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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

そろそろWin10にしないといけない

2016-06-23 01:28:16 | ●Audio&Visual

音楽のデータ・ファイルを収めた2TBのHDDがいよいよ残り400GB弱。調子に乗ってリッピングしてきたタイトルを整理し始めたものの、たとえばダイアナ・クラールのルック・オブ・ラヴには6バージョンあって、プラチナムSHMやxrcd24やプロモ盤など、音に微妙な違いが出るものだから、どれも削除するのが忍びない。では、4TB超のHDDを新調すれば済むかといえば、今度はコピーによる劣化が出たらどうしようという疑念が沸き起こる。過日、HDDで5回ピンポン・コピーをしてみると、5回目で音像の奥行きが狭小になったのにはびっくりさせられた。だからPCオーディオが面白いとも言えるが、ちょこまかとしたハードルが多すぎてとにかく大変。ひとまずやるべきは、Win7をWin10にあげることかな。


ジャック・ダニエル蒸留所創業150周年礼賛

2016-06-08 14:26:12 | ●Weblog

この特設サイトに、ジャック・ダニエル=ジャスパー・ニュートン・ダニエルの生年月日が不明とあるのは、それで正しいのかも知れないが、『ケンタッキー・バーボン紀行』(東 理夫著/東京書籍)とWikiには「1846年9月5日生まれ」とあり、『JACK DANIEL'S BOOK』(サントリー株式会社輸入酒部刊)にも「1846年生まれ」とあるので、僕はずっとそういうことにしてきた。「1846年」のニッポンは江戸時代後期、向こうでは南北戦争開戦の15年前、とはざっくり過ぎるが、この南北戦争が鍵になる。『ケンタッキー・バーボン紀行』によると、ジャスパーくんは10人兄弟姉妹の末っ子。多産の疲れなどで妻を亡くした父親が後妻を迎えると、そのママハハと上手く行かず7歳で家出。丁稚奉公同然で転がり込んだ食料雑貨店が、ウィスキーの醸造施設を持っていたのが不幸中の幸いだった。そこでウィスキーの売り方を学ぶうち、造り方にも関心を及ばせた15歳の頃、1861年に南北戦争が開戦。本来、酒を軍に直売りしてはいけない規則をかいくぐり、在庫一掃の大手がらを上げた。そして終戦後の1866年、成人するかしないかで、親しくしてきた北軍大佐の手を借り、自分の醸造所を起業する。これがジャック・ダニエルズ創業150年の起点だ。
●今はもうジャックのような強い酒はやらないけれど、浴びるように呑めた若い頃、この酒は一体何なんだろうと適当に調べを入れると、ますます美味しくなってきた末に胃をおかしくした。以下、もう一度『ケンタッキー・バーボン紀行』から。
●「ジャック・ダニエルは、いつも膝丈のフロック・コートを着、巨大な口髭をたくわえ、広く白いつばのハットを離さなかった、人目につく、際だった人物だった。音楽を愛し、パーティーを愛し、独身を通し、そして彼が気にもとめなかった爪先の怪我がもとで死んだ」。
●亡くなったとされる年月日は、1911年10月9日。一方、この年に生誕のジャズ系音楽家は、ロイ・エルドリッジ(tp)、フレディ・グリーン(g)、マキシン・サリヴァン(vo)、マヘリア・ジャクソン(vo)、バック・クレイトン(tp)ほか。あと、どうでもいいけれど、ジャックの酒類はバーボン・ウィスキーではなく、テネシー・ウィスキー。昔、湯島の行きつけのバーで、ひょいと入ってきた若者の「今夜はバーボンを呑みたいので、ジャックをロックで下さい」は間違いで、ただ、そこの店主はいきなり突っ込まず、長い時間差講釈でやんわり諭したのに心和んだ。たとえば、「バーボン=Bourbon」名の由来は、フランスの「ブルボン王朝=Bourbons」から来ているんですよ、など。


音楽ファイル再生に突っ掛かる

2016-06-03 02:04:42 | ●Audio&Visual

 dbpoweramp CD Ripperがどこか思うようでないので、PC内蔵のDVDドライブ(パイオニアの初代ピュアリード)と外付けのBlu-rayドライヴ(2代目のピュアリード)の両方を、改めてドライブ・セッティングし直したところ、共に読み取り精度が上がったのに驚かされた。しかも、USBバスパワー給電の外付けの方が、上を行くテスト結果になったのは予想外だった。ドライブ・セッティングが何かの拍子にはずれてしまっていたのかも知れない。それまで何度リッピングを繰り返しても「まあ心配いらないよ」風の終了メッセージだったのが、今度は「まったく問題なし、心配ご無用」と出るようになって、あれー?! さらに、耳皿にして前のと聴き比べると、わずながらも今度のピュアリード2の方が好音質だ。これはちょっとまずいよなー、リッピングし直せってか。ということは同時に、今やり直したところで、明日、明後日、半年後、1年後に、また同じ憂き目に会う可能性が見えてくる。ピュアリードはもう「3+」で、dbpowerampもバージョンが上がっている。だがしかし、CD棚を行ったり来たりしないで済む、このPCオーディオのファイル再生環境から、もはや脱出できない。有段者の御諸賢はどうお考えなのだろうと深更に及んでしまった。