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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

デュアル・モニは贅沢ではありません

2011-06-30 17:31:37 | ●Weblog

 4、5年前に一度ネタにしたPCのデュアル・モニター。そういうのをご存じない先輩が前項を見て、「贅沢なことおやりなさんな」と戒めのメール。いやコレ、いつも2台がオンになっているわけではなく、ネット情報を見ながらワープロ打ったり、4対3画面に収まらないスプレッド・シートを広げたりとそういう時だけで、決して見栄張っているわけでも何でもありません。とはいえ、デュアル用のいけてる壁紙に差し替えた時だけは、この景色を遠目に一杯、みたいなこともたまに。フレームがないに等しいような液モニなら、もっと見栄えがするんだろうな。去年、一度だけ16対9のワイド・モニター1台にしたところ、不便きわまりなくてすぐにまた元に戻すことに。VGAのツールにある「Throwモード」をオンにして、アプリWindowの投げっこで遊べるのもいい。とかキー打ちしながら回しているのは、『CDジャーナル』誌にこれからレヴューする『ルッキング・ウォーキング・ビーイング/アガ・ザリアン』(TOCJ-90071)。ひとまず、透き通って奥行き深い好録音に感服。これは凄い。


扇風機も使いようと言うけれど

2011-06-28 18:26:36 | ●Weblog

 昨日、編集の打合せで神保町のとある出版社へ。今日でなくて良かった。たぶんエアコンを回してなかったと思う。JRのお茶の水駅から少々歩いたものだから、停止するとしばらく汗がにじんで止まらない。帰りに寄ったディスクユニオンもJAZZ OLYMPUSも、いくらか冷やし方控え目。それでもお客さんがいるのだから、これでいいのだ、と。あるいは、どこそこの照明も、もう少し暗めだって良かろうと。という翌の今日、遂に来た、炎暑本番の強烈な知らせが。エアコンの設定温度28度で来たる盛夏をしのぐには、水風呂で仕事するしか手がなくなるものと思念した。窓全開でミニ扇風機程度じゃあ、まったく歯が立たないものね。当然、でっかい音で音楽を聴くわけにまいりませんにも参ります。


コロンボとハリマオとラファロ

2011-06-26 22:08:55 | ●Weblog

 刑事コロンボの再放送をBSで見るたびいいなと思ったのは、よれよれコートでもオンボロ車でもなく、あのくわえ煙草(正確には葉巻らしい)。今やあり得ないキャラだ。禁煙でも何でも、アメリカの切り返しはきっぱりし過ぎでいつも余情に欠けるなとも。他方で原発にはノーコメントなところも。とまれ、大好きだったピーター・フォークの逝去には心よりご冥福を祈念。
 写真は、とか言う前に盛り上がった『怪傑ハリマオ』。DVDをお借りした近所の先輩に御礼申し上げたうえで、これの見かけ上のキャラは、タモリとMr.マリックの倒錯的ダブリ。さらに面白いのは、この頃(1960年代前半)のアクション・ヒーローたちは、なにか上手いこといくとしょっちゅうガハハと笑うこと。
 さて今日は、エアコンなし、窓閉めとけ状態で音楽が聴けたので、『サムシング・フォー・ビル・エヴァンス/イリアーヌ』の〈マイ・フーリッシュ・ハート〉と〈リ・パーソン・アイ・ニュー〉を傾聴。そこでマーク・ジョンソンが弾くベースは、スコット・ラファロの遺品だ。が、ほかとの違いはまるで分からなかった。マークさんが巧いってことにしておこう。


ふたりのパット

2011-06-16 23:07:39 | ●Weblog

 『イースト/パット・マルティーノ』のMFSL版SACDがAcoustic Soundから、メセニーの売れ筋スタンダード・カヴァー集の本盤がHMVから届いた。どっちも凄いけど、なんだか同じパットでも『イースト』の〈クローズ・ユア・アイズ〉、これが凄過ぎでジェシ・ヴァンすらかなうまい、と。器がSACDだとかSHMだとか関係なくね。


連文節変換は控えた方がいい?

