唐玄宗紀 作:小前 亮
唐の玄宗皇帝一代記といった内容でありましたが、
その実、それを支えた宦官・高力士の物語でありました
前回読んだ、楊貴妃の物語で、
ある宦官なんて思っていたんだが、
どうやら玄宗にとっては、非常に重要な人物だったようで
この高力士の才覚が、玄宗の治世において
すばらしい働きをしていたと
それを理解できたのでありました
物語では、玄宗がどのように唐の皇帝となったか、
そして、楊貴妃との劇的な出会いと愛、
その間、画策して働き続ける力士の姿と
まぁそういうのが、描かれていたのでありますけども
何がいいって、玄宗と力士の関係、
主従の絆というのがステキに描かれすぎていて
皇帝に尽くすものの物語として
大変面白く読めたのでありました
実際にどうだったのかわからないけども、
三国志なんかでよく見る宦官とは
一線を画したといえばいいのか、実際は似たようなものかもしれないが
皇帝に忠義を尽くす、官僚として優れた宦官が
大変魅力的に思える内容だったのであります
これで唐、特に玄宗に関する物語を二つ読んで
どちらも、楊貴妃の最期を高力士がつかさどったというのは
確かのようでありまして、さらには、
その後、死体が見つからないというのも
神仙の物語のようでもあり、実際に、そうであったと
そのあたりが定見というか、お約束になっているようで
感動といったらいいか、覚えたのであります
今回の物語では、政争がうまく描かれていて
派閥から、宰相の姿が描かれたりというのが
読んでいて斬新に思えて、楽しかったのであります
現代風でもあるが、政治劇だと不思議に唐のそれでも
すんなりと読めてしまうというのが
なかなか、新鮮な体験でありました
ともかく、玄宗という皇帝がどれほど優れていたか、
そして、それを支えた高力士がどれほど素晴らしかったかと
一方的な描き方とはいえ、非常に好感を覚えて
読み終えた小説でありました
綺麗にすぎるのかもしれないが、大変面白い物語だったと
個人的に満足なのであった
唐の玄宗皇帝一代記といった内容でありましたが、
その実、それを支えた宦官・高力士の物語でありました
前回読んだ、楊貴妃の物語で、
ある宦官なんて思っていたんだが、
どうやら玄宗にとっては、非常に重要な人物だったようで
この高力士の才覚が、玄宗の治世において
すばらしい働きをしていたと
それを理解できたのでありました
物語では、玄宗がどのように唐の皇帝となったか、
そして、楊貴妃との劇的な出会いと愛、
その間、画策して働き続ける力士の姿と
まぁそういうのが、描かれていたのでありますけども
何がいいって、玄宗と力士の関係、
主従の絆というのがステキに描かれすぎていて
皇帝に尽くすものの物語として
大変面白く読めたのでありました
実際にどうだったのかわからないけども、
三国志なんかでよく見る宦官とは
一線を画したといえばいいのか、実際は似たようなものかもしれないが
皇帝に忠義を尽くす、官僚として優れた宦官が
大変魅力的に思える内容だったのであります
これで唐、特に玄宗に関する物語を二つ読んで
どちらも、楊貴妃の最期を高力士がつかさどったというのは
確かのようでありまして、さらには、
その後、死体が見つからないというのも
神仙の物語のようでもあり、実際に、そうであったと
そのあたりが定見というか、お約束になっているようで
感動といったらいいか、覚えたのであります
今回の物語では、政争がうまく描かれていて
派閥から、宰相の姿が描かれたりというのが
読んでいて斬新に思えて、楽しかったのであります
現代風でもあるが、政治劇だと不思議に唐のそれでも
すんなりと読めてしまうというのが
なかなか、新鮮な体験でありました
ともかく、玄宗という皇帝がどれほど優れていたか、
そして、それを支えた高力士がどれほど素晴らしかったかと
一方的な描き方とはいえ、非常に好感を覚えて
読み終えた小説でありました
綺麗にすぎるのかもしれないが、大変面白い物語だったと
個人的に満足なのであった
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