もとdaregaitsdoco.com

成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

早くもミツバチ

2011-02-22 15:25:36 | ●Weblog
 蝿かと思ったらなんとミツバチで、なるほど啓蟄の頃が過ぎたのを実感。午後の14時過ぎ、北側以外の窓全開で、ホカホカするまでにはいかないものの、全然寒くない。申告用の領収書整理なんかまったくやる気が起きず、お仕事が回ってきたジョン・スコの新作と、SHM仕様SA-CDになるサンボーンの『タイムアゲイン』をハイブリッドSA-CDで聴く。それには残念ながら窓はぴしゃりと。このハイブリッド盤、こうしてSHM仕様が出るなら買うんじゃなかった、とはならない。これがないことには、シングル・レイヤー+音匠仕様の効能を見極められないからだ。しかも、ハイブリッドのCD層に入っているのはDSDマスターからのもので、通常CDとは別種だ。
 ところで、『Groovy』のところで書いたアームの水平調整、まったくの勘違いだった。カートリッジが4輪車なら、お尻高になっているとばかり思っていたら、事態はその反対だったので、アーム高を上げるだけであっさり解決、と思いきや、ステレオ盤は良くても、モノラル盤との相性が悪い。その点やっぱりCDはいいなと、『Stereo』誌最新号の特集「デジタル・ディスク・プレーヤーの逆襲」に拍手。





 シュリンクにシールが貼ってある時はスキャンしておく、という写真があるのを忘れていた。オーストリア製なことも。この専用プラケースばかりは捨てられない。

ネコカン

2011-02-20 15:47:25 | ●Cat
 1週間に最低一度はネコ餌の買い出しが欠かせなくなってかれこれ1年かもう少し。もっといっぺんに買い込む手もありだが、重いわかさばるわのこんなのに居住スペースを占有されたくないから致し方ない。仕入れは近くのディスカウント・スーパーのロジャース。猫、犬、小動物用の売り場ブロックが三つもあって、ないものはないって感じだが、CDショップのようなアルファベチカルとか50音順とかと別世界だから、4匹に好みのネタを集めるには結構な時間がかかる。こっちは昼飯代を切り詰めているというのに、とも言えないのは、これだけ買っても煙草代に比べたら何でもなくはないが、実のところ何でもないに等しい。実は、夜半のたまさか、小腹が空いた時にグッと来るGood 缶を見つけてしまったせいもある。ただ、それに限らず、大体は塩気を足すと酒の肴にも行けそうなものが意外に多い。さて今日は、SHM仕様SA-CDの解説を早めに抜いたので、明日から確定申告の準備だ。

ATLANTICのSHM仕様SA-CDがまず5タイトル

2011-02-17 16:27:58 | ●Weblog
 雪かきに悪戦苦闘せずに済んだことすら忘れたところに、次の5枚の傑作が届いて大忙し。すべて世界初SA-CD化で、「海外オリジナル・マスターを基にした2011年最新リマスター」。ディスクの仕様は何もかもユニバーサル盤に準じていても、こちらのマスターは全部が192kHz/24bitのリニアPCM、というところが強い引き。パッケージも洒落たデジパック仕様だ。その代わり、定価4500円は据え置き。確かにまだ上げ下げできるタイミングではないから、そこはしょうがないだろう。

『マイ・フェイヴァリット・シングス/ジョン・コルトレーン』(モノラル)
『たそがれのヴェニス/モダン・ジャズ・カルテット』(モノラル)
『ジャズ来るべきもの/オーネット・コールマン』
『直立猿人/チャールス・ミンガス』
『サム・ホエア・ビフォー/キース・ジャレット』

 店頭に並ぶのは2月23日。ウチではオーネットとミンガスが文字通りかつてない炸裂ぶり。MJQのモノラルはがっしりした腰つきになった、など、これ以上走るとまた、いざという時ガス欠になりそうなので、強力なトピックと出会った時に改めて。    

雪かき準備

2011-02-14 23:41:04 | ●Weblog
 おおーっ、東京西部や埼玉県中部などの有料道路が、チェーン規制(青)や通行止め(黒)。天気図よりこの方が断然雲行きが分かりやすい。カラカラ天気に文句を付けたお返しがいっぺんに来た感じだ。普通、春先の降雪は海岸沿いに強くなるものだが、今回はやや性格が違うようだ。とかいううち、外環線が全線規制。確かに、窓から見る外はあれまと雪国に変身。午前中のミーティングとか入れずにいて良かったが、その代わり、この調子では明日朝、あちこちの雪かきに時間を費やすのは必至。覚悟して寝ることにする。

