす or 新たな喫煙者を出さない」という効果を狙ったものだと思いますが・・・これで、禁煙に「治療」という言葉をつけられますね。

 今までアルコール中毒は一般的に病気として認知されているのに、ニコチン中毒は本人の嗜好の問題で片付けられていた感がありますので(少なくとも、私の周りでは)、これを機にやめる方向へ動く人がいくらかでも出てきてくれればと願ってやみません。

 私には、金銭的にも肉体的にも「何でたばこを吸うのか」理解できないですけども、その当たりは、私が「何でおかしな飲み物を率先して飲むのか」理解されないのと同じように、人それぞれの問題であろうと思います。
 それでも、喫煙が自分の家族や周りの他人に対して、ダイレクトに悪影響を与えるのは事実な訳で。自分で死ぬのは自業自得でしょうけれど、残された家族とかの事を考えて、一度「喫煙依存は病気である」ということに真摯に向き合ってもらいないものか?と考えますが。

 ・・・そんな危ないものなら、国がもっと規制しなよ?というのは今更ですが。