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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

やっと浮き世へ生還

2012-02-27 12:10:14 | ●Weblog

 風邪かインフルエンザか分からぬ不調から、内科を二院浮気して通っても、インフルの兆候がないので様子を見るしかないと、診断結果はどちらも同じ。結局、体温が平熱から大きく動かなくなる昨日まで、なんと10日もかかった。40代までこういう時は何度か、サウナに行って白黒はっきりさせたものだが、アラカンともなると、もはやそうは問屋が卸さない。facebookでお相手頂いた皆様には心より感謝申し上げます。やっと外出する気力挽回、ではあるものの、ポールのアナログとハイレゾを聴き返すと、風邪引きの時とはまるで違う調子に、はたと打ち込んだところ耳垢の大収穫。もう少ししたら、久しぶりに聴力検査もやっておくことにしよう。仕事柄、医師の審判を聞くのがこれほど怖いものもないが、何事も過信は禁物だ。


『キス・オン・ザ・ボトム』のハイレゾ

2012-02-18 17:19:27 | ●Audio&Visual

 ポール・マッカートニーのハイレゾDLに3時間超。いよいよADSLモデムとおさらばする機が熟したかな。と言って、これさえやらなければ特別不自由しないから困りもの。ひょっとしたらそれより先に、アナログ盤をハード・ディスクに吸い上げる方が先になるかも知れない。ひと昔前までDATだったのが、今やPCオーディオ時代だ。ハイレゾ・スペックでPCMに変換するとどんな音になるのか、それにはリッピングよりはるかに地道な作業になるぞ、など、喜んで尻餅をつくことにもなり兼ねないが、ただ、この先、名門レーベルのアナログ名盤が、チリ・ノイズなどお構いなしにハイレゾ・スペックで配信される、というような事態にならないとも限らない。おっと、ポールの96kHz24bitは、CDよりノイズ・フロアがほんの少し下がった感じで、よしよしの巻かな。何事もなければ、明日、アナログ盤が届くはずだ。


まだ懲りずにDVDオーディオ

2012-02-11 16:19:11 | ●Audio&Visual

           

 水曜は野暮用、木曜は銀座のJazz Cafe"No Bird"のプレ・オープン、金曜はヘイリー・ロレンのインタヴューと、珍しく3日続きで外出したせいか、引きこもっている時よりはるかに体調が良い。と言いつつ、今日もやることは一緒で、またまたDVDオーディオ。3枚共192kHz/24bit。ビクターエンタテインメント盤はプラケースこそ無愛想でも、中味は濃厚で元気溌刺、ロリンズをブリブリと、ガーランドをギラギラと聴きたい時は、SACDよりこっちの方がいいかも。ただし、アナログっぽさが欲しいならSACDに限るのは、大方に共通したこと。それにしても、名盤の中古DVDオーディオのお高いことったらない。ペッパーの『ミーツ・ザ・リズム・セクション』が、Amazonで1万3,660円より、と来たもんだ、が、そう言われるとなおのことそそられる。あと、ポール・マッカートニーの新作についてロスの田口さんいわく、「キャピトルとアヴァターとではヴォーカル・マイクが違うみたいだ」「キャピトル録音の方がヴォーカルにヘッド・ルームがあっていい」。これを嗅ぎ分けるのは大変だ。


ポール・マッカートニーとダイアナ・クラール

2012-02-07 22:07:52 | ●Audio&Visual

 おおーつ、ダイアナ・クラールがピアノだけでなく、14曲中13曲のリズム・アレンジを担当、いくらトミー・リピューマのプロデュースとはいえ、えらい大任を仰せつかり、そして見事やってのけたものだ。主役ポールの終始丁寧な熱唱にはもう頭を下げっぱなしになるのはともかく、聴きながら何に心打たれたかという、ピアノで歌伴に徹したダイアナの粋で利発なマナー、これがそれはそれは効いた。ホッカホッカな温度感が気持ち良い録音も、さすがアル・シュミット→ダグ・サックス。それが音量を上げるほど滑らかに際立つからこりゃあ凄いもんだ。


昨日と今日のDVDオーディオ

2012-02-06 21:53:03 | ●Audio&Visual

            

『ブリージン』(リニアPCMの96kHz/24bit)、『ワインライト』(パケットPCMの192kHz/24bit)、『スペクトラム』(パケットPCMの96kHz/24bit)、『Take 6』(リニアPCMの96kHz/24bit)。『ブリージン』は同スペックのデータをHDTracksから落とせるが、この時期のDVDオーディオが短命に終わったとはいえ、やはりパッケージ・メディアとして手にする愉楽にはかけがいのないものがある。と同時に、SHM仕様SA-CDにもなった『ブリージン』と『ワインライト』をそれぞれ聴き比べると、DVDオーディオにはなりふり構わぬ男っぽさがあり、どっちがマスターに近いのかというと、DVDの方ではないかと。直感的なところを拙速に行くと、低域がたっぷり豊かな一方、上の方が少々キツいが、いい感じにバランスが整う音量を見つけると、結構病みつきになりそうだ。この先、年内計画のターゲットは、『ナイトフライ』『ガウチョ』『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』『エヴリシング・マスト・ゴー』の4タイトル。