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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

リタ・ライス長逝、残念

2013-07-29 15:35:59 | ●Weblog

 リタ・ライスの訃報を受けCD棚をあたると10枚も出てこなかったが、『アット・ザ・ゴールデン・サークル・クラブ』をリッピングしながら、そこにギターのウィム・オーヴァーハウがいるのを思い出してドキっ!! 最晩年までヒルバーサム音楽院でギター講師を務め、ジェシ・ヴァン・ルーラーを世に送り込んだダッチ・ジャズの至宝だ。教え子にはジェシに限らず、マーテン・ヴァン・デール・グリンテンやマタイン・ヴァン・イターソンらもいる。というので、何曲かにあるソロ・パートに、ジェシを叩いた素子や因子がないものかと探したところ、結果は皆無に終わって大笑い。しかし、ここでの歌姫の熱唱たるや素晴らしいのひと言。ご冥福を心からお祈りしつつ、今は『ジャズ・ピクチャーズ』を聴いている。2枚とも、24bitリマスターの紙ジャケ2001年盤。


foobar2000の日本語化をやめにする

2013-07-27 17:07:38 | ●Audio&Visual

 「foobar2000 invalid response」で検索したらやっと答えが出て来た。「コンポーネントの自動アップデートは、日本語化したfoobarにはできません」と。誰かひとこと言ってくれれば楽ができたのに、あるいはこんなの半ば常識で言うまでもないことだったのかと。つまり、日本語化したfoobarからのアクセスは、不法侵入と見なされるからダメなんだそうだ。ではと、日本語化パッチなしにしてやってみるとすっとつながって、バージョンが上がっていたコンポーネントはわずかふたつだが、それでも"最新"をベストとするこの道の通行人には万々歳、しかし、だからといって音の変化はエアコンを止めても分からず仕舞い。聴いたのは、HDTracksから落とした96kHz/24bitの『ノー・ビギニング・ノー・エンド/ホセ・ジェイムス』の1曲目。でも、音楽を聴きに行くのにこんな強力なバネになるものもない。今日から日本語化せずに行くことにした。知らないことを知ることの繰り返しに、爆暑がいっそう身に染みて応える一日にもなった。


チャールス・アルトゥラ=Charles Altura

2013-07-26 09:29:34 | ●Weblog

 チック・コリアのニュー・バンド"ザ・ヴィジル"でいい感じのギターを弾くチャールス・アルトゥラは、上原ひろみが参加しグラミーに輝いたスタンリー・クラーク・バンドのアルバムで好演した男。なのだが、その前にもうひとつ何かあった? というのを探り当てるのに四苦八苦した末、今し方やっと発見。それは、女流サックスの『願い/Hitomi』(M&Iから2008年にリリース)。そこではまだ実直なギター・プレイだが、チックの眼鏡にかなうことになる気配は、すでにもうもうと立ちこめている。向こうでは、ベーシストの弟トムとのアルトゥラ・ブラザーズも知られるそうだ。そのトムの方は、Hitomiのデビュー作『ファースト・フライト』でプレイしている、とか、聴くべきなのはこれじゃないのに、仕事の流れというのは予測不能で楽しい。


基本はCDなのに、そう呼んではならないプラチナSHM

2013-07-23 09:11:35 | ●Audio&Visual

 今度は反射幕にプラチナを使ったディスク。こうするとCD-DAの企画外になるので、名称に「CD」と付けられないとのこと。ひとまず、ロック、ポップ、ソウルが10タイトル。小見出しは「Geniuine PLATINUM for audiofile only」と強気だ。ハイレゾ配信や高音質アナログ盤もある中、どこまで音楽ファンの所有欲を突っつけるか。ジャズは10月に『ワルツ・フォー・デビィ』など5タイトルが予定されているそうだ。


おいおい130714

2013-07-14 17:43:13 | ●Audio&Visual

 foobar2000のヴァージョンがパタパタっと上がり、今日気づいたらv1.2.9になっていて日本語化パッチも追随。アップデート後に真っ先に聴いたのは、『アローン/ボブ・ジェイムス』のガラスCDをリッピングしたWAVファイル。出力デバイスはfoo_dsd_asioのDSD64。熱い期待に反して、まだ「チッ」ノイズが出た。残念。同じ感じで今日参ったのは、K2HDリマスタリングの日本盤CDタイトル。DVDオーディオ同様、マーケットと併走してこないと、高嶺の花が数え切れないほどだ。そりゃあないだろうの極端なやつが、ビル・エヴァンスの名作。「そりゃあない」は「欲しい=聴きたい」と意をひとつにする。Amazon.jpもほどほどにして欲しい。


ウェス・モンゴメリーのアンプ

2013-07-12 15:25:39 | ●Weblog

 未亡人セレーヌさん宅の居間にあった、スタンデールのSuper Custom XII。と言ってこれのことを講釈できる知恵はないが、セレーヌさんによるとウェス最晩年の愛器のひとつだったとのこと。何かのレコーディングで、これにシールドをブチ込んだことがあるのだろうか。住まいにお伺いしたのは、L5の写真を撮らせてもらったのと同じ1998年6月。それから一度問い合わせても返事をもらえなかった。たしか宮之上貴昭さんが類器をお持ちだったとか。

    


1日一度はついついかけてしまう『エスパニョール』

2013-07-12 09:38:05 | ●Weblog

 親父さんのナットとの疑似デュエットはこれが4度目。その〈アスルカテ・マス〉を入れ、全曲をスペイン語で歌う。録音も相当いい。ここ数日の猛暑には暑気払いする手立てがないが、なぜだかこの夏にどんぴしゃお似合いだ。ご近所を気にせずヴォリュームを上げられるところで浴びてみたい。


出て来てくれてありがとう

2013-07-08 09:17:17 | ●Weblog

 必ずあるはずのCDが1時間探して出てこなかったら、買う、という人がいる。仕事のためなら致し方ないが、それが後々ひょいと出て来ると、精神的ダメージの二度塗りになるのが痛くないか。ウチの今朝の「ひょい」は、スティーヴン・D.アンダーソンのギター・ソロによるビル・エヴァンス集『Remembering the Rain:The Music of Bill Evans』。Andersonの「A」グループではなく、Evansの「E」グループの片隅にいた。エヴァンス・トリビュート特集がとかく見落としがちな好作品だ。エレクトリックで全10曲。ジャケットの雰囲気ほど内容は暗くない。


続・自動掃除機

2013-07-03 17:52:20 | ●Weblog

 家人宛に頂いたルンバ780の価格帯は、価格.comによると\54,198~\83,831。掃除機の中でも値の張る方だ。それが大した無理もさせないのに、1週間で一部が動かなくなった。サポートに電話すると、プラスのドライバーを持ってきて下さいって「ええっ?!」だ。底面のネジをひとつはずして調子を見るハメに。顛末の新品交換は当たり前でも、それにかかる手間がかなわない。で、1週間使って分かったのはまず、コレを動かす前に相当リキ入れて部屋を片付けること。だったら普通の掃除機で同時進行すればいいと。ではと一応しゃかりきで片付けしたうえで働いてもらうと、今度はどうなるのか気になって目が離せない。その間、何もできないわけだ。試しに靴下とかバスタオルを放っておくと、引きずるか止まるかのどちらか。「あらゆる住環境で任せて安心」と広告コピーにあるよ。あと、芸術的なほどキツキツに梱包された中味を一度ばらしたら、これを元に戻すのが一番の分厚い壁。こういうのの蓋を開けたらすぐ、写真を撮っておくことにした。