ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

サンフラワーデコレーション

2015年06月26日 | フラワーアレンジメント
月1回の楽しみであるフラワーアレンジのレッスン。
6月のシーズンフラワーはヒマワリのアレンジ

使うのは2種類のヒマワリとリキュウソウという うねうねした葉っぱ。

 


今回はちょっとニガテな工作がはいる。

まず段ボールで箱を作る。




これに、ひまわり柄の紙ナプキンを切って両面テープできれいに貼りつける。



いつもながら、先生のアイディアには脱帽


こんな風に、中にセロハンを敷いて、オアシスをセット。




ここで、白樺の枝が登場。




自由に枝を組んで段ボール花器にセット。




白樺の枝を活かしつつ、ヒマワリとリキュウソウをアレンジする。




庭のテーブルに置くと妙にしっくり




でも、そもそも今回の花器は紙だから、外に置きっぱなしってわけにはいかないので、玄関に飾る。



玄関が一気に夏っぽくなった。

ヒマワリのビタミンカラーは、見ているだけで、なんだか元気が出てくる気がする。

夏はやっぱりヒマワリですね






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リーディング

2015年06月23日 | 演劇
一昨年通っていた戯曲セミナーの卒業生の皆さんの、その後の取り組みには目を見張るものがある。

作家志望の方たちは、その後も執筆を続けるのはもちろんのこと、俳優さんたちは舞台出演を重ね、
確実にステップアップしてらっしゃる。

セミナーに参加しただけで、ただ舞台を観に行ってる、などというフトドキモノは私くらいではないだろうか。

この年の卒業生の皆さんは、3か月に1度くらい、リーディングの会を催している。

公民館みたいな施設を借りて、それぞれに執筆した作品を持ち寄り、読み合わせる。
俳優さんたちもいらっしゃるので、舞台を観ているかのような臨場感で作品が読まれてく。

回を追うごとに、違う年度の卒業生の方たちも参加されたり、皆さんのお友達の俳優さんなども参加してくださり、
どんどんステキな会になっていく。

私は、と言えば、書くことも読むこともできないけれど、スケジュールが合えば、のこのこ出かけて行って、
隅っこの方で見せていただき、楽しんでいる。

みなさん、大人なので、そんな志の低い私も快く(?)参加させてくださるのがありがたい。
曰く「素人の感想も必要」とのこと。

毎回、短編を4作品ほどもちよって発表。

読み合わせた後、とにかくみんなで「よかったこと」を言い合う。

その後、こうした方がもっといいのでは?という意見が飛び交う。

いろんな公募に出品する方たちにとってはブラッシュアップのチャンス。

皆さんの温かくも鋭い感想が飛び交って、その様子を見るのもまた楽しい。
20代~40代前半くらいの方たちの熱い想いが伝わってくる。

若いっていいな~

この日は4作品発表されたのだけれど、私は前半2作品を観たところで残念ながらタイムアップ。

一つは、ある旅行会社のオフィスでの目まぐるしい一日を描いた作品。

もう一つは、地方での老人介護のお話かな、と思いきやまさかのタイムスリップもの。

どちらもとても楽しく、かつ深く考えられた作品で、ひきつけられた。

残り2作品も、ぜひ観て行きたかったが、この日は父の日だったので、スルーすると夫がへそを曲げてしまう。

夕方5時くらいに帰宅し、夫の実家の皆さんといっしょに、近くのスパで父の日を祝う(?)

次回リーディングは9月とのこと。

また行けるといいけれど


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勝手にボディガード

2015年06月22日 | 演劇
毎年、この季節に友人と必ず観に行く「熱海五郎一座」
もともとは伊東四朗さんが率いていた「伊東四朗一座」だったのだけれど、
それを引き継いだ三宅裕司さんが、
「伊東」に近い「熱海」、「四朗」じゃなくて「五郎」
という何とも短絡的な(ごめんなさい)ネーミングの一座を再結成。

