もとdaregaitsdoco.com

成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

記録なった

2010-09-29 22:55:01 | ●Weblog
 ただ、都内の量販店で買った方がサイフ・コンシャスだった。請求書のトータルは157.99ドルであ痛たたっ。送料に33ドル食らった。確かに、結構な重量は分かるけど。その代わりこの出来のカッケーことには他言無用。アナログ盤もほっこりした音調でなんとも凄いので。
 その後、テック・データについてふたりの友人から電話があったので、今し方トップ写真を差し替え。CDもLPも、仕上げを一新しているようだ。

      

カンザスから中三日の新記録なるか

2010-09-27 20:51:46 | ●Weblog
 PCのデスクトップはシンプルなほどいい。それと同じに、ファイル・フォルダーの分類も最初は大ざっぱがいい。MS-DOS時代からの経験則は、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」だ。そこで今日、遅ればせながら、名残惜しくもやむを得ず、ワープロ一太郎のファイル・フォルダーを整理した。ウチは昔から、現役稼働中のフォルダー名が「TaroActive」、もう二度と新規追加があり得そうにないのが「TaroNegative」。これが大分類の最前段ディレクトリー。それで、『ADLIB』と『Swingjournal』を、前者から後者へと移動した。見た目は少しすっきりしても、気分が晴れるわけもない。どこか墓場送りっぽいが、その中味は汗水流した表現の宝庫であるはず? だからだ。そしてそのCD-Rへのバックアップが、トイレを行き来する間もなく終わるのもおっかない話で、すぐさま「フロッピー改ざん問題」の一知半解に思い及んだ。これも昔話だが、間違って消去したファイルをノートン・ユーティリティで復旧できた時は感涙ものだったなあ、とか、ニアカンのトラウマたるや度し難しだ。が、『ビッチェズ・ブリュー』40周年記念特別セットが、明日届きそうだ、となると、目先はもうそのことでいっぱい。上手いこといけば、カンザスから中三日は新記録になる。

LINNの『aja』とは初耳

2010-09-22 17:06:06 | ●Audio&Visual
 新宿ディスクユニオン本館で、「高音質アナログ盤」に特化したセールがある。しかもそこに、英国LINNのどレアな『aja』(たしか1万6800円也)がお目見えする予定。と巨匠から聞いて絶句したのが前項の井戸端会議の時。9月20日の朝10時に整理券が出て、11時にオープン。夕方、目黒のブルースアレイで取材があるからちょうどいいかと勇んだものの、そこまでの間がボコっと大きく中抜けになるうえ、整理券行列に参加したところで、手の早いのに先を越されたらおしまいだ。というのであっさりヤメ。フラっと始めたSHM仕様SA-CDの解説原稿が、昼前から調子を上げたせいもあるが。『ミーツ・ザ・リズム・セクション/アート・ペッパー』。傑作の誉れ高き逸品には、もはや考え過ぎは失礼に当たる、とかいうノリで。
 その翌の昨日、ユニオンの在庫検索を当たると、LINN盤がなくなっているのは当たり前。が、MFSLのゴールドCDをリストに見つけ、お茶の水店に取り置き依頼。ぶり返した猛暑の中を往復した。音調が同社のアナログ盤とそっくりで、これは大当たりだ。という以上に感激したのは、僕には初体験となるプラケースの構造。これが初めてのMFSL-CDになったこともお含み置きいただいたうえで、これはイイ。見開きプラケースをフルオープンにした時だけ、センターを押さずにディスクが取り出せ、ちょっとたたむとセンターがディスクを食い止めて離さない。僕には今まででいちばんディスク・コンシャスなプラケの巻ということで、『aja』から抜ける日はいつのことになるやら。

     


『aja』試聴会

2010-09-11 14:05:13 | ●Audio&Visual
 昨日、田中伊佐資さん宅に持ち込んだ『aja』は16種16枚。巨匠こと山本博道さんのはたしか2、3枚だったか、それにしてもマトリクス末尾が「1A」揃いを、この日のために改めて買い直したとは頭が下がった。そういう中から、最終的に僕の一存で次の8枚に絞って聴いた。1stプレス・グループは噂通り本当に強豪なのか、高音質盤を謳う4枚はその通り高音質なのか。要は、僕がこれらをひとつも持っていない時にわき起こった素朴な疑問をフックにしている。以下、8枚のマトリクス・ナンバー。

■1st プレス・グループと見なせるAB-1006盤4枚
1.巨匠と僕ので2枚
A面●AB 1006(RE-3)-A 1A
B面●--------------B 1A

2.
A面●AB 1006(RE-3)-A 掻き消し 1B
B面●--------------B 掻き消し 1D

3.
A面●AB 1006(RE-3)-A T5
B面●--------------B T4

4.
A面●英国国旗の刻印 AB 1006(RE-3)- A K2 1D
B面●-----------------------------B 1C

■高音質盤を標榜する4枚
1.米Mobile Fidelity Sound Lab.(MFSL 1-033)
A面:MFSL-1-033-A3A SR/2 ORTOFON 30-May-80 132
B面:-----------B3A----------------------------

