もとdaregaitsdoco.com

成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

ビル・エヴァンスのVerve18枚組金属箱

2012-06-13 18:02:09 | ●Audio&Visual

 そもそも錆びが出るように作られたとはいえ、目に入る質感はチョコレート・ケーキかという惨状。届いた時は、銀メタ調でツルンだったのに。さて、外見はまだこれでもいい。だが、内側の錆びは、ディスクの開封側とスレスレ。というので今日は、リッピングした後、ディスクをこの箱に入れないことにした。万が一ディスクが錆び粉を連れてきたら、デジタル機器、いや、電子機器には大打撃。アナログだって鉄粉混じりでは致命傷になる。それだけに、コレクターズ・アイテム度数を上げる一方らしい。


HDCDがやっとまともに聴けた

2012-06-07 12:13:49 | ●Audio&Visual

 今日、リッパーを2種類新調(インストール)したところ、吸い上げ速度がfoobar2000より断然上がったのにびっくり。ひとつが、dBpoweramp CD Ripper、もうひとつがExact Audio Copyで、両方とも日本語パッチをあてないままでも使い勝手は上々。しかも、dBpoweramp CD Ripperの方は、ほとんどデフォールトのままHDCDを24bitにアップ・コンバートできて、これには大助かり。通常のCDプレーヤーで16bitのまま聴くより、微妙ながら奥行きが出てきた感じがした。しかしこのHDCDというのは、ロゴ表示が情けなくなるほどおチビさんで、なおかつディスクの世代によってそうなってたりなかったりで大変。ただ、しばらくの間ハイブリッドSACDの通常CD層しか聴かずにきた後悔の持ち主には、少しでもいい音の恩恵に浴せるとなれば、それを浴びに向かうのが人情というもの。3枚アップ・コンバートしたうちクレア・マーティンのLINN盤にはなるほどでも、アール・クルーの97年国内盤がHDCDになっていたとは思いもよらなかった。    

  

 


ハイレゾとベース・トーク

2012-06-04 23:27:54 | ●Audio&Visual

 音楽月刊誌の締め切りを抜いて、前項で手に余ったDVDオーディオのリッピングに格闘中。と言うのも、ビクターエンタテインメントの192kHz24bit盤のいくつかが、全曲を一括コンバートすると、エラーになって1曲ずつ相手するしかなくなったため。とはいえ、ロリンズとアート・ペッパーは、一部を除きステレオとモノラル・ミックスの両方入りなのが嬉しい。もしオーディオ自慢をするなら、こういうのを外ではなく自宅で聴いてきたか、今も聴けるようでない限り、あんまり大口を叩くべきではないと思った。SACDだって、シングル・レイヤーとハイブリッドの違いを未体験のままでは大問題だ、とか、反省と勉強しきり。しかし、なによりいちばんなのは、訪れる友のほとんどが、失礼なほど忌憚なく文句をつけてくること。最近のベストかワーストは、VE社を勇退したベース弾きのSさん。おかげで低い方のチューニングに汗を流し、前よりハイレゾらしさを引き出せた感じがある。それに限らず、今日聴いた中では、鈴木良雄ベース・トークの『ダンシング・ルナ』が抜群に良かった。その原稿を終えてこそ訪れる、安堵の時間でもある。