内容は「軽演劇」と呼ばれる東京の喜劇を追求してらっしゃるとのこと。

こんなことを言っては本当に失礼だけれど、まあ、くだらないったら

毎回、ありえないシチュエーションでいろんな事件が起きて、ドタバタドタバタ・・・

今回はアメリカ人俳優、ニコラスの身辺警護をする、民間の警備会社の面々に降りかかる事件の数々。

元警視庁のSPで今は警備会社の代表というかっこいい役に三宅裕司さん。
役名が「身辺圭吾」って
読み方は「みなべけいご」ですが・・・。

やはり元SPで三宅さんの元妻、小砂恵澄(こすなえすみ)になんと大地真央さん。
ニコラスにひそかに思いを寄せている。
こんなことしてていいのか

かつて高校生の大地さんの命を救った、アメリカ人俳優ニコラス啓二に
コテコテの日本人で、今年も台詞カミカミの春風亭昇太さん。

キャバレー「ルーランムージュ」の支配人、喜屋場零(きやばれい)にラサール石井さん。

このキャバレーのショーの演出家、内藤黒平に小倉久寛さん。

そして二人の刑事に渡辺正行さん、東貴博さん。

毎年、お芝居が始まる前の前説を東さんが担当しているのだけれど、
今年は出演者の西海健二郎さんと二人で「ラッスン・ゴレライ」風に

ここで、かなりの笑いを取り、会場があったまる。

のっけから大地さんは、女子高生姿。
もはやコスプレ。
はじけっぷりが最初っから最後までいさぎいいったらない

動きの一つ一つにキレがあるし、演技が大きいのでとにかく笑える。
今まで見た一座のマドンナの中ではダントツじゃないだろうか。

浅野ゆうこさんの時はちょっと女優さんの恥ずかしさみたいなものが垣間見えたけれど、
大地さんの吹っ切れ具合はお見事

三宅さんのアドリブのつっこみに、急に素になってしどろもどろになるところがとってもキュート。
だけど歌と踊りは本当にステキで、これをここで見せてもらっていいのだろうかってくらいの素晴らしさ。


昇太さんは最終的にはどこかの国の王子さま、なんていう設定もほんとにアホらしい。

殺人未遂事件が起こったり、とミステリーだけど、とにかく笑って笑って

なんと言っても会場は新橋演舞場。
花道も効果的に使って豪華なドタバタ具合。

ラサール石井さんは、スーパー歌舞伎さながらに、宙乗りを、と思ったら、ちょっと微妙

三宅さんと小倉さんのアドリブの掛け合いも、相変わらず面白い。

ポイントポイントで歌って踊るスーパーエキセントリックシアターの皆さんの歌も踊りもクォリティが高くてすばらしい。

とにかく、なにも考えずに笑ってすっきりできて、明日もがんばろうって気になるのがうれしい。

たった一つ残念なのは、公演が演舞場になってから、やはり料金がお高い
「軽演劇」と銘打っている割には、劇団四季より高いかも・・・。

もうちょっと気軽に観られる金額ならばもっともっと楽しめる人が増える気もして、ちょっと残念。

軽演劇ってことと、客層のターゲットはまた別物なのかしら。
とは言え、ほぼ満席。

やっぱりすごいぞ、熱海五郎一座

そして、私は来年もちょっと安い席を買って、きっと行くことでしょう


















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突然 函館旅行

2015年06月21日 | 旅行
ひょんなことから、夫と二人で函館に行くことになった。

リフレッシュ休暇を期限ぎりぎりまで取っておらず、会社から叱られたらしい。

高校の同級生が、函館で高校教師をしているので、彼女が赴任している間に一度行ってみたいと思っていた。

北海道出身とはいえ、函館は私の出身地からは400㎞近くはあろうか。
中学の修学旅行で立ち寄ったくらいだ。

夫が休みを取った週の私の予定はすでにそこそこ埋まっていて、空いている3日間で、出かけることとなる。

友人に連絡してみると、次々と情報を送ってくれる。

函館に着いたら、まずはランチ。

なんせ急にきまったために、何の下調べもなく来てしまったので、まずレンタカーを借り、
最初に見つけたコンビニで函館のガイドブックを買う。

友人曰く、空港からほど近いところにある回転鮨が美味しいとか。

で、着いたのがここ、函太郎。

 


レンタカーのお店でもらった冊子についてたクーポンでこの豪華あら汁がサービス。
ボタンエビの大きさもハンパじゃない。

 


