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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

Michael Brecker Memorial

2007-02-22 18:19:19 | ●Weblog
 NY時間2月20日(火)18時半から、マンハッタンのタウン・ホールでしめやかに執り行われたとのこと。出演者は、ランディ・ブレッカー、スーザン・ブレッカー(マイケル夫人)、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、パット・メセニー、ポール・サイモン、バスター・ウィリアムス、デイヴ・リーブマン、ジョン・パティトゥッチ、ジョーイ・カルデラッツォ、ジェフ・ワッツほか。これら全員がソロやグループで追悼演奏したほか、日本流で言う弔辞を捧げた(New York Timesから)。「ジャズをやる上でいちばん危ないこととは?」という話題になった時、パット・メセニーが「マイケルの次にソロ・パートがまわってきた時」と応えたそうだ。アルバムをあれこれ聴き返す時は、このことに焦点を当ててみることにする。没する9ヵ月前からマイケルは創価学会に入信していたというから、ハービーやウェインつながりというより藁をつかむ心境だったに違いない。しかし、メモリアル・セレモニーの締めくくりが「Nam Myoho Rengekyo=南無妙法蓮華経」の唱和とは、ひょっとしたら主催したのはその関係だったのかも。いずれにしても、再々度合掌。これからパット入りのアルバムを、まず積み上げてみよう思う。
 今、人伝えだが、池田大作名誉会長のメッセージを読み上げるひと幕もあった、という情報が。なんかピンとこない物があるなあ、ということを追記。

マイケル、グラミー2賞のウィナーに

2007-02-12 11:24:23 | ●Weblog
「Best Jazz Instrumental Solo」と「Best Large Jazz Ensemble Album」の2部門で、対象アルバムは『サム・スカンク・ファンク/ランディ・ブレッカー・ウィズ・マイケル・ブレッカー』(BHM/Telarc/ビクターエンタテインメント)、ソロ部門の対象曲は〈サム・スカンク・ファンク〉。03年11月、ドイツのレバークーゼンに於けるジャズ・フェスティヴァルのライヴで、WDRビッグ・バンドとの共演作。今、聴き返してみたが、NARASの決定は何も弔意ばかりではなかったろう。おっと、そこうしているうち最優秀新人賞がキャリー・アンダーウッドに。それはそれで結構ながら、そのプレゼンターがなんとオーネット・コールマン、お相手はナタリー・コール。オーネットがグラミーのこういう場面に現れたのは初めてじゃないかな。

マイケル・ブレッカー20070209

2007-02-09 23:42:33 | ●Weblog

 晩年の演奏とインタヴューのクリップ。http://www.birdlives.com/
コルトレーン論が圧巻。

ただ、冒頭の経緯説明で「04年2月のIAJEプレス・コンファレンスの後、2、3ヵ月で具合が悪くなった」というのはたぶん勘違い。マイケルが骨髄異形成症候群と診断されたのは、05年6月のこと。別掲のように、04年7月、オランダで大張り切りだったマイケルに僕は会ってるものね。まあ、いずれにせよこれは必見です。

 


湿度

2007-02-05 00:43:43 | ●Weblog
 エアコンで暖房している冬場の仕事部屋は、バリゴの湿度計が40パーセント前後になるほど乾燥状態になるから、何もしないと喉も皮膚もカラカラ。そこで否応なしに加湿器を炊く。昔は火鉢に鉄瓶、ある時はだるまストーブにヤカン。換気さえちゃんとしてれば、相当合理的な暖房環境だった。それに比べ今は、まるでオーディオと一緒。何かひとつ動かせばボードが必要になって、次はそれが鳴り過ぎるからとインシュレターや制振材に手を伸ばす。いや、それがオーディオというもの、ということに最近改めて開眼したつもりではいるが、こっちにとって優先すべきはレゾナンス・チップとかよりまず加湿器。魔法瓶とほとんど同じ構造で、モーターレスのEE-LA50というのを入れたら、3リッターのタンクが半日で終わるけどホカホカ、ペタペタでごきげん。が、という矢先、湿度のある部屋のオーディオ・システムはあちこちの酸化が早い上、磁気回路のサビを誘発、という金言をネットの随所で読んでガクッ。ウォームビズを励行してきたとはいえ、屋台で呑んでるわけじゃないから、まさか部屋でダウンジャケだけは着たくない。鼻水は風邪の兆候を表すためばかりでなく、鼻孔の乾きを潤すために出てくることが多いそうだ。そうなったら、オーディオを消して加湿器をガンガン炊く方を選ぶ。バリゴ計60パーセントくらいの時が、なぜか煙草もしっとり美味いもの。