今日は孫の一家と一緒に、奥多摩の日原鍾乳洞に行ってきた。お盆休みにママの実家には帰れないので、どこか行くところはないかと探していた。たまたまテレビで御岳渓谷のことをやっていたので話したのだが、鍾乳洞が涼しくてよいかも、ということで調べたのだった。以前別の家族が行ったことがあったが、私は行ったことがなかったのだ。
バスの本数が限られるので、車で行くことになったが、案内を見ていたら、遅くなると駐車場が少なく、相当の時間待ちになるというので、我が家に7時前に寄ってくれて、中央道から、圏央道を通って、秋川のあたりで下りて、青梅日の出線を北上し、吉野梅郷の近くを通って多摩川南岸の吉野街道を御嶽駅の南側を通って、古里のあたりまで進み、青梅街道に合流して、鳩ノ巣のあたりを過ぎ、白丸の脇を通って行った。白丸湖ではカヌーやサップができるなどと話した。
奥多摩駅の南側を進み、すぐに右手に入って、山道になる。マス釣り場は閉鎖中と書かれている。道はかなり狭く、所々で警備員の人の指示に従って、交代で通るようになっていた。多分去年の台風で、道路が崩落した部分に仮設に道が作られているが、本工事を行っているらしく、工事現場があって、車道も狭い仮設なので、警備の人が入っているみたいだった。工事現場の位置は正確ではないけれどね。
そこから先も道路は狭く、やがて川乗橋のところに出た。登山口にはロープが張られていて、もしかしたら通れないのかもしれない。今調べたら、やはり昨年の台風の影響で、通れないそうだ。登れるのは鳩ノ巣からのコースだけのようだった。百尋の滝にも行けませんね。以前バスで行ったけど、こんなに狭い道路だったのかとびっくり。
それから、倉沢のヒノキという標識が見え、間もなくトンネルに入った。トンネルを抜けると、こんなところに集落があるのかという具合に、集落があり、そこを抜けていくと、渓流釣り場は閉鎖中、鍾乳洞の案内には、何も書かれていなかった。しばらく行くと日原鍾乳洞そばのお茶屋さんが見えてきた。その先に小さな駐車場があって、係の人に手招きされて、駐車した。ちょうど9時過ぎについた。
反対側には、石山神社があって、苔むした崖の脇に御手洗所があって、冷たい水が流れていた。
川の方の階段を下りていくと、小屋があって切符を売っている。階段の脇にはイワタバコがたくさんあって、咲き残りの花が少しあった。
ボケているが奥に滝が見える(堰堤からの流れらしかったが)
滝も見えて、しぶきが上がりひんやりしている。橋を渡って洞窟に入るが、すごく寒いし、水もぽたぽた落ちてくるので、みな持参の雨合羽などを羽織る。しばらく平坦だが、岩がごつごつしていて、ぶつかると危ないので、気を付ける。それから階段を上ったり下りたりして、いろいろな鍾乳石などを見る。
三途の川と名付けられた川のようなところでは、水が澄んでいて、孫が冷たい水に触ったりしていたら、靴が濡れてしまったらしい。
水琴窟というところで、ぽたぽたするしずくが音楽のように聞こえてきた。それから一番奥に行くとライトアップされていて、赤や緑や青のライトが順番に照らされて、幻想的。
お賽銭が埋め込まれて光っているようだ。
おられた鍾乳石
それから新道という方に向かう。小さい子や高齢者には危ないと書かれていた通り、相当に急な鉄階段になっていて、濡れていて滑りやすく、両側の手すりにつかまって、上り下りした。いろいろな鍾乳石などを見てから、すごく登ってこのまま外に出るのかと思ったら、また狭い急階段を下りるのだが、ちょっとほかのことに気を取られていて、岩に頭をぶつけてしまった。幸い頑丈な帽子をかぶっていたので、ケガには至らなかったけれど、ちょっと痛かった。
孫もこわごわと歩いて、最後の方は汗ばむくらいで、カッパなどを脱いでしまって、入り口あたりのしずくがぽたぽた落ちるところで、少し濡れてしまった。
出口から出ると、最初は大分涼しいと思った川のあたりが暑く感じてしまった。洞窟の中は、平均10度とのこと。メガネが拭いても拭いても曇るのには参った。
出口から道路に出て、右手に行く人もいるので、見に行ったら、大きい岩盤の下側にトンネル状になったところがあり、日原燕岩洞門と書かれていた。調べたら、その大きな岩盤が燕岩で、崩落が激しかったので通行止めにして、防護のトンネルを作ったそうだ。多分駐車場が満杯のため、その先に車を止めた人がいるのかもしれない。
結構運動になったので、横の石山神社には寄らずに、戻った。滝を見せたいというので、都民の森の三頭大滝か、払沢の滝があるが、この奥多摩側から行けるかしらね?