お腹がいっぱいになったところで、さて、どこに行こう、とお店の駐車場の車の中でガイドブックをぱらぱら。

駐車場の後ろはすぐ海。




今日のお天気じゃ函館山に登っても何も見えませんよ、とレンタカー屋さんのお兄さんも言ってたことだし、
とりあえず大沼公園へ。

散策するとか、サイクリングとかいろんなコースがあるけれど、なんせ私は今、股関節が痛い

せっかくの景色がもったいないけれど、とりあえず最短の15分散策コースを歩いてみる。




なんでも、新井満氏がこの辺りに滞在中にこの歌の訳詞を考えついたとかで、こんな記念碑が。




歩けないので遊覧船に乗ろう。



 


季節によってはいろんな花が咲いているであろう湖畔も今の季節はこれといったものがない。
山々も今一つよく見えない。
雨男の夫のせいだろうか、といじわるな考えが頭をよぎる。

ただ、ホントに穏やかで広くて、通り抜ける風が潮風とは違いべたべたしないので、気持ちがいい。

ここには有名なお団子がある、という友人情報があったので、せっかくだから買って行こう。

そして、帰り道のルートはこのガイドマップで決める。
大沼公園の駐車場で集金していたオバサンがくださったもの。



よく見ると「キタキツネがときどきいる」なんてゆる~い情報があちこちにかかれていて、味わい深い。


ここに書かれている「感動の絶景」七飯町城岱牧場へ。



が~~ん

霧で視界ゼロ・・・

町営の牧場だというここの展望室のような管理事務所みたいな建物の中には、
一応ボランティア、とおっしゃる初老のオジサマが一人でお留守番。
ちょっとした地元の特産品などが売っている。

お客は私達だけだったので、そもそもこの牧場は・・・から始まり、いろいろと説明してくださった。
そうしている間にも霧はどんどん濃くなってくる。

「ガイドブックに絶景って書かれてるけど、一週間のうち2日くらいしか見えないんだよね~」なんて明るくおっしゃる。
でも、見えたときの写真は確かに絶景

新幹線が大きくカーブするところがよく見えるらしい。
次回はぜひ見てみたい。

この日のホテルは湯の川温泉の「湯の川プリンスホテル渚亭」

残念ながら海側の部屋ではなかったけれど、ロビーの椅子に座って、
ウェルカムドリンクをいただきながらの、ゆっくりとしたチェックインや、
館内用と就寝用2種類の浴衣が用意されていたり、とサービスが行き届いている。

カードキーじゃないときに普通は1個しかないルームキーも
一人1個あるので、お風呂の時などとっても便利。

お食事は観光地のバイキングってことであまり期待していなかったんだけれど、
お肉も天ぷらもお寿司も注文してから作ってくれるので、とっても美味しい。

露天風呂は目の前が砂浜で、とにかく景色がいい。
晴れていれば青森も見えるらしいが、残念ながら曇っていたために見えなかった。

翌朝はゆっくり朝食をいただいてから、まずは五稜郭へ。

函館は観光スポットが比較的コンパクトにまとまっているので、移動時間が短くてとってもいい

目の前の駐車場に車を停めて、五稜郭タワーに上ってみる。



お約束のガラスの床も。




今のような測量の機械など無い時代に、こんなに美しい形を作ってしまうなんて昔の人ってほんとにすごい




見下ろす公園には桜の木がいっぱい。
桜の季節に来なかったのが悔やまれる。

新鮮組の土方歳三などが絡んでいる歴史の説明の展示をゆっくりと読みながら、展望台を1周する。
家族旅行だとなかなかこういうことが出来ずに、す~っと通り過ぎてしまうのがいつも残念だったけれど、
今回は自分のペースでゆっくりと回れるのがうれしい。

一通り回って満足したので、五稜郭公園の中を歩いてみる。




藤の花も終わっている。

 

藤の木の根元はこんなになっちゃって大丈夫なんだろうか・・・。


この人が「要塞」としての五稜郭を設計監理したらしい。



あの「黒船来航」という大事件をきっかけに、ヨーロッパの「城郭都市」をモデルにして考案したとか。
すごい人っていつの時代にもいるものだ。


この中に入ってみなかったことが悔やまれる・・・。




ぶらぶらして、駐車場に戻ると、隣にある美術館がとっても気になる。




ちょっと行ってみよう、と中に入るとこんな展示が。



「金子鴎亭」っていうお名前は、昔、書道の教科書で見たような・・・。

「鴎亭・卓義 父と子のうた」と題する書の展示は、思いのほか楽しい。

思わず最初から最後までしっかり見てしまう。

息子たちが一緒だと、入る前に却下だけれど、興味の無い夫も仕方がないのでとりあえずついてくる。

宮沢賢治の詩だったり、高村光太郎の詩だったり、石川啄木の句だったり、と馴染みのある言葉が、
美しく、また可愛らしく、迫力があり、とさまざまな文字に形を変えていて、
絵本の絵と字の中間のようだ。

