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溶連菌感染症の対処法は?(第19巻第12号通巻257号2017年12月)

2017年12月18日 | 院内報月刊「Kazuboh@mail」

溶連菌の対処法は?

11月の初め頃より溶連菌感染症が流行してきました。
幼稚園に行く年齢くらいから中学生くらいまでのお子さんがかかりやすい病気です。
溶連菌感染症は古くから知られている病気です。抗菌薬を適切に服用することにより比較的早めに症状が軽くなります。
良い抗菌薬がなかったころは溶連菌感染症に引き続いて腎炎やリウマチ熱などの全身病を引き起こすこともありました。

Q1:溶連菌感染症の原因は何ですか。
A1:「溶血性連鎖球菌」という細菌が原因です。
      お子さんに病気を起こすのはほとんどが「A群β溶血性連鎖球菌」という細菌です。
Q2:「溶連菌感染症」にかかるとどんな症状が出るのでしょうか。
A2:潜伏期は1週間以内で、発熱と喉の痛みが主な症状です。お子さんによっては喉の痛みを訴えないこともあります。
      腹痛や嘔吐などの消化器症状を伴うこともまれではありません。
      溶連菌の毒素による細かい赤い発疹が出ることがあり、とても痒くなるのが特徴です。
      しばらくたってから発疹が出た部位の皮膚がむけることもありますが心配いりません。
      首のリンパ節が脹れたりイチゴ舌になったりすることもあります。

「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」第19第12号通巻257(2017年12月1日発行)をご覧ください。

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創刊号(1999年5月1日)から第257号(2017年12月1日)までのバックナンバーファイルを待合室の書棚においてあります。