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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

■広辞苑

2009-05-29 22:32:10 | ●Weblog
昨日、ワープロ一太郎2006ATOK用の広辞苑を第5版から第6版にバージョンアップした。くれぐれも辞書とは使われるもので、辞書から表現は何も生まれないのは言わずもがなだが、マルチメディアと手を組んだ文書入力環境は、やはりゲーム感覚が着いてくるところが面白い。「バッハ」と打ち込み変換すると、ミニ・バイオの次に〈トッカータとフーガ ニ長調〉〈ブランデンブルグ協奏曲 第5番 第1楽章〉〈G線上のアリア〉の代表作三つが掲示され、スピーカー・アイコンをクリックすると、メインのパートが40秒ほど再生される。広辞苑は前からDVD版もあるのを知ってはいるが、ショートカットなどのキー割付をはじめ、FEPとの親和性はどれほどあるんだろうか。動物や名所旧跡などの図版や写真を見ていくと、今、何をテーマに原稿を書いているのか吹っ飛ぶこともしばしば。でも、脳の活性化には悪くなさそうだと遅ればせながら。

     

     


◎アナログのダイアナ

2009-05-22 20:49:22 | ●Weblog
『クワイエット・ナイツ/ダイアナ・クラール』のアナログ盤が、LPのAB面に10曲を書き込んだにもかかわらず、相当イイ、ということが今日分かって、さっそく雑誌の記事ネタにした。ダイアナのことは言わずもがなとして、特筆すべきは、トミー・リピューマ、アル・シュミット、クラウス・オガーマンの3巨頭の表現世界が、ひょっとしたらSHM-CDより柔和に浮き出てくる感じがあること。最新録音のアナログ・リリースの中では、近来希なヒットと思う。

◎デュアルコアなるもの初体験

2009-05-20 22:18:43 | ●Weblog
 先週、いわゆるデュアル・コアのCPUを核にした新デスクトップPCの組み立てが終わり、そこから今日までかけてやっとアプリやVGAなどの環境設定を済ませた。CPUはIntel製Core 2 Duo E7500(2.93GHz)、メモリーには4GBおごり、ドライブとVGAをBlu-ray読み書き対応にして、ディスク容量は1テラ。今まで3分以上かかったWin-XPの起動が、さっき測るとちょうど1分。画像や音声の加工も、前の1.6GHz機に比べれば瞬時だ。いや、これには嬉しさ余った自慢もあるけれど、愛器がハングしたりクラッシュしてから腰を上げては時遅し、バックアップは何もデータだけでなく、機器のことにも目を向けないといけない、という、痛い思いの積み重ねから来た諦念の反発力が大きい。とはいえ静音設計のその静けさは、車ならタコメーターの針が上がらなくなったんじゃないかと思えるほど。「エンジンがかかっているのにイグニション・キーを回してしまった」との歯の浮く常套句も、これを前にするとやぶさかではなくなる。そういう感じがお好みならコチラへ。

ソフィー・ミルマン

2009-05-11 23:18:00 | ●Weblog
おお~っ!! というほか言葉が出なくなったのはチューリップの開花以来か。3枚目のオリジナル・アルバムは出るなりカナダのiTunes Jazz Chartsで即トップ。確かに1曲目の〈ビューティフル・ラヴ〉からしてもう相当来る、来る。ロリコンでもコスプレ好きでもないけれど、こういうのはオヤジ属の煩悩と深いところで波長が合うような気が。近々、ブルーノート東京公演も予定され、その前にプロモーション来日もするらしい。音楽とサウンドのコンセプトに大きな様変わりがないのにひと安心。

◇メロディ・ガルドー20090507

2009-05-07 23:47:21 | ●Weblog

何かの間違いかと思った。7日(木)のお昼過ぎのiTunes Top Jazz Albums。22ヵ国中、16ヵ国で『マイ・ワン・アンド・オンリー・スリル』がトップ。こんなの久しぶり。一方でBillboard Chartsの冷たさも同様。

 と言った矢先の今日8日(金)、Billboard Top Jazz Albumsに2位で初登場し、ダイアナの後ろにひたっと接近。全米リリースが日本より遅い4月28日なのを忘れてた。それにしてもこれ、近来希に見る名勝負になりそう。


♪ケーブルの音

2009-05-06 16:17:54 | ●Weblog
オーディオ誌の先生方のご所見と、生まれて初めてピントが合った。それは、『Stereo』誌5月号「ケーブルのすべて」のラインケーブルRCA編に出てくる「リン SI 12UB」で。ウチはこの程度でRCA最高峰の位置づけなこともあって、勇気百倍、生々流転。久しぶりに山勘の買い物で当たりを引いた達成感も嬉しかった。「サウンドイメージには、淑やかでセクシーな響きを聴くことができる」(須藤先生)。ウチでも仰るとおりで、オヤイデのアクロス750と換えた瞬間、『クワイエット・ナイツ/ダイアナ・クラール』のカサコソ声に潤いが付いてきたのには耳を疑った。さらにこれにて臥薪嘗胆の一念天に通ず。SPケーブルもRCAもちょこまか換えずに約1年、すべてオヤイデのPCOCC-Aで過ごした後、今年1月にSPケーブルをLINNのトライワイヤーに交換。すると、音をからだで記憶しておくとはこういうことなのかと痛感できた。と同時に、ケーブル類をあれこれ入れ換える前に、インシュやスタビによるアレンジを試みるのを欠かせない、とも。つい先日、アンプ脚をハーモニクスのコチコチのやつから山本音響の磁気フロートに戻したら、『HANDS/ブライアン・ブロンバーグ』の無表情な超テク最優先のベースが汗を浮かべる感じになった。こっちも額に汗したのは、気温が急に夏モードになったことばかりが理由じゃなさそうだ。