CLASS3103 三十三組

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青天を衝け 篤太夫と最後の将軍

2021-07-18 20:44:01 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「青天を衝け」
視聴完了しました
これで一か月お預けか、よいところまで進んだという感じじゃないのが
ちょっと気になるというか、朝ドラの方は綺麗にまとまったのに
残念だけど仕方ないかという塩梅であります
とはいえ、一足早いご一新といった感じで
文明開化の音がする感じは楽しかったのでありました

慶喜の立場、薩摩のやりよう
このあたりは、個人的に思うままの描かれ方だったので、
やっぱり薩摩は許せないという感じなのであるけど
このはかりごとは、結局薩摩単独であったのか
この頃から長州があまり出てこないというのは
物語の都合なのか、実際に、徳川→薩摩→長州という流れで
政権移譲が整っていったという感じだったのかと
考えさせられるところであります
長州があえてそうさせていたというのも考えられるけども、
そこに載せられた薩摩が浅かったというでもなかろうに
なんとも政治的なそれこれが、明治の内容とはいえ
いまだはっきりしないのは面白いところである
まぁ、見え方で何もかもが変わってしまうのが歴史というやつだから
今後も、はっきりと何とはならないんだろうが
不思議に感じるところである

パリの方は、水戸藩士の面白おかしい部分くらいしか
正直見どころがなかったような感じだったけども
あの状態で幕府が瓦解してしまった場合、
彼らは亡命者というか、どういう扱いになるんだろうと
結構考えるほど怖いことだなと思ったりした次第
かつて伊達藩とかが送り込んでいた遣欧使節とかもそうだけど
個人ではどうすることもできない
政治的事象に巻き込まれてしまう、最先端を見てきた男たちというのは
その後、自分たちをどう売り込むか、生きていくためと
活かしていくためと、あれこれ考えさせられる
波乱万丈さがあるなと思うばかりなのである
優秀な人が送り込まれているんだから、結局そういったことも
乗り越えて続いてくるという話だともいえるんだが、
見ている、あるいは、聞いている分には面白いことこの上ない冒険譚である

さておいて、予想外に慶喜人気が高いということに
岩倉が圧されているのがちょっと面白かったけども、
すっかり戦闘狂みたいになっている西郷さんが、なかなか怖いというか
あえて薩摩というくくりでしか描いていなかった西郷さんという人が、
薩摩そのものの意志と同じなのか、
先日しかめっ面していた久光との関係が描かれていない中での同郷人としての立場は
このドラマに限ってという描かれ方なのかなと思ったりして、
あの西郷さんが、薩摩の人という役割だけなんだなと思わされたりしたのでありました
まぁ、そんな細かいところを描いていたら
物語がまとまらないわけなんだけども、
そういうところもあるというのが、歴史ドラマの面白いところだと
つくづく感じ入ったのでありました
思いのほか出番が多いし、いい感じだけに楽しい

とりあえず一か月くらい先送りとなってしまうのが
残念極まりないけども、とりあえず、今日まですごく楽しかったので
オリンピック明けも、とても楽しいドラマであって欲しいと願うのでありました


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