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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

オズ・ノイのブルース第2弾

2014-05-30 14:31:03 | ●Weblog

                                      

 オズ・ノイの新作『トゥイステッド・ブルースVol.2』を聴き終えた。そして、相変わらず楽しさ満点のギタリストであることを、雑誌のレヴューに書き終えた。あっちゃこっちゃ色んなところに飛んで行くスタイルの中で、〈フリーダム・ジャズ・ダンス〉がいちばん面白かった。で、「オズ・ノイ」というなんだかからかい半分のような名前。実はジム・ホールがジェイムス・スタンリー・ホールといい、パット・メセニーがパトリック・ブルース・メセニーというように、もっと何かないのと聞くと、返事は「それだけだ」、イスラエルでは普通なんだと。以来、普段のトッポさと、音楽力のギャップに吸い込まれてきた。


半坊主頭

2014-05-28 17:26:00 | ●Weblog

 そんなこんなの後、2ヵ月振りに床屋へ。6店舗を展開するチェーン店で、行きつけのウチチカには店員が10余人はいて、おそらく皆20代。はまったのはそこ。初対面の理容師には、必ずマイルスとコルトレーンのことを聞いてきたところ、ジャズの人ですよねと応えたのはひとりだけ。いつだったか、AKB48の誰がいちばん可愛いですかの逆質問にはしびれたが、ああいう仕掛けには興味なしと言って逃げた。ただ、実に面白いのは20代とアラカンとの価値観に於ける巨大なジェネレイション・ギャップ。これをお金を払って体感しながら、いつも通り坊主頭が出来上がっていく環境は、とにかくありがたいことこの上ない。坊主と言っても短いのは後と後脇だけ、前の方はわずかながらひねりを効かせてもらっている。


ICレコーダーの突然死

2014-05-28 12:36:32 | ●Weblog

          

 取材から露出まで長くかかるのが分かっているインタヴューでは、心配だから必ず最低2台のICレコーダーを回す。すると案の定、安物の一方がダメになっていることがあった。突然起動しなくなる、ハードディスクの突然死と同じことらしい。ある雑誌の編集氏によると、ひとりだけカセット・テープ録音を続ける人がいるそうだ。確かに、レベルメーターが上下して、テープが回っているのが見えるカセットで、事故った記憶がない。ではと2台のウォークマンプロを引っ張り出してみたが、今時アナログ・マスターは魅力的でも、PCに保存するにはデジタル変換が必要だ。しょうがないから、ハイレゾも行けるICレコーダーをネット・オークションであさり始めた。スマホで代用する方がいいのかな。いや、デジタルとアナログを同時に回す、というやる気がふわっと出て来た。


MGM映画のライオン

2014-05-27 12:25:22 | ●Weblog

                     

 MGM映画のはじまりでライオン君がガオォーっとやるのは、こうして映られたとのこと。かなり調教の進んだライオン君とお見受けするしかないが、ふたりの技師の落ち着き具合が大したもの。一体いくつテイクを重ねたのだろう。


レゾナンス・チップRT恐るべし

2014-05-20 17:38:08 | ●Audio&Visual

               

 ウチのオーディオを診断してくれた記事掲載の『Stereo』誌6月号が届いた。特集「音は部屋で決まる」の1コーナーで、題して「リスニングルームの音響を考える」のクリニック篇。大したことのないオーディオ相手に申し訳なく思うことしきりだったが、結果はまさに「音響大改善」、と来ればもうなりふり構わず万々歳だ。ご足労頂いた(株)レクスト代表の西野正和さんに心から感謝。レズナンス・チップRTの魔法にも。
http://www.reqst.com/rcrt.html

 


ノーカットの刑事コロンボ

2014-05-19 11:53:05 | ●Weblog

                                             

 NHKのBSプレミアムが土曜午後3時か3時半から、『刑事コロンボ』の再放送を続けている。いや、再放送と言っては間違いで、今回のはすべてハイビジョン・リマスターのノーカット版だ。それにも釣られてついつい見てしまうが、毎度毎度凄いのは、火のついた葉巻を手放さないコロンボのニコチューぶりと、それがレストランでも大富豪宅でもおとがめなしで済む1970年代のロサンジェルス。犯人が序盤で分かるのはいつものことなので、今回はリマスター効果も大いに楽しみ。アナログ地上波の頃とは格段の違いだ。放送予定は6月30日までらしい。


『ブルー・トレイン』をどれで聴くか

2014-05-18 10:21:53 | ●Audio&Visual

                                               

 友人にHDtracksのHPを薦めたところ、いきなり次の『ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン』のどれがいいんだとの突っ込み返信。いやはや、こんなんなってるとは気づかず答えに窮したが、色々と恵まれたヤツなので、45回転片面プレス4枚組ボックス149.99ドルというのを推してみた。するとどうやらこっちが聴きたがっているのを見透かされたようで、ここしばらくはメールも電話も来ない。やはり下心ありは禁物。

