
今年に入って2月の別府大分、3月のソウル国際と、冬場は体調不良と直前の故障も重なり満足な状態でスタートラインに立つことが出来ないレースが続きました。
そしてようやく冬場の故障が癒えた4月の伊達で、再びアキレス腱炎を患ってしまい、練習も全く出来ず、悪い状態のまま、5月の豊平川ハーフ、ノーザンホースに突入。
そこで完全に走れなくなりました。
前半の目標にしていた札幌国際ハーフの切符なぞもってのほかで、そこからはほぼ完全にランオフ生活に入りました。
しかし、そのまま何もしないわけにはいかず、6月には近くのスポーツクラブホリデイへ入会。
心配機能をなるべく落とさないよう、バイクを中心にトレーニングを続けました。
たまゆらんにも顔だけしか出すことができず、6月の後半からは、たまゆらんでもスピード練習を取り入れましたが、出すのは口だけ状態のインチキコーチに・・・・・
そして7月。次第にアキレス腱の腫れも納まり、走ることができるようになりました。
が、北海道マラソンの前哨戦として参加していた釧路30kmにはエントリーさえしておらず、代わりの士別ハーフも慎重をきして、これもエントリーを見送りました。
まともにたまゆらんの練習に入れたのは7月後半でした。
それでも慎重には慎重をきして、それ以外は一切スピード練習はせず、ひたすら距離を踏む日々。
7月は404km、8月もこの北海道マラソン前日まで386kmでした。
故障でゆっくりでもいいから距離踏むことを目標に走ったとはいえ、暑い夏にこれだけ走ったのもまた初めてでした。
試走を含めてアミノ洞爺湖合宿、R.Nuts練習会と、30kmを一度に走った回数は7月、8月で5回。
それ以外は15km以下の積み重ねでした。
そして迎えた北海道マラソン2011スタートです。
R.Nuts結成依頼、一度も着たことのないチームウェア。
タイムは別にしても、しっかりと最後まで走りたいと思いました。
腰にはパワージェル、カーボショッツ、ベスパを伸縮性の良いポシェットに入れて身につけました。エネルギー切れへの対処です。今まではランパンの後ポケットに入れたり、簡易ポケットを付けてもらって入れていましたが、これはぴったりフィットして快適です。
スタート前はR.Nutsメンバーのゆもいさん、なっちゃん、にっしと最後のトイレを済ませ、全員でAブロック最後尾へ。
昨年よりも湿度は低いものの、逆に気温が高くなった道マラ。
スタートも車線制限がされ、全車線を使ええない状態、しかも少しでも炎天下を避けようとほとんどのランナーさんが、コース右側の木陰へ寄っている状態でした。
スタートまで10分前。
直前にもらった水のペットボトルで水分補給をしながらスタート待ちます。
チームでいるとその待ち時間もあっという間でした。
知らないうちに3分前。
ガーミンをセットしているともう10秒前。
ランナーの塊がググッとスタートラインに寄せます。
北海道マラソン2011がスタートしました。
約半年振りのフルマラソン。3ヶ月半ぶりのレースです。
前々日ぐらいまで考えていたペース設定は、4分20秒くらいで25kmの折り返しまで行き、余力があればそこから上げていくつもりでした。
なんせスピード練習はもとより、マラソンペースを意識したトレーニングさえしていませんから、今の自分がいったいどのペースならフルを走れるのかさえわかりません。
それに加えてこの暑さ。
スタート前日にチームメイトのゆもいさんが設定した、サブスリ-達成のためのシュミレーションペース表。
なっちゃんのペースメーカーとしてそのシュミレーションを実践するつもりと聞き、一緒に行けるところまで行こうと決めました。
なによりスタート直後の3km設定が4分半でしたので突っ込みを抑えられます。
スタートブロックで飲んでいたペットボトルを持ったまま4人でゆっくり入りました。レースでこんなにゆっくり入ったのは本当に久しぶりです。
幌平橋でアミノのタンバリン隊に手を振ります。次会えるのは16km地点。
1km 4'32
2km 4'27
3km 4'33
4km 4'27
5km 4'19
スタートラインを越えるまでのタイムが約18秒でした。
このラップタイムはガーミンのものです。全部足しても20秒程足りませんが、大きな違いではないのでこれに沿って振り返ってみたいと思います。
このコースの最高点は4km地点の天神山付近です。3km地点から折り返すように中の島通りへ出て約1㎞です。
沿道の応援を楽しみながら、チームメイトとペースを確認しながらゆっくり、ゆっくりを意識して入りました。
しかし、にっしが少しずつ前に出て行きます。
「大丈夫かぁ~」。
手にはペットボトル。なっちゃんも自分のドリンクを回してくれました。呼吸もすごく楽です。
でも「今だけだろうなぁ」とは思ってましたけどね。
平岸街道に入ってコースは延々と下りになります。
コース変更になって3年目。
変更になる前からこの平岸街道は変わりませんが、新川通りを往復するコースになり、新川通りが道マラの難所、目玉と取り上げられています。
確かにコースの4分の1以上を占める新川通りは、20kmから32kmと、マラソンの一番のポイントになる部分であり、フィジカル的にも、メンタル的にもポイントとなるのは間違いないのですが、私的にはそのポイントをポイントたらしめる鍵を握っているのは、この平岸街道をどう走ったかにかかっていると思っています。
特にサブスリ-を狙おうとしているランナーから後の人達にとっては。
5km通過タイム: 22分18秒
6km 4'13
7km 4'16
8km 4'16
9km 3'25
10km 5'05(9kmから10㎞は創成トンネルに入ったのでガーミンが補正をしたため正確なタイムとれず)
例にもれず、平岸街道からペースが上がっていきます。
上げようとして上げたのではなく、気がつくと上がっちゃうんです。
1㎞毎に確認し、ペースを修正しようと思ってもここまで抑えるので精一杯でした。
気持ちよく走れちゃうんです。
それでもゆもいさんのペース設定では3km過ぎ以降に4'15/㎞まで上げることになっていましたから一応予定通り
逆になっちゃんのペースが上がってこないようで、後ろを気にしながらいきますが、次第に離れて行きました。
そしてにっしは・・・・・・・・・
すでに遥か前方に行ったらしく、影も形も見えません。
「大丈夫かぁ~」
「でもこのままいったら道マラでとんでもないタイムだすの」
「いやいや、新川通りで追いつくなこりゃ」
なんて考えながら創成トンネルへ。
昨年はここで大○○ション大会となっていたのですが、今年は警備員の方が立ってました。
もしかして取締り
しかし、私が通った時もいました。 1名。
この創成トンネル出口で後ろにいたゆもいさん、なっちゃんが追いついてきました。そして10km通過。
10km通過タイム 43分33秒(5km:21分15秒)
つづく・・・・・
面白すぎです~
雰囲気が伝わってきますよ(^-^)/
気長にお付き合い下さい。