2011-06-11 23:41:59 | ●Weblog

 さあいよいよ、節電意識とエアコン自粛を併走させる気候になってきた。寝る前にモデムや無線ルータのほか、便座の電源も引っこ抜く。大好きな電気掃除機がけを控えめにし、化学雑巾を活用する。あちこちの照明も全灯をやめ、液モニの照度も落とす。その代わり、休む前に寝室をビシっとヒエヒエにさせて。とかやっているところで、Windows PCの節電対策を知った。「1時間45分以内(の休息)であれば、シャットダウンするよりスリープの方が省電力」だと。どこまでホントか定かではないが、マイクロソフトが推奨するならと即実践。NECのちびノートでの原稿書きも刻々と慣れてきて、書き終えるとホストのメアドに送って一太郎とWORDでチェックして、さあお立ち会いと。ATOKとMS-IMEのダブル・チェックをかけると、根本的な考え違いはどうにもならなくても、用語や用句の揺れだけはガッチリとダメ出ししてくれるからいい。昔の連文節変換は「貴社の記者が汽車で帰社した」が当たればその程度で良かったのが、今は「きのうときょうと、きょうだいそつのきょうだいはきょうびじんときょうやさいをたべていた」を「昨日と今日と、京大卒の兄弟は京美人と京野菜を食べていた」にしてくれないとダメだとか。いずれにせよ、長々した連文節変換には危険がいっぱい。人任せならまだしも、プログラム任せは信用なりません。トップ写真は、長大な連文節の巧みな使い手の快作。SACDの到着待ちだ。


デラックスな『TUTU』

2011-06-08 22:48:54 | ●Audio&Visual

 5月末に届くはずが、店頭に並んだのは2、3日前らしい。お目当ては、ロベン・フォード入りのニース・ライヴ。正直なところ、マイルス&ロベンを正規のパッケージ・メディアで聴くのは初めて。で、どうかというとロベンは凄い、イカしてる。が、なんかちょっと合わない。ブルースし過ぎが綺麗過ぎるのかも。ジョン・スコとマイキーのドロドロ感の方が屈託がなくてイイような。ただ、ギター・ソロはとにかくどれもきわめてカッケー!! なお、どこそこでご覧の通り、今年は「帝王生誕85年」「没後20年」「『TUTU』発売25周年」になるそうだ。


MFSLの『ガウチョ』

2011-06-07 10:32:32 | ●Audio&Visual

 昨日、新宿ディスクユニオン本館のエレベーターが降りてくるのを待つうち、うしろから「おいおい、こらこら」と来たのはY巨匠。前項で冷やかしたのが運の尽き、みたいな感じが少々。あいにく、ゆっくり話をする間もなかったが、こっちはこっちで大収穫。MFSLの『ガウチョ/スティーリー・ダン』(UDCD-545/廃盤)のミント級をゲット。成金趣味に見えるゴールドCDなのに、アナログ的音調を深々と聴かせてくれるのは『aja』と同様だ。これの上位シリーズにあるULTRADISCⅡはもっといけてるらしいが、ebayでも200ドル超ではちょっとなあと久しぶりに入ってみると、頭から10ページくらいまでツアー・チケットの売りばかり。最高値は、9月20日、ビーコン・シアター6席が6,640ドル。次が2席で4,460ドル。全米ツアーは7月2日から、オーストラリア&ニュージーランド・ツアーは10月19日から。帯同するのは、Jim Beard(kb)、Michael Leonhart(tp)、Jim Pugh(tb)、Roger Rosenberg、Walt Weiskopf(sax)。Jon Herington(g)、Carolyn Leonhart、Cindy Mizelle、Catherine Russell(vo)、Freddie Washington(b)、Keith Carlock(ds)。2007年のBBL公演とほぼ一緒だ。