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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

マイルスの45回転盤

2015-11-25 22:43:39 | ●Audio&Visual

              

 田中伊佐資さんの『Stereo』誌連載「ヴィニジャン~アナログの壺」が、シュアのカートリッジV-15の初代から8タイプを比較試聴。またも雑誌ネタになるが、これには驚きと共に溜飲を下げた。習慣で使って来たtype4への評価が、思いのほか熱かったからだ。となると、それまでの「これでいいのか?!」が「これでいいのだ!!」に転じ、連休中はアナログ盤の聴きまくり。中でも、モービル・フィデリティ『カインド・オブ・ブルー』の45回転2枚組箱にずっぽりとはまった。そこでやはりありがたいのは、こうでもないと仕事以外で名盤のアナログに食らいつくことがまずないこと。嬉しいのは、アナログを回しているところに乱入してきた輩が、片面が終わるまでそうと気づかずにいること。痛いのは、1タイトルが国内通販で7,000円から8,000円代になることくらいかな。明日から『マイルス・イン・ザ・スカイ』に食らいついてみるつもり。


ジム・アンダーソンの自選ベスト

2015-11-18 20:31:26 | ●Audio&Visual

          

 オーディオ誌を整理しているうちに思い出した、『Stereo』9月号(P88~)のジム・アンダーソン・インタヴュー。「担当作品の中からお気に入りを自選して下さい」の質問に応えて、パトリシア・バーバー、ジョー・ヘンダーソン、J.J.ジョンソンらを挙げた最後に、ペドリート・マルティネスの『Rumba deLa Isla』(Colle54 Records/2012年発売)を、「これは私のレパートリーの中でも驚異的な録音作品といえるでしょう」。そこで、Amazonから特急で届いたのを聴くと、驚異的なラテン・グルーヴが唸りを上げるのにひっくり返った。アフロ・ルーツ・クーバだというこの類はまったく守備範囲ではないものの、そんなことおかまいなしで、こちらもお気に入りのSS席に追加だ。その後、およそ50タイトルほどのCDをリッピングし、奇妙な達成感を味わった。

 


仔猫とアナログ

2015-11-02 13:37:35 | ●Weblog

 ウチの前の道路に急に現れた、三毛の仔猫を確保、と言うか、ありがたく頂いた。生後半月にも満たないか。それでも眼はぱっちり、耳は立ち、まあよく泣き人見知りしない。これで3匹体制復活だが、先住の三毛がシューシューと思いっ切り対向。慣らすのにひと月はかかりそうだ。その代わり、滅多にできない仔猫とのお付き合いは宝の山。するとそこに、モービル・フィデリティの『カインド・オブ・ブルー』と『マイルス・イン・ザ・スカイ』の45回転重量盤2枚組が到着。そのことはまた改めて。