今シーズンのインフルエンザは (2013年2月)
今シーズンはインフルエンザが例年にない大きな流行を見せています。
松戸市では2012年11月末から小学校や幼稚園で学級閉鎖が出はじめ、現在も多数の小学校で学級閉鎖が続いています。
Q1:今シーズンのインフルエンザの特徴は?
A1:今流行っているのは主にA型です。
38.0℃以上の高熱、全身のだるさ、筋肉痛・関節痛、咳、鼻水、吐き気などの症状は例年のインフル
エンザと同様です。
抗インフルエンザ薬などによる治療により、体温が平熱近くまでいったん下がりますが再び上がる場合
があるようです。お母さんたちの場合は、熱が下がりいつものように家事を始めたとたんに熱が出ること
がありますので注意しましょう。
Q2:熱が出始めたらすぐにインフルエンザの検査を受けた方が良いのでしょうか。
A2:インフルエンザウィルスに感染すると、鼻奥の方の粘膜細胞の中でウィルスが増殖します。
発熱に気づいてから24~48時間がウィルス増殖のピークといわれていますので、その時間帯に検査が
できると最も精度の高い結果が得られと考えられています。
例外的にウィルスの増殖するスピードが大変速い場合は、数時間で検査が陽性に出ることもあります。
このような時にはお子さんは高熱のためにぐったりしており、大変だるそうで「いかにも具合が悪いという
様子」のことが少なくありません。
お子さんの元気がなく具合の悪そうな場合は早めに受診するようにしましょう。
「Q3」以下についてはおのクリニックの院内報「Kazuboh@mail」第15巻第2号通巻198号(2013年2月1日発行)をご覧ください。