ひと仕事済ませてからと言い聞かせても、こうなるともうダメ。前々項のSPケーブル(LINN K-600)が朝一で届いた。片ch7.5メートルあるうえ、低中高3帯域用が独立した6芯で、さらにぶ厚いシースに覆われているため、総重量13キロ。端末処理を自前でやろうなどと突っ張らないで良かった。アンプ側をシングルにまとめるにも、小道具の揃ってないウチでは1日かけても無理だったろう。ただ、幅が約50 ミリ、厚味は10ミリ強ある割にシースが柔軟なため、壁際を這わすのにそう苦労せずに済んだことをご参考までに。肝心の音の方についてはまだあれこれ言える段階ではないが、
はじめは薄味だった低域が、解像度と量感を同時に上げながら刻々と豊かになってくるのが分かる。逆起電力が抑えられたご褒美であって欲しい。前任のオヤイデACROSS2000が音楽をガシガシ押し出すのに比べると、こっちは滑らかさやしなやかさを優先している感じがある。慣らし運転には最低1ヵ月。果たしていかなる顛末が待ちかまえているやら。