2.英Simply Vinyl(SVLP-0030)180g盤
A面:SVLP 0030 A-01-01-1
B面:----------B--------

3.米CISCO MUSIC INC.(CLP-1006)180g盤 Serial No.:7076
A面:CLP-1006-A MR RECORD & DR GROOVE PAT. 14813.1131
B面:---------B---------------------------------------
(かろうじてこう読める、というだけで、その通りかは定かではない)

4.日本ユニバーサル・ミュージック(UIJY-9010)200g盤
A面:UIJY-9010A
B面:---------B

 

 結果は噂通り、マトリクス末尾が「1A」揃いの圧勝だった。エッジがシャープで奥行き深く、バスドラやエレベの野太さや沈み込みもたっぷりで、音楽がエネルギッシュで生き生きしている。そして、そのことは「英国国旗入り」以外にほぼ共通していて、異常なまでに神経質にならなければ、「1B/1D」も「T5/T4」もこのグループにしかない色と味を携えているのは間違いなかった。「国旗入り」はそれに比べ、うっすら1枚ベールをかぶった感じだ。
 高音質標榜グループでは、まったくもって音楽的としか言いようのないMobile Fidelity盤、これはSHM仕様のSA-CDが出た今でも持っていたいと。いや、手放せなくなる音がしている。と言うのも、ほかの重量盤3枚が、期待したほど鳴ってくれなかったからだが、このしなやかな音圧の表現は独創的としか言いようがない。それに比べ、CISCOの180g盤は華やかさをグンと上げるが、一方でこれならSA-CDでいいんじゃない、との?マークが目の前をちらつき始めた。Simply Vinyl盤の平板さは僕にはちょっとなあと。ユニバーサル盤は200gの「最重量級」が、もっと大胆に力感と手を組んで欲しかった、などなど。三人の評価が三方向バラバラになることは一度もなし。ウチの安普請オーディオとの食い違いも起きなかった。
 それに比べ、試しに持ち寄った『ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン』の方は、大きく意見が割れそうだ。通常盤、ターコイズ、QUIEXⅡ、180g重量盤、見本白盤のほかに、片面のみのテスト・プレス、30cmシングル、ドーナツ盤数種など、どれも一貫した水準越しのレベルをキープしているからだ。とはいえ、この際だから、いつの日か挑戦しないわけにはいかない。

     

●アナログ再生装置●オルトフォンKontrapunkt b + サエクWE-407/23 + アコースティックソリッドMPX●EAR 834P●DEQX HDP3●出水電器ALLION S-100●同M-300●JBL、BMS製ユニットとウッドウィル製エンクロージャーを使用したオリジナル・スピーカー・システム●ターンテーブルのちょうど真上奥に浮かんで見えるのは、ルームイコライザーのAirStage1 Ti。これをウチで試した時のことが、今月売りの『Stereo』誌の記事に出てくるかも知れない。

VerveグループのHD配信

2010-09-09 16:22:27 | ●Audio&Visual
 田中伊佐資さんに教えてもらったサイトを開けて、あんれまあとびっくり、というか変な胸騒ぎが始まった。Verve Music Groupが、いよいよ96kHz/24Bitのハイ・ディフィニション・トラックを配信。いつからやり始めたんだろう。ファイル・フォーマットはFLACを中心にAIFFとMP3があり、リンク先のイチ押しものはFLACのみで1曲2.49ドル。まあ、値段はともかくとして、この先新録新譜もこうなってくるとしたら、いや、そうなるはずだから、そろそろPCオーディオかミュージック・サーバー機がないとちょっとまずいのかも。嬉しいやら、やっかいやらだ。もちろん、今やこれでもまだ最高音質レベルの配信ではないにしても、理屈の上では通常CDの上を行く力の持ち主だ。D/A変換に細心の注意を払えば、何かしら享受できるもの、と見積もっていい。ではさて、こっちはどうしたらいいか。考え中だが、一方でアナログ再生系からますます目が離せなくなることだけは確かだ。

     

昨日の話

2010-09-09 12:16:42 | ●Weblog
 おーっ!! 寝起きの朝一番、空調のリモコンに手を伸ばさずに済んだのが、一体いつ以来のことなのか思い出せない。そして、もう少しほどほどでも結構ながら、待ち望んだ恵みの雨。部屋の窓から見る限りの定点観測も、そこら中の木々の緑が喜びに満ちあふれてきたのが分かる。同じように、ネットの「XバンドMPレーダ雨量情報」をクリックしたのもいつ以来だろう。炎暑対策に必死で、しばらくは「雨傘」が僕の中では死語だった。いつも通り昼飯に出ようという前、外は土砂降り、ドカ降り。そこで「Xバンド」をアップで見ると、これが結構ピンポイントで雨雲を図示してくれて、イチかバチで車に乗り込むと、おーっ!! 傘いらずにファミレス入りできた。その後、10日の試聴会に備えて、もう一度『aja』のアナログ盤をチェック。ユニバから独立したAさんからの半永久貸与盤が先頃加わり、全16枚。その16枚目のマトリックスNo.末尾が、両面とも「1A」。これには大感謝です。