豊田章男 著:片山修
トヨタの現社長である豊田章男氏について記した本でありました
表層的にしか知らないけども、
この社長は本当にすごい人だと思っていたので、
こういう本を読めるのはラッキーとばかりに読んだんだが、
苦難の連続と、その哲学と生きざまが
結構衝撃的で面白かったのであります
個人的には、もっとトヨタ内での軋轢とか
そのあたりをルポしてほしかったかもと思ったんだが、
提灯とまではいわないけども、あくまで社長個人の人柄と
それまでの道程を記すことだけに終始しているので
若干物足りないとは感じたんだが、それでもやっぱりすごい人の話は面白い
レーサーとしてのモリゾウという素顔の話は
結構有名になりつつあるけど、実際にそこに至るまでの経緯とかは
かなり興味深くて、本当に車が好きになったんだろうなと
しみじみ思わされたのであります
結局、何かを好きだと、それに突き抜けてしまっているという
そういう人物が、ただただ好きなだけかもしれんと
自分で読んでいて、共感するところというか、
感動するところに覚えるわけでありますが
無茶をしているんではなく、車の楽しさを満喫していて
それをどうにか、様々な人にと考えているんだろうと
そういうあたりがとてもよいなぁと思わされたのでありました
とはいえ、苦難の連続であった社長になってからの、
リーマンショック、リコール問題、311大震災等
未曾有の出来事に飲み込まれそうになりながらも、
トヨタという大企業を支えてきた手腕というか、その人柄は
本当にすごいことだと手放しで賞賛したくなるところ
哲学というか、やろうとしていることと、やりたいことがはっきりしていて、
その発露の仕方が、独特だけど面白いなと
これが、いわゆる理系畑の経営者ではないところというものなんだろうかと
読んでいて思ったのである
また、体育会系で、それを前面に出していた若いころというのも面白いエピソードだった
個人的には、リコール問題での苦難がもっとも応援したいと思わされた出来事だっただけに、
そこでの社長としての覚醒があったというのは、ある種の用意されたイベントのようにも感じて
すごいことだなと感心というか、感動したのでありました
この本には何もないことだが、あのときの政府ふくめ、すべてが敵にまわったという感じが
傍目にみてて、トヨタがかわいそうすぎるし、そのために、日本は何もしないしできないんだと
ユーザーですらない自分が思ったくらいなんだが、
そういうことはおくびにも出さず、じっと耐えて、そして乗り越えてきたというのが
本当にも、すごく感動的だと思ったのであった
ああいった事件に恨み言をもらすのではなく、どうしていくべきかと
前を向くということがとても大切だというのは、
書いてあるのは当たり前で、そのとおりだろうが、
やってのけるのが、どれほど大変かと、つくづく感動したのでありました
あとは、全然知らなかったけども、マツダとの取り組みの重層なことに驚いて
そこに、モリゾウとしての顔もありつつ、
本気で車をよくしていこうという気概が共鳴したかのようなやりとりがあったようで
これもまた、いいなぁと思わされたのでありました
まぁ、こうやって本で読んで、そして、トヨタとの関係がほとんどないという立場だからこそ
ただすごいと楽しめるというか、感動できる内容で、
実際にトヨタという王国に少なからずかかわっていると、
もっと違う見方というか、様々なこともあるんだろうと思いつつ
個人的には、関係者ではないということも含めて
大変面白く読めて、これからも応援したいと思える内容だったと
思うのであった
ガソリン車なくなるのはやだなぁ
トヨタの現社長である豊田章男氏について記した本でありました
表層的にしか知らないけども、
この社長は本当にすごい人だと思っていたので、
こういう本を読めるのはラッキーとばかりに読んだんだが、
苦難の連続と、その哲学と生きざまが
結構衝撃的で面白かったのであります
個人的には、もっとトヨタ内での軋轢とか
そのあたりをルポしてほしかったかもと思ったんだが、
提灯とまではいわないけども、あくまで社長個人の人柄と
それまでの道程を記すことだけに終始しているので
若干物足りないとは感じたんだが、それでもやっぱりすごい人の話は面白い
レーサーとしてのモリゾウという素顔の話は
結構有名になりつつあるけど、実際にそこに至るまでの経緯とかは
かなり興味深くて、本当に車が好きになったんだろうなと
しみじみ思わされたのであります
結局、何かを好きだと、それに突き抜けてしまっているという
そういう人物が、ただただ好きなだけかもしれんと
自分で読んでいて、共感するところというか、
感動するところに覚えるわけでありますが
無茶をしているんではなく、車の楽しさを満喫していて
それをどうにか、様々な人にと考えているんだろうと
そういうあたりがとてもよいなぁと思わされたのでありました
とはいえ、苦難の連続であった社長になってからの、
リーマンショック、リコール問題、311大震災等
未曾有の出来事に飲み込まれそうになりながらも、
トヨタという大企業を支えてきた手腕というか、その人柄は
本当にすごいことだと手放しで賞賛したくなるところ
哲学というか、やろうとしていることと、やりたいことがはっきりしていて、
その発露の仕方が、独特だけど面白いなと
これが、いわゆる理系畑の経営者ではないところというものなんだろうかと
読んでいて思ったのである
また、体育会系で、それを前面に出していた若いころというのも面白いエピソードだった
個人的には、リコール問題での苦難がもっとも応援したいと思わされた出来事だっただけに、
そこでの社長としての覚醒があったというのは、ある種の用意されたイベントのようにも感じて
すごいことだなと感心というか、感動したのでありました
この本には何もないことだが、あのときの政府ふくめ、すべてが敵にまわったという感じが
傍目にみてて、トヨタがかわいそうすぎるし、そのために、日本は何もしないしできないんだと
ユーザーですらない自分が思ったくらいなんだが、
そういうことはおくびにも出さず、じっと耐えて、そして乗り越えてきたというのが
本当にも、すごく感動的だと思ったのであった
ああいった事件に恨み言をもらすのではなく、どうしていくべきかと
前を向くということがとても大切だというのは、
書いてあるのは当たり前で、そのとおりだろうが、
やってのけるのが、どれほど大変かと、つくづく感動したのでありました
あとは、全然知らなかったけども、マツダとの取り組みの重層なことに驚いて
そこに、モリゾウとしての顔もありつつ、
本気で車をよくしていこうという気概が共鳴したかのようなやりとりがあったようで
これもまた、いいなぁと思わされたのでありました
まぁ、こうやって本で読んで、そして、トヨタとの関係がほとんどないという立場だからこそ
ただすごいと楽しめるというか、感動できる内容で、
実際にトヨタという王国に少なからずかかわっていると、
もっと違う見方というか、様々なこともあるんだろうと思いつつ
個人的には、関係者ではないということも含めて
大変面白く読めて、これからも応援したいと思える内容だったと
思うのであった
ガソリン車なくなるのはやだなぁ