都民の森、とナビを入れたら、なんと栃寄森の家に行ってしまった。御前山からの下りで、長い長い車道下りにへとへとになったところだが、車で行ってもくねくねとなかなかつかなかったから、家族からは、これは大変だったねとねぎらわれた。
そうだわ、この先にも滝があるはずと思ってうかがったが、この栃寄大滝も、台風の影響で危ないので通行止めとのこと。森の家のイベントは15,16日にあるようだった。
奥多摩湖を深山橋で渡って、奥多摩周遊道路に出て、月夜見山の周りを廻って都民の森(檜原都民の森が正式?)に行くことは可能だが50分ほどのドライブになるという。もう御岳の方に出た方が帰りも楽だろう、ということになって、御岳の方に戻ることにした。
御岳山のレンゲショウマも私には魅力だったけれど、時間がかかるからやめて、御嶽の駅横のお蕎麦屋さんにでも寄ろうかと話していたのだが、ちょっと奥まっていたので見逃してしまって、その後もなかなか入れるところがなく、結局沢井の小沢酒造のところの駐車場に入った。
道路わきの駐車場は、予約の人専用とのことで、もう一つは満杯なので、坂の上に行ってと言われて坂の上に停めた。その坂が急坂で、下りるのも大変、登るのも大変そうで、孫は文句を言っていた。料理屋さんは入れるみたいだったが、豆腐料理はあまり食べる気がないみたいで、茶屋の方も席が空いていなくて、あきらめて、川沿いを散策することに。
少しだけ歩いて、河原に下りている人たちがたくさんいるところがあったので下りて行ったが、結構大きな石の階段で、濡れたところは滑りやすく、緊張。まあみな無事に下りられました。
水量の多い多摩川の御岳渓谷
河原の人の少ないところで、じゃぶじゃぶと遊んだが、水量も多くて、少し先は深くなるみたいなので、孫が深い方に行かないように注意しなければならない。私も裸足になって少し水に入ったが、石ころが痛いし、ぬるっとして滑りやすく、確かに危険な感じがした。でも冷たくて気持ちがよい。
しかしマナーの悪い人たちがごみを崖の方に置きっぱなしにしているところがあって、残念な気がした。
ラフティングのボートでも来ないかなと思ったら、3隻も下ってきて、みな楽しそう。よく見たら子供も参加していて、子供でも利用できることが分かったが、お金がかかりますね。水量が多いので安定しているみたいだった。あっという間に通り過ぎて行ったから、流れも速いことがよくわかる。
しばらく遊んでから、上がった。途中の幹にミンミンゼミがすぐ手が届くところで鳴いていた。
お土産のおぼろ豆腐や酒粕のチーズケーキを買ってから、駐車場に戻ったが、黒い雲が来ていると思った通り、ぽつぽつと降り出した。幸い濡れるほどのことはなかったけれどね。
さて食事処はないかと思いながら帰宅の途についたが、なかなかうまく駐車できず、大きな旗が何本もたっていたところは小さな土産物屋で食べるところはなさそう。結局日の出町のイオンに寄ったら食堂があるのでは、ということで、寄ったのだが、孫には魅力的なお店が多くて、なかなか時間がかかったが、幸いうまく説き伏せて、何も買わずに食事だけして帰宅した。雨も降りだしたが、建物内の駐車場に入れたので、雨に濡れることもなく済んだ。
食事は孫の要望で、今時どうかと思われるバイキングスタイルの店に入ったが、手を消毒し、ビニール手袋をしてから、料理をとって、食べたら必ず新しい手袋をしてから、また取るというスタイルで、なかなか大変。それに元を取るほど食べるには、相当の胃袋がないと無理ですね。90分ゆっくり食べれば食べられるかもしれないけれどね。まあ、デザートを含めて、いろいろ楽しめたので、良かったです。
雷のなる中、圏央道から中央道に入って帰宅したが、早起きしたので、私も寝てしまい、途中で目が覚めた。しばらくやんでいたが、家の近くで少し降って、雷が光るのが見えたが、幸い自宅では降られずに済んで助かりました。
長時間運転してくれた家族に感謝です。日原鍾乳洞は涼しくて、思ったより広くて、よかったです。今度は青木ヶ原の方の氷穴や風穴などに行ってみたいですね。
なお、養沢鍾乳洞というところもあったと思ったけれど、今は閉鎖しているそうだ。
少しは、コロナ禍の中の短い夏休みの思い出になったかしらね?
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