あの日 著:小保方 晴子
話題作を読みました
以前に、検証というか記者さんが書いた
一連の事件を追った本を読んでいたわけで、
ようやくその反対側からの意見が読めると
ちょっと楽しみにしたのであります
読み終わって、整理してみると、
・時間が足らなかったようだ
・知らないうちに、大きな話になってしまったようだ
・はしごをはずされたようだ
と、そんな按配だったのであります
巷では、責任回避の一手だなんて聞いていましたが、
まぁ、実際どこまでが本当なのかよくわからんので、
どうともわれわれ、ただ読むだけの人に
何を断罪することもできないわけでありまして、
実際のところは、やっぱり、前回の記者さんのルポを読んだときと同様、
著者には悪意はなかったように思うし、
それでいて稚拙であり、甘かったのは間違いないなんて
かっこよく片付けてしまうのであります
本を読み終わって、実際のところ、
STAP細胞はあるのかないのか、
そのあたりがよくわからないというか、
この書き方なら、何か、それになりそうなものは
出現、いや、発現してたんじゃないかと
読めなくもなかったところであります
これもまた、どうしようもないというか、
批判は山ほどあげられるし、抗弁も鬼のようにできるだろうと
もう、水掛け論とはいわないまでも、
うまく整理できない材料になっているんだろうなと
そんなことが推し量れて、少し残念な気持ちになったところであります
とはいえ、内容のはしばしに、
これ以上迷惑をかけたくないので、黙っていた
けれど、だいぶ裏切られて悔しいのでここで晴らす
と、まぁそういう論調が多く見られまして、
後だしじゃんけんみたいな本になっている感は
いなめないところ、
それはやっぱり、社会人としていかんのじゃないか、
ちょっと言説が甘すぎるだろうかしらと
感じてしまう、おっさんなのであります
他方、この本でいいというか、なんか、
シンパシーでもないが、何か共鳴めいたものを覚えたところでは、
あらゆる事象が敵となり、かさとなって糾弾してくる恐怖、
それを無責任にあおるマスコミと、
それにあおられて罵る聴衆という図式は、
これまた、気をつけたいところというか
こんだけかわいそうな目にあったのは、確かなのだななんて
思わされたりしたのであります
片方によれば、それくらいのことをしでかしたと
そういう話なんだろうけども、なんだろうか、
情動的すぎるんじゃないかなんて思ったりしたのであります
あとは、本まで出されたこともあってか、
以前に読んだ記者さんの取材方法に対しての怨嗟も見られて、
どうも、笹井先生を追いやったのはその取材じゃないのかと
あの本とは真っ向対立することも書かれていたところが興味深い
確かに、記者さんのなんというか、真実にという、
得体の知れない力を振りかざしての行為は
一種、攻撃でもあったんじゃないかと
これは納得してしまうところでありました
最終的にはというか、理研の対応も
随分悪かったんじゃないかしらというのと、
医学ではないが、学閥めいた何かだとか、
そういう、小保方さんでは計り知れない大きなものもまた
蠢いた結果なんでないかと感じた次第
事件として、なんとなし、無責任な罵倒も許される風潮という
それがあったと個人的にも思ったところでありました
そもそも、何をもって罪というのかというあたりも、
うやむやに終わった事件というか、終わらせられたようでもあるから
やっぱり、全体的にしっくりこない事案だったのだろうと
感じてしまうのであります
長くなった
話題作を読みました
以前に、検証というか記者さんが書いた
一連の事件を追った本を読んでいたわけで、
ようやくその反対側からの意見が読めると
ちょっと楽しみにしたのであります
読み終わって、整理してみると、
・時間が足らなかったようだ
・知らないうちに、大きな話になってしまったようだ
・はしごをはずされたようだ
と、そんな按配だったのであります
巷では、責任回避の一手だなんて聞いていましたが、
まぁ、実際どこまでが本当なのかよくわからんので、
どうともわれわれ、ただ読むだけの人に
何を断罪することもできないわけでありまして、
実際のところは、やっぱり、前回の記者さんのルポを読んだときと同様、
著者には悪意はなかったように思うし、
それでいて稚拙であり、甘かったのは間違いないなんて
かっこよく片付けてしまうのであります
本を読み終わって、実際のところ、
STAP細胞はあるのかないのか、
そのあたりがよくわからないというか、
この書き方なら、何か、それになりそうなものは
出現、いや、発現してたんじゃないかと
読めなくもなかったところであります
これもまた、どうしようもないというか、
批判は山ほどあげられるし、抗弁も鬼のようにできるだろうと
もう、水掛け論とはいわないまでも、
うまく整理できない材料になっているんだろうなと
そんなことが推し量れて、少し残念な気持ちになったところであります
とはいえ、内容のはしばしに、
これ以上迷惑をかけたくないので、黙っていた
けれど、だいぶ裏切られて悔しいのでここで晴らす
と、まぁそういう論調が多く見られまして、
後だしじゃんけんみたいな本になっている感は
いなめないところ、
それはやっぱり、社会人としていかんのじゃないか、
ちょっと言説が甘すぎるだろうかしらと
感じてしまう、おっさんなのであります
他方、この本でいいというか、なんか、
シンパシーでもないが、何か共鳴めいたものを覚えたところでは、
あらゆる事象が敵となり、かさとなって糾弾してくる恐怖、
それを無責任にあおるマスコミと、
それにあおられて罵る聴衆という図式は、
これまた、気をつけたいところというか
こんだけかわいそうな目にあったのは、確かなのだななんて
思わされたりしたのであります
片方によれば、それくらいのことをしでかしたと
そういう話なんだろうけども、なんだろうか、
情動的すぎるんじゃないかなんて思ったりしたのであります
あとは、本まで出されたこともあってか、
以前に読んだ記者さんの取材方法に対しての怨嗟も見られて、
どうも、笹井先生を追いやったのはその取材じゃないのかと
あの本とは真っ向対立することも書かれていたところが興味深い
確かに、記者さんのなんというか、真実にという、
得体の知れない力を振りかざしての行為は
一種、攻撃でもあったんじゃないかと
これは納得してしまうところでありました
最終的にはというか、理研の対応も
随分悪かったんじゃないかしらというのと、
医学ではないが、学閥めいた何かだとか、
そういう、小保方さんでは計り知れない大きなものもまた
蠢いた結果なんでないかと感じた次第
事件として、なんとなし、無責任な罵倒も許される風潮という
それがあったと個人的にも思ったところでありました
そもそも、何をもって罪というのかというあたりも、
うやむやに終わった事件というか、終わらせられたようでもあるから
やっぱり、全体的にしっくりこない事案だったのだろうと
感じてしまうのであります
長くなった