Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

即席ラーメン「マルちゃん」、動詞になる

2005-10-22 19:51:22 | Weblog
 日本で即席ラーメンといえば、10人中9人くらいが「カップヌードル」と答えると思いますが、メキシコでは「マルちゃん」と答えが返ってくるようです。

 それだけではなく、今やマルちゃんは、メキシコの代表的なカップメンというだけでなく、伝統的な量を脅かす存在にまでなっているらしいです。

日本の即席ラーメン「マルちゃん」 メキシコで国家的人気 産経新聞

【ロサンゼルス=岡田敏一】日本の即席ラーメン「マルちゃん」がメキシコで国家的規模の人気食品になり、メキシコの伝統料理が危機にひんしている-。こんな記事を二十一日付の米ロサンゼルス・タイムズ紙が一面で紹介した。メキシコでは「マルちゃん」という単語が「簡単にできる」「すぐできる」という意味で使われるという。

 平均日給1400円だが、マルちゃんは一食分50円。早くて安くてうまい、というまるで牛丼のキャッチフレーズのようなもっともな理由によって、今、メキシコの食生活を席巻しているとのこと。そのおかげでメキシコの伝統料理が食卓に上らなくなる、糖尿病や肥満が増える・・・つか、どこぞの貧乏学生ですか?
 人間いくらうまくても、毎日食べていれば飽きるもの。ご飯とかパンは、毎日食っても飽きないですが、それは特別にうまくもまずくもないからでしょう。カップ麺だって毎日食べていれば絶対飽きるし、元の食事を食べたいとも思うようになるでしょう。そこまで心配する問題なのかなあ。

 私はそれよりも、

 同社は「先日もメキシコの新聞が、審議を早々と打ち切った議会を『議会がマルちゃんした』と記事にした。いまや動詞として使われるようだ」と話している。

 向こうの言葉をもろに浸食している事の方をもっと深刻に受け止めるべきだと思いますが、どうでしょう?

 いくら便利なものでも、程度を過ぎれば毒になる・・・日本で同じ状況にならなかったのは、カップ麺や即席麺が出てきたときに「食べ過ぎると体に悪い」という風評が広まったからだろうとは思いますけど(カップ麺も出た当初は高かったし)、メキシコではそういう「マイナスイメージ」がつかなかったのかもしれませんね。

最新の画像もっと見る