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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

ウェスのバンピン

2011-05-31 23:42:07 | ●Weblog

 ジェシ・ヴァン・ルーラーがオルガン・トリオでフィーチャーされる新録作品を聴きながらディスクユニオンの全店在庫検索をふらつくと、新宿店でこれがヒットしたので取る物も取らずとんぼ返りした。Mobile Fidelityがいつだかに出した、ハーフ・スピード・カッティングの日本ビクター・プレスLP。ジャケに多少のへたりよたりがあっても、盤質がかくも健常なら大当たりもいいところ。しかしだ、こういうのを今日まで知らずに来たとは、それもなんだかなあもいいところ。『Bumpin'/Wes Montgomery』(MFSL 1-508)。ドラムスのバスドラが時に変なことになる以外、目下のところずっといい感じ。Y巨匠の『Full House』にほとんど後れを取らないと思う。


図書館での節電案は大甘

2011-05-31 21:57:56 | ●Weblog

 ちょっと前にやっとトイレの全取っ替え工事完了。その前に何がびっくりって、TOTOやINAXなど大手製品のお高いこと。どちらのイチ押しも進化系の一体型で、見た目に、おっ、コレだっと来るヤツはどれも30万前後。いくら毎日365日お世話になるとはいえ、そこで仕事するわけじゃああるまいしと。ホームセンターに置いてあるカタログで、アサヒ衛陶なるメーカーを初めて知った。悪いが、インディーズっぽい感じに惹かれてカタログのページを送ると、そこにあった、値段も恰好もどんぴしゃのが。型番好きなので行きますと、本体がCW24LS521、温水便座がDLTS521。こうなれば、ここで仕事してもいいじゃないかと。という先にはやはり何より節電、来る熱夏や炎暑対策をどうするか。それには何より、ふたり以上が暮らす家屋では、遠慮に遠慮を尽くした空調機のあるところで、冬にこたつを囲むように群れるしかない。ならばWiMAXで図書館だ、と勇んだが、どこもPCの持ち込み席はごく限られているうえ、そんなことより無線LANの電磁波問題がネックになってくるらしいと。さらに今日、本の返却がてら夏場の様子を聞くと、40席の自由席を取るには早くから並ぶ必要があるそうだ。振り出し近くにドンと押し返された。


パットもビートルズ・ソング

2011-05-22 11:43:26 | ●Weblog

 『What's It All About/Pat Metheny』。イイところを突いてきたもの。痒いところに手が触れたうえ、スイート・スポットをホジホジ。この人、常緑のヒット曲の売れ線を感覚以外のデータ・ベースに持ってるね、間違いなく。『ワン・クワイエット・ナイト』同様、ニューヨークでの宅録。全篇がかぶせなしのピュア・ギター・ソロ。CDの10曲中3曲を除き、バリトン・ギターを前よりやや暗さ控えめに弾く。自己名義のアルバムで自作が1曲もないのはこれが初めてだとか。それにしても、ここにもまたもビートルズ・ソングが。アル・ディメオラが『ラジカル・ラプソディ』で〈Strawberry Fields〉を、ジョン・スコが『ア・モーメンツ・ピース』で〈I Will〉をカヴァー。ジョン・スコはこれを『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・アワ・フレンズ/ビートルズ・ジャズ』で一度録音したのを、すっかり忘れていたそうだ(『Jazz Life』誌最新6月号のインタヴューから)、という話には笑ったが、その日本盤ライナーに拙稿が入っているのをすっかり忘れていた自分にはガクっ。ともあれ、パットの〈And I Love Her〉は何とも絶品。これを聴くのは、1989年1月の「Tokyo Music Joy(5th)」以来22年ぶりだ。あの時もナイロン弦のソロだった。

1. The Sound of Silence (Paul Simon) 42弦
2. Cherish (Terry Kirkman)
3. Alfie (Burt Bacharach & Hal David)
4. Pipeline (Bob Spickard & Brian Carman)6弦スチール
5. Garota de Ipanema (Antonio Carlos Jobim & Vinicius de Moraes)
6. Rainy Days and Mondays (Roger S. Nichols & Paul H. Williams)
7. That's the Way I've Always Heard It Should Be (Carly Simon & Jacob Brackman)
8. Slow Hot Wind (Henry Mancini & Norman Gimbel)
9. Betcha by Golly,Wow (Thomas Bell & Linda Creed)
10. And I Love Her (John Lennon & Paul McCartney) 6弦ナイロン
●2枚組LPのボートラ
11.'Round Midnight (Thelonious Monk)
12.This Nearly Was Mine (Richard Rodgers & Oscar Hammerstein III)


