Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

国内勢頑張れ!東芝が”全部入り”Androidタブレットを準備中

2010-08-25 20:24:14 | Digital Devices

 昨年まではあんなにも猛威をふるっていたネットブックですが、今年に入ってからぱったり話題に上らなくなりました。特需に湧いていたメーカー各社としては、次の「柳の下のドジョウ」をゲットすべく、日々市場動向へと目を光らせているわけですが・・・中国のパチモノメーカーや台湾のPCベンダーの動きからすると、携帯電話以外の分野で大きな注目と売り上げをさらっているタブレット(※ただしiPadに限る)に照準を合わせているようです。

 とは言え、iPadをコピーするにもiOSが手に入りませんから、ベンダー各社がこぞって採用しているのがAndroid。何よりオープンソースで導入コストがかかりませんし、カスタマイズが最小限でもそれなりのパフォーマンスを発揮しますから、iPadに対抗できる低価格デバイスを作るのに最適・・・と言うわけです。元々モバイルデバイス用に開発されましたから、要求スペックも高くないですしね。

 このような流れの中、元気がないのは日本企業各社。Android搭載のスマートフォン端末はシャープやソニーがリリースしてきましたが・・・東芝がタブレットを投入するようです。まさに、満を持して。

東芝がAndroidタブレットを準備中、HDMI端子付き・Tegra 2採用? engadget

東芝のAndroidタブレットらしきものが、Notebook Italiaに掲載されています。Androidらしい4つの物理ボタン、スクリーン上部のウェブカメラっぽいものが見てとれるほか、続きに掲載した側面写真からはHDMIポートやUSBポート、ドッキングポートなども読みとれ、徹底的にポート類の搭載を見送った / 排除したiPadとは対極のデザインです。

 まだリーク情報の段階ではありますが、とにかく圧巻なのはポートがてんこ盛りであること。引用部分にあるUSBやHDMIのほか、SDカードスロットらしきものも確認出来ます。これだけあれば、拡張には困らなさそうですが、それらを搭載した分、やや分厚くなっている感は否めません。また、Tegra2が搭載される見込みと言うことで、HDMI出力に見合うHD映像再生が期待できますが・・・

 果たして、価格はいくらくらいになるんでしょうか?ここまで豪華仕様だと、いくらAndroidといえど結構なお値段が予想されますが、なんとしてもiPadを下回る価格設定でお願いしたいところ。また過当な価格競争に陥ってしまうのはこちらも御免被りたいですが、iPadの知名度を切り崩すには、当面の感は価格が大きな武器になる事は否めませんから。

 東芝がリブレットを発表したこと、そしてかつてのダイナブックがPCの世界にのこした爪痕はまだ消えていません。きっと。
 今度のAndroidタブレットも、「黎明期のマイルストーン」として燦然と輝くデバイスになる事を願ってやみません。

 ・・・本当に最近の東芝は輝いてるなあ・・・