函館まで来て、観光と全然関係ないけれど、思いがけずステキなものに出会えた気がする。


朝は曇っていたけれど、だんだん晴れてきたので、立待岬に行ってみよう。

 

与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑なんかがある。




やっと日が差してきた

ここは、ホントに岬だけなので、昼食にラーメンを食べよう!と市内の赤レンガ街へ。

 

横浜や小樽を思い出させる街並み。
港町ってステキ。

ちゃちゃっと塩ラーメンを食べたら、昨日は全く見えなかった函館山の頂上が見えてきた。



夜になってまた見えなくなったら困るので、とりあえず登ってみよう!


すっかり晴れてきて、絶景



この半島の形がそのまま見えるところがなんとも素晴らしい


こんなのもあるんだ、なんてしみじみ見ちゃう。

 

この分だと夜景もいけるかも、と山を下りて、教会のある元町へ。

ガイドブックに出ていた「函館ハリストス正教会」へ

 

ちょっと小さいけど、工事中の教会ってサグラダファミリアっぽい!なんて思っちゃう。

この辺り、この日は小学生がたくさんいて、ハリストス教会の中にも5~6人のグループが。
彼らがきょろきょろしていると、入口で受付をしていた教会の方が、「せっかくだから説明してあげるね」と話し始める。

せっかくだから、小学生に交じってお話を伺う。

ここはロシアの教会だということ。
だから十字架の形がよく見かけるものとは違う、ということ。

言われてみれば、カタカナのキのような形をしている

この教会には普通よくあるマリア様などの「像」はなく、「絵」だけであること。
ホントだ、無い




キリスト教に関しては、ホントに失礼だけれど、マンガ「聖おにいさん」程度の事しかわからない。
少し難しくて、目が泳いでいる小学生に交じって、最後まで説明を聞いてしまった。


 

それにしても教会が多い。

キリスト教にもいろいろあるだろうから一概には言えないが、お寺に入っていくよりも敷居が低い気がする。
キリスト教の牧師さんとか神父さんが、一般庶民のところまで降りてきているように感じる。
そのままでも受け入れてくれるような、といったらいいのか・・・。

仏教は、これも宗派によるのだろうけれど、お坊さんはずっと上にいて、
徳(お金も)積んでここまで上がってきなさい、的な威圧感を感じるのは、きっと徳を積んでないからだろう。

周辺にはおしゃれなカフェや、素敵なギャラリーが点在しているが、夫がそろそろ限界に近い。

で、2日目のホテルにチェックイン。
この日のホテルは「ラビスタ函館ベイ」

朝食ランキングで日本一に輝いているので、そこがいいよ、と友人が教えてくれていた。
妹も以前泊まって、とてもよかったと言っている。

お部屋はそんなに大きくないけれど、なんとなく至れりつくせり感



ほとんどのホテル(高級なところは知らないけど)のお部屋のコーヒーはドリップパックがせいぜいだけど、
なんと豆が。
そして、コーヒーミルと、ミネラルウォーター



なんかうれしい

ゆっくりとコーヒーを飲み、ちょっと休んで、友人を迎えに行くために場所をチェック。
彼女は勤務先の高校の隣にある官舎に住んでいるのだけれど、交通の便が悪いというので、
地理に暗い私たちがレンタカーで迎えに行く。

彼女が地元出身の先生仲間に「美味しいから」と勧められたのは「いか清」という居酒屋。



活イカのお造りはまだもにょもにょ動いている。
キレイに透き通っていて、ホントに美味しい

ゲソの部分は後で空揚げにしてくれた。
他のお刺身もお寿司も、美味しくて、大満足

で、夜景は?