あれやこれやでパット・メセニー

2011-05-21 12:41:50 | ●Weblog

 仕事場トイレのウォシュレットが完全にいかれて、ポタポタとひどい水漏れ。思い起こせば20余年、よく頑張ってくれたもので、ではよしお引き取り頂こうとパナソニックのトイレ機器のカタログを見ていくと、懐かしくも涙の記憶がついてくる製品が、まだ現役とは。それは、乾電池式のポータブル&コンパクト・ウォシュレットで、現行品はCH785P-A、90年代中盤だかに買った僕のは「トラベル・ウォシュレット」という名のTOTOのYEW100。あのその、痔持ちではありませんが、ただ、10時間以上エコノミー席で空路を行った彼の地で、第一次爆撃を終えるとどうも思うようでない、というのでコレを手に入れたら、スカっと問題解決。なのはいいが、スイスかオランダを出国する時、コイツを手荷物に入れたのが運の尽き。検査官の「コレはなんだ?!」に説明がつかず、しょうがないから取説を広げ、イラスト通りやってみせると、向こうはダハハ、こっちはトホホ。今もってこの上を行く痛恨の通関もない。しかし、温水洗浄トイレの世帯普及率70パーセント超は、日本が文句なしの世界一。その分だけ昔より水も電気も食っているわけだ。と、そこにパット・メセニーの『What's It All About』が着。日本盤のリリースは8月になるらしい。


類似

2011-05-07 23:55:44 | ●Audio&Visual

        

 今日は、必要に迫られアナログ・プレーヤーのプラッターを元に戻し、針圧をチェックしたりネジ類の緩みを見たりして数時間を過ごした。また何かあったらスピンドルや軸受けのダメージをはかり知れないが、こっちも前に進むには、アナログを聴くたびプラッターを載せたりはずしたりでは、ちょっとしびれが来る。本体を定位置に戻した後、SHM仕様SA-CDの解説原稿を入れた、『夢飛行/ラリー・カールトン』や『キャプテンズ・ジャーニー/リー・リトナー』などをアナログで再確認。昔の見本LP盤からホクホクの音が出てきてガハハ。
 写真はそれとは関係なく、http://blog.goo.ne.jp/kawamotofuyuhiko/s/%CE%E0%BB%F7の続編で、『シーヴス・アンド・ポエッツ/ジョン・マクラフリン』と『グラッドウェル/ジュリアン・レイジ』のアート・ワーク。違いを大ざっぱに言えば、ワン公のいるいないだけだね、これ。ただ、レイジ君の録音、またしても相当いけてる、おっと音楽も。


地味に頑張っているつもり

2011-05-02 21:54:42 | ●Weblog

 ひと月ほど前に手に入れた『プリーズ・リクエスト/オスカー・ピーターソン』のモノラルLPは、ピーターソンを聴くにはいいけれど、エド・シグペン好きにはシンバル類やブラシのシャキシャキ感不足が否めないだろう。ただ、コルコヴァードの「シャラーン!!」が、ステレオ左右ど真ん中の上から降ってくるスタートは、10数回は聴いた今もって気持ちよくて仕方ない。
 話はがらっと変わって、インド・ヨガのレッスンにある、片足立ちを左右それぞれ1分ずつやると、50余分ウォーキングしたのと同じ効能があるという件、半信半疑でひと月続けたら、こりゃあホントだ。ただ歩くのも俄然楽しくなってきた。
 最後に、針なしホッチキスの業界初6枚綴じ。相変わらず綴じ部に穴が空くが、これが出るまで上限4枚だったのが、2枚分増えただけでなんかすごく安心。もっとも、古紙の再生過程はボロをトロトロのお粥状にして、比重の思いホッチキス針を分別するそうなので、針のあるなしに過剰にピリピリする必要はないらしいけど。それにしても一瞬にして出来上がる綴じ部の鮮やかさには、見とれることしきり。