Aavailable on:
●180 Gram Vinyl Record(Mono) $34.98
●Hybrid Stereo SACD(Stereo) $30.00
●45 RPM Vinyl Record(Stereo) $50.00
●120 Gram Vinyl Record LP+CD $21.98
●Vinyl Test Pressing(Stereo) $95.00
●45 RPM Vinyl Record 200 gram Clarity Vinyl - Single Sided Pressings $149.99
●DSD Download(Stereo) $24.98
●HDAD 24/96 24/192 DVD Audio $25.00

http://store.acousticsounds.com/d/14911/John_Coltrane-Blue_Train-HDAD_2496_24192

 


与太ごと

2014-05-17 17:23:43 | ●Weblog

       

 梅雨入りがいつになるか気になる今し方、スエード靴に防水スプレーをかけブラシでせっせ、これで一応は精神衛生上の問題をひとつ解決。大半のモデルが、学生時代から履き続けてきたクラークスのデザート・ブーツ。土砂降りには敵わないけれど、少々の雨ならこれで十分抵抗できる。中国生産を経て、いつからかベトナム生産。最近のは、クレープソールの踵の減りが、90年代モノよりかなり速いのが痛し痒し。とはいえ、スエードの質感と量感の確かさは、これに勝るものはない。それと、40年も同じ型紙をしょっちゅう履いてくると、足の方がそれ相応に成長してきたみたいなところがある。夏場に履いているとよく暑苦しくないかと言われるが、そんなことはない、酷暑の砂漠を乗り切るために考えられたブーツだ。


杉本喜代志はいい

2014-05-15 12:22:25 | ●Weblog

           

 ずいぶん前にデジタル変換しておいた、『ミンゴスムジコ・ライヴ/杉本喜代志』のCD-Rがぽろっと出て来た。今もって未CD化のままの特級名盤で、中でもバラードが傑出した出来。〈オールド・フォークス〉〈ホエン・サニー・ゲッツ・ブルー〉〈ラウンド・ミッドナイト〉。ギターの音色がブライトでも、ここまで歌えば関係ない。ただ、アナログ盤が見つからないのに参った。お昼を済ませたら、集団的自衛権のゆくえをラジオで聴きながら、探索することにした。


銀座4丁目周辺が外国人だらけ

2014-05-14 21:02:21 | ●Weblog

 今日の夕方、上原ひろみのインタヴュー帰りに、すぐ近くのライオン銀座店が創業80周年だというので「孤独のグルメ」よろしくひとりで飛び込んだ。まだ日の高い17時半。なのに超満員で大喧噪。かろうじて壁際の3人テーブルに案内されたが、イヤホンをしてもインタヴュー・ファイルの内容チェックは無理。店内全体が低中波か何かでワンワンと唸っている。店員の中に何人か日本以外のアジア系がいて、バーボンが通じなかった。30、40分ほどいただろうか、来た時にすでにいた周りの3グループに、動く気配はなし。ただ、「昭和ロマンの大空間」だけは健在なのが何より。帰りはJR有楽町駅まで歩いて、帰宅ラッシュの京浜東北線。乗り換え時のながらスマホ族にはいつものように辟易。そうそう、行きのびっくりは銀座4丁目周辺で、外国人観光客らしきグループが大いに目立ったこと。こんな銀座は生まれて初めてだった。


ジョージ・ベンソンの自伝

2014-05-08 11:44:02 | ●Weblog

            

 3日後とか突然のインタヴュー取材をこなせるのは、大変だがフリーならではの特権。しかしそれが、2週間後とかもっと先のことになるとやっかいきわまりない。もうこれでいいやというところまで準備を済ませても、ふと気になって何度も見返す。Facebookやblogも放っておけない。去年、取材前に本人が「Facebookを読んでおいて下さい」と言うから入ってみると、これがとんでもない投稿魔で、あれにはひどい目にあったなあとか、いずれにしても、落ち着かないまま新譜を次々に聴く毎日。するとさっき、ジョージ・ベンソンの事務所から、「この夏、初の自叙伝リリースが決定」とのメール。こういうのにはなぜだか活気づくが、上梓後のインタヴューは、これを読んでからでないと礼を失することになる。大変だけど楽しみだ。


JRで1日人身事故連続3件

2014-05-04 16:47:50 | ●Weblog

 一昨日のホテルオークラでのアール・クルー・インタヴュー、行きは中央線快速・四谷駅で人身事故、帰りは埼京線・戸田駅の人身事故で共に迂回を余儀なくされた。約半日の間のさいたま市←→東京都心の往復で、こういう目に逢ったのはおそらく初めて。帰りはまあ帰宅難民にならなければそれでいいが、小刻みに組まれた取材スケジュールに間に合わす行きに、事故や遅延の車内アナウンスが流れるとドキっとする。これの繰り返しが嫌になったので、ここ2、3年は定刻より1時間前を目指して家を出る。昨日もそうで、さもないとタクシーにたっぷりお世話になってしまったことだろう。その代わり、帰りの迂回路の最寄り駅からはタクシー910円で帰宅。自らの意志でひとりでタクシーに乗り込んだのは、なんと2年ぶりとなった。しかしその後、宇都宮線の小金井駅でも人身事故の報。5月病とやらと関係なければいいが。