
どんなに想像力を働かせても、
目の前に恐竜を、実感を伴ってみることができないのです。
せいぜいが、映画で見た光景を、そのまま、現実におきかえて模写してみるくらい。
例えば、海とかもそうですよね。
いくら映画やテレビで素晴らしい海の映像を見ても、
実際に本物の海を目の前にした時には、何度目であっても、その時の風や、匂いなども含めて、全く”別物”ですよね。
「現実」は、やはり画面には閉じ込められないもの。
むしろ、・・・ある意味において、文章の方が現実に近いものを感じさせてくれるかもしれません。
バーチャル(仮想現実)は、映像ではなくて、文章かもしれない、と本当に思う節がござます。
ちょっと話が飛びますが、本当に怖いものは、ホラー映画よりも、小説の方、ですから。
さてさて、恐竜さん。
こうして、博物館で沢山の化石を目の前にすると、それが現実であったことは間違いなさそうなのですが、
見れば見るほど、
……これが、ねえ。
こんなに大きなのが、ねえ。
ものすごく沢山、ねえ。
地球の上あちこちに
うーむ。
そして、その恐竜たちの絶滅。
6550万年前の隕石の衝突、とされています。
そもそも、6550万年前って。
現在、2016年の西暦ですら、「西暦1年のときね」とか言われても、過去すぎて、想像もできないというのに。
その約5倍の万の、6550倍昔って。
幾ら、輪廻転生の概念が正しくても、無意識化の遺伝が本当でも、さすがに、もうDNAも微塵も覚えてはいられないのでは、と思います。
そして衝突。これまた、まったくもって、リアルを通り越します。
「衝突速度は秒速20キロメートル(馴染み深い”時速”に換算すると、72000km/h)。
衝突時のエネルギーは、広島に投下された原子爆弾の約10億倍。
衝撃で立ち上った噴流の温度は10000度に達し、地表面温度は260度となりました。
衝突による地震の規模は、マグネチュード11以上。
海底では地滑りが発生し、高さ300メートルの津波が押し寄せます。」
あの広島原爆の10億倍、という数字だけで、くらくらします。
その広島原爆を、実感を伴って感じることすら、何度資料館に足を運んでもまだまだ遠いというのに。
その10億倍なんて。
恐竜さんたちは、言葉は話さなかったかもしれませんが、
きっと・・・
「こりゃ、まずい」
とは思ったことでしょう。たぶん。

会うことはないかもしれませんが・・・。

王者ティラノサウルス。
怖いけど、でも、かっこいい。一度は見てみたい。
でも、最近はちょっと学説が変わってきてるみたいで、

なんか、これはちょっと、怖いというよりも、えーっと(笑)。
で、さらに学説は変わってまいりまして、最新のティラノサウルスは、こうなってまいりました。

うぬー。
ようするに、6550万年も前に絶滅したもののことなんて、
専門の学者先生たちでも、本当のところ、
「よくわからないー」
ということなのでしょうね(笑)。
でも、ロマンがあります。
なぜなら、
よくわからないから、
なのです
。
今日のリハーサルも、最高に楽しかったです。
でも、本番は、どうなるか、わかりません
。
・・・でも、そうなんです。こちらもね、音楽もね、
わからないから、
楽しいのです

。
ではー。