Groovyに手間取る

2011-02-10 22:15:12 | ●Weblog
 ディメオラ新作のライナー・ノーツの下書きを終え、ではさて息抜きに何を聴こうかというところに、『グルーヴィー/レッド・ガーランド』をSHM仕様SA-CDで出すことになったとの吉報が。暇に任せ、xrcd、SHM-CD、RVGリマスター、180gと200gのアナログなどで〈Cジャム・ブルース〉だけ次々に聴く。すると、アナログの調整不足が一発で分かった。ピアノに若干の歪み感が載ってくるのは、どうやらアームの水平調整が甘いためらしい。が、日が落ちてからでは視力が追いつかないので、このお楽しみは明日の夜明け以降まで持ち越し。ただ、アーム高を今以上下げられないとなると、何らかの手立てでアウター・プラッターをそれなりに持ち上げるしかないのかも。配信とアナログだけになるオーディオの近未来とは、本当にやってくるんだろうか。

エアコン要らずのお陰様々

2011-02-06 21:13:54 | ●Weblog
 今日の午後は暖房要らず。エアコンをつけずにいられる日は、音楽再生=オーディオとガチンコで向き合う絶好のチャンス。と言って何のことはない、いつも通り聴きまくるだけだが、かける新譜がことごとく音が良くて一体これはどうしたことかと。それは、『メランコリー・ベイビー/ジェイミー・ポール』(EMIミュージック/今月16日発売の本盤)、『ロン・カーター・グレイト・ビッグ・バンド』(同/23日発売のCD-R)、『Pursuit of Radical Rhapsody/アル・ディメオラ』(ユニバーサル・ミュージック/3月発売のCD-R)の3枚。中でもロン・カーターの生々しさ、ディメオラの激広ダイナミック・レンジは特筆もの。この先の話は、4月号以降の『Jazz Life』誌「音質探検隊」ページほかで行くつもりだ。写真は「こうなるらしい」というディメオラ新譜のカヴァー。

担々麺を和蕎麦で

2011-02-04 21:29:56 | ●Weblog
 担々麺のピリカラな甘ゴマ味を、日本蕎麦で楽しめるとは知らなかった、とはやっぱり田舎者か。ひょいと立ち寄った「孫四郎そば 武蔵浦和店」。野菜天せいろの腹づもりが、「季節限定!!」のキャッチ・コピーにグワシと惹かれ、一か八かで挑戦すると「担々そば」が田舎者には大当たり。日本と中国で即興ジャズ交流するかのような味のスリルに、汁まで完食してしまった。担々麺の正統派といえば、新宿・小田急百貨店本館マンハッタンヒルズ12Fチャイニーズダイニング桃杏花(To-An-Ka)のが絶品。それに共感しつつ亜流の楽しみを探すなら、新宿から埼京線各駅で30分弱のここ。900円也。誰もそんな暇ないか。類種がほかにあるのをご存知の方がおいでなら、ぜひともお知らせ下さるようお願い致します。

新年会とアン・バートン

2011-02-01 14:54:08 | ●Weblog
 昨夜、高田の馬場のCotton Clubで、ジャズ業界の新年会。大盛況のピーク時は、立錐の余地もない感じで凄かった。勢い呑みも話もはずんで、今朝起きると喉がひりひりだ。こういう集いは年に何度もあってはかなわないが、旧交を温めるにも仕事のパイプを伸ばすにも大いにありがたいことで、主催陣のお役目と、破格で会場提供してくれるCottonには深謝だ。いちばん面白かったことのひとつは、アナログ盤の話題を振ってくる人が何人もいたこと。ガンガンやりましょうと進言しつつ盛り上がった。その代わりいつもながらの代償で、今日は2時過ぎになってやっと食料が喉を通って、オーディオに火を入れて、今、アン・バートンをかけている。これにアナログ化の要望が殺到しているのだそうだ。『ラフィング・アット・ライフ~ウィズ・ルイス・ヴァン・ダイク』(MUZAK MGCF-1230)。