もとdaregaitsdoco.com

成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

里親さん来訪

2010-06-23 21:47:12 | ●Cat
 別れは辛いが止むを得ない。2匹一緒のお引き取りなんて未だかつてなかったことだし。仔猫にとっても兄弟姉妹別れ別れになるより何倍もいい。生まれてからおよそひと月は、そろそろ母猫から乳離れさせて大丈夫な頃。その分だけちょこまか動くので、写真を撮るのがやっかいきわまりなかったが、今日のお昼過ぎに最後の記念撮影。もっともらしくなってきたものだ。とはいえ喜んでばかりいられないのは、キジ母とガンメタの外猫ノラ2匹を何とかして一度赤ヒゲ獣医先生に委ねないことには、この先たまりません、ということ。他方、電源系のネジが刻々と落ち着いてきて、こっちの方はいい意味のたまりません。人前に出すのに、いくつも言い訳を用意せずに済む音に近づいた感じがしてきた。

       

またもたかがネジ

2010-06-22 17:29:35 | ●Audio&Visual
 分電盤のたかがネジ。実にチマチマした話なのは承知の上だが、今度のチタン材のは、以前取り替えてもらった真鍮の非磁性体ネジどころの騒ぎじゃあない。低音不足を諦めていたディスクから、ベースやバスドラがぐいぐい迫り出てくる。音量を下げても低域が逞しい体格のままでいる。シンバルなどの金物類の鳴りも、切れて伸びて、しかし、刺々しくならず、中域のスピーカー離れが良くなったものだから、鼓膜がびっくりしているのがありあり分かった。こうなるともはや、「発明」と呼んであげるべきだろう。一緒に取り替えてもらった電源タップのカバーも効果てき面の模様なので、元に戻すと案の定かなり落ち着きがブレる感じになった。カバーの作りは秘密だそうで、島元さんいわく、「電磁波対策ボードとだけしておいて下さい」。それにしても量感たっぷり、肉感モリモリ、質感繊細と、たかがネジ、されどネジ。タップまわりの制振と配線の整理を早いうちに何とかしないことには申し訳が立たなくなってきた。ドア・ストッパーも若干決まり悪いことだし。下の写真は、これはこれで取り替えた時はびっくりだった真鍮製の労作。捨てるのはしのびない。


          

SHM仕様SACD本盤

2010-06-21 23:20:03 | ●Audio&Visual
 SHM&音匠仕様、シングル・レイヤーのSACDジャズ5タイトルと、スティーリー・ダンの『彩(エイジャ)』を聴いた、ということを『JAZZ LIFE』誌7月売り8月号に書いた手前、ここで今あまりガシガシ行けないのが辛いところだが、そうでもなかったら大暴れも辞さない感じでいる。帯に「SACD対応プレイヤー専用ディスク」と注記がある通り、これらは普通のCD再生機ではかからないシングル・レイヤーの高潔種、純粋種。加えて、音匠仕様と同じラベル面にはグリーン処理を施す。1タイトル4500円するだけの付加価値は、音にもパッケージングにもたっぷり付いてきた。スティーリー・ダンの『彩』はこれが世界初SACD化で、こいつには厳重注意だ。とかやってるところに、出水電器の島元社主がまたまた待望の来訪。電源系のネジをチタン材のに取り替えてもらうと、ウソっ? というほどイイ方向に激変。そのことは追って。

    

ピラミッド・ウォール

2010-06-18 17:38:31 | ●Audio&Visual
 前からえらく気になっていた、定在波の吹きだまりのようなスピーカー対向壁に、arteのピラミッド・ウォールを2枚取り付けた。スピーカーに向かって左が書棚、右が壁というどうしようもない環境だけに、位置決めには大苦労だったが、こんな変則配置でも大いに効いて万々歳。右後ろで絶えずもやもやしていたガスが抜け、前から来る音だけにしゃきっと集中できるようになった。理屈はメーカーやネット・ショップにお任せするとして、これを手に入れる前にひとつ心配だったのが、石膏ボードに壁紙を張った壁面への取り付け。だが、それが意外なほど簡単で拍子抜けしたほど。下の写真のように、裏面の4隅にサイコロ状のピン受けがあって、そこに25ミリ長ほどの足長画鋲を差し込むだけ(右端は普通の画鋲)。ウチではひとり仕事であっという間に作業完了。ただ、メーカー・ページにもある通り、ピン痕が残るのは覚悟しておかなくてはならない。


      

半信半疑が

2010-06-17 17:09:52 | ●Weblog
 とある結婚披露パーティーのお土産。缶詰と同じ要領で上蓋と水抜き用の底栓を開け、たっぷり水やりしたのが、パーティーの翌(6月)7日朝。それがトップの写真のようになったのが8日後の15日昼。おおーっ、「DREAM」とくっきり文字が刻まれているではないか。もうひとつには、ちょい遅れで「LOVE」の文字とハート・マークが出た。去年のチューリップ以来、次の胡蝶蘭を経てこういうのが楽しくなってきたのは、年のせいでも何でもいい。生命が芽生える音が聞こえるような感じが、結構な励みになるからだ。置き場にした日当たりのいい出窓近くに、スピーカーがあったのも良かったのかも知れない。いや、その、音楽が成長を押してくれたのかも、と。この調子なら、週末に見えてくれる仔猫の里親候補さんとも上手く行きそうな気配がさすらう。メッセージ・ビーンは、10種類のメッセージを選べるそうで、いいものを教えてもらって感謝。おふたり仲良く頑張って下さいな。





ECC83=12AX7

2010-06-12 23:17:57 | ●Audio&Visual


 仔猫が順調にやんちゃを始めて絶好調になってきたので、今日は田中伊佐資さんに連れられ、埼玉県川口市のとあるオーディオの重鎮家を訪ねた。そことは、田中さんの著書『ぼくのオーディオジコマン開陳』の125頁にある方、とだけしておこう。というのも、高級パーツばかりの自作機が軸のオーディオを、僕には到底言葉にできないからだ。うかがった主な目的=ご指南頂きたかったのは、EARのフォノイコ834P用の真空管ECC83=12AX7について。しかしそれがだ、相応に互換性のあるものが、写真のように大きな引き出し一段に一杯いっぱい、いや、ただ一段にとどまらない。で、それらをブランドごとに抜き差しして聴かせてもらうと自失呆然もいいとこ。シルバニアやライトロンなど聞いたこともないブランドが、アナログのグルーヴから精気を吸い上げてくれる感じで、テレフンケンとムラードこそ834P用の“神球”というのは、少数な井戸端会議の評伝説でしかなさそうなことを痛切に思い知らされた。または、感謝の涙にかきくれております、と言うべきか。おっとこのことは田中さんにも向けないと。何の世界も広く厚く熱く深い!!