ボブという名のストリート・キャット 著:ジェームズ・ボーエン
ノンフィクション小説といってもよいのかもしれない
英国で、ホームレス生活を余儀なくされた青年が、
一匹の猫と出会って、社会との関係を取り戻していく、
なんていう、非常に心温まるというか
いいお話でありました
著者本人が、なかなかのアウトローというか、
どっかで道を間違えたという感じなわけでありまして、
ミュージシャンを目指していたところ、
気付いたら、ジャンキー(麻薬常習者)になっていたという
本当に、よくある話の人物でありまして、
この本で興味深いところは、
英国における、こういった青年の取り扱い方でありました
麻薬取り扱ってるやつを更生する施設というか仕組みが、
なんとも至れり尽くせりなんじゃないか、
社会福祉が、凄いしっかりしてんじゃないかと
慄いたのであります、
こんな身勝手なやつも、なんとかしようと制度がある英国って、
本当に凄い国なのではないかしらと
思わされたりしてしまう
ビッグイシューという雑誌の販売についても、
大坂でたまに見かけるなと思っていたが、
こういう仕組みだったのかと知ってしまうと
次見かけたら買ってあげないとだめかもしれないと思わされるのである
こういう仕組みって、凄い興味深いものだわ
まぁ、そういう政治的背景はさておいて、
ともかく、ジャンキー崩れで、少し持ち直していた様子もあるのだけども、
路上パフォーマーで、お駄賃をもらうことで生計をたてるという
まさにその日暮らしで過ごしていたところ、
一匹の猫と出会って、可愛がっているうちに、
猫のために働こうと思い直すという
まぁ、猫好きからしたら、しめたものという感じのお話
でも、実際こういうことはありそうだよねと
納得もしてしまうのであります
社会から、どうやっても孤立せざるをえない状況なのは確かだけども、
それはそれで、戻ろうにも戻れないという状況に
据え置かれるというのは、確かによくないかもしれない
そこで、猫というパートナーを手に入れたことで
他者とのかかわりについて、真剣に考えるようになった
特に、猫を他者として、仲間として考えるというのが
ステキじゃありませんかという
カウンセリング的な効果まであってと
読んでいて微笑ましかったのであります
奇跡の猫のような扱いでありましたが、
茶トラのりりしい猫のようで、
肩に乗せて歩いているという話が出てくるんだが
実際に写真を見てみると、猫が大きいので驚いたのでありました
むっちゃ大きいトラ猫でやんの、可愛いけど、
思ってたのと大分違う
でもまぁ、そんなことはさておいて、
このおかげで青年は家族ともうまく関係を戻せそうになるし
いいことづくめで、今も続いているというお話なのでありました
でも、猫の寿命を考えると、やがて訪れるそのときに
彼はどうなってしまうんだろうかと
一抹の不安も覚えてしまうのである
ノンフィクション小説といってもよいのかもしれない
英国で、ホームレス生活を余儀なくされた青年が、
一匹の猫と出会って、社会との関係を取り戻していく、
なんていう、非常に心温まるというか
いいお話でありました
著者本人が、なかなかのアウトローというか、
どっかで道を間違えたという感じなわけでありまして、
ミュージシャンを目指していたところ、
気付いたら、ジャンキー(麻薬常習者)になっていたという
本当に、よくある話の人物でありまして、
この本で興味深いところは、
英国における、こういった青年の取り扱い方でありました
麻薬取り扱ってるやつを更生する施設というか仕組みが、
なんとも至れり尽くせりなんじゃないか、
社会福祉が、凄いしっかりしてんじゃないかと
慄いたのであります、
こんな身勝手なやつも、なんとかしようと制度がある英国って、
本当に凄い国なのではないかしらと
思わされたりしてしまう
ビッグイシューという雑誌の販売についても、
大坂でたまに見かけるなと思っていたが、
こういう仕組みだったのかと知ってしまうと
次見かけたら買ってあげないとだめかもしれないと思わされるのである
こういう仕組みって、凄い興味深いものだわ
まぁ、そういう政治的背景はさておいて、
ともかく、ジャンキー崩れで、少し持ち直していた様子もあるのだけども、
路上パフォーマーで、お駄賃をもらうことで生計をたてるという
まさにその日暮らしで過ごしていたところ、
一匹の猫と出会って、可愛がっているうちに、
猫のために働こうと思い直すという
まぁ、猫好きからしたら、しめたものという感じのお話
でも、実際こういうことはありそうだよねと
納得もしてしまうのであります
社会から、どうやっても孤立せざるをえない状況なのは確かだけども、
それはそれで、戻ろうにも戻れないという状況に
据え置かれるというのは、確かによくないかもしれない
そこで、猫というパートナーを手に入れたことで
他者とのかかわりについて、真剣に考えるようになった
特に、猫を他者として、仲間として考えるというのが
ステキじゃありませんかという
カウンセリング的な効果まであってと
読んでいて微笑ましかったのであります
奇跡の猫のような扱いでありましたが、
茶トラのりりしい猫のようで、
肩に乗せて歩いているという話が出てくるんだが
実際に写真を見てみると、猫が大きいので驚いたのでありました
むっちゃ大きいトラ猫でやんの、可愛いけど、
思ってたのと大分違う
でもまぁ、そんなことはさておいて、
このおかげで青年は家族ともうまく関係を戻せそうになるし
いいことづくめで、今も続いているというお話なのでありました
でも、猫の寿命を考えると、やがて訪れるそのときに
彼はどうなってしまうんだろうかと
一抹の不安も覚えてしまうのである
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