この時期、函館山は、17時から22時の間、観光バス、タクシー以外の一般車両は入れない。
少し早めに切り上げて、ロープウェイで登ろうかと思ったけれど、結局10時くらいまで飲んでしゃべって・・・。

結局お酒の飲めない私の運転で函館山へ

山道をうねうね上っていくと、じわじわと霧が出てきた。
ヤバい

このままでは夜景が見られないかも、と思ったが、ぎりぎり間に合った

ちょっとかすんではいるけれど、なんとか

 

昼間の写真と並べてみよう


山頂はそれはそれは風が強く、霧もどんどん深くなる。
前が見えなくなると危険なので、早めに下りることにする。

が、すでにかなり霧が濃くなり、前がほとんど見えない

そろそろと山道を下って行く私の運転のあまりの恐怖に、夫は手に汗を握って口数も少ない。
私とほぼ同じキャラの友人は呑気に、「木の間から見える夜景がきれい~」なんてはしゃいでいる。

もともと超明るい上に、お酒も入っているので、もはや無敵だ

やっと霧も晴れ、昼間通った見覚えのある通りに出て、ふと助手席の夫を見ると、あまりの恐怖で脱力状態

このあと、友人をまた自宅まで送り、ホテルに戻って私の大冒険は終わる。


やれやれと最上階にある大浴場へ。
男湯の露天風呂は海に面しているが女湯は先ほどの函館山を見上げるが、霧でさっぱり見えない。

お風呂から出たところには「ご自由にどうぞ」と湯上りのアイスが
これまた至れり尽くせり。

長く楽しい1日がようやく終わる。

翌朝は日本一の朝食をいただきに、バイキング会場へ。

ものすごい種類のお料理が

なんといっても朝からいくらかけ放題の海鮮丼。
お刺身もいろいろあるし、鉄板の上には焼いた野菜やお魚が。
ジャガイモもじゃがバタにできるし、塩辛と食べるのもいい。



千葉に住むまで、北海道にしかなかったってことに気が付かなかった乳酸飲料「カツゲン」もはずせない。

パンやパンケーキもいろいろあるし、果物もたくさん。
ヨーグルトもプリンも食べなきゃ、と目はあれこれ欲しいけれど、
歳をとると朝からそんなに食べられないのがホントに悔しい。

ゆっくりたっぷり朝食をいただいたら、いよいよチェックアウトして、今日は帰らなければ。

昨日ちょっと歩いたベイエリアの赤レンガ倉庫街をぶらぶらしてお土産を探す。



函館じゃなくても変える「札幌カリカリシリーズ」がマイブーム。
焼きとうきびも美味しいけど、カレーも美味しい。

このほかに、夫と私の実家にカニを買い、珍味も買って、いよいよ帰路につく。


空港に行く途中のトラピスチヌ修道院に寄って行こう。

  

ハリストス正教会と違い、確かに「像」があちこちに。

 

庭園が美しいシンメトリー。



なんとも心が洗われる静けさだ。

ここで、作られている物の売店に立ち寄り、こんなお人形を買う。



朝ごはんを食べすぎたので、全然お腹が空かないまま午後になり、とうとう空港へ向かう時間が近づく。


レンタカーのガソリンを満タンにし、そういえばソフトクリームを食べてない、といきなりの心残りが

ガイドブックを見ると、空港のちょっと先に「函館牛乳」の工場があって、そこでソフトクリームが食べられるらしい。

まだ少し時間があるので行ってみる。

 

ちゃんと牛がいる

工場の前にソフトクリームや乳製品を売っているお店があり、広い芝生の上に椅子とテーブルが。

 

とっても気持ちがいい

見晴らしのいい場所で美味しいソフトクリームをいただき、思い残すことなく空港へ。



夢の時間は終わり、函館を後にする。



夫があれほど心配していた息子たちは、あきれるほどにケロッとしている。
二人の年齢を考えるとあたりまえだ。
息子たちの年齢の時、私はとっくに一人で暮らしていたのだし。

ともあれ、慌ただしくも、なんとなくのんびりとした時間を過ごさせていただいた。

一緒に行ってくれた夫、気持ちよく送り出してくれた息子たち、旅行初日の夜、息子たちにご馳走をふるまってくれた母、
そして翌日仕事があるというのに遅くまで付き合ってくれた友達、みんなに感謝しつつ、
明日からまた日常をがんばって行こう



































































 









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【観劇メモ】蜜柑とユウウツ ~茨木のり子異聞~

2015年06月20日 | 演劇
大好きな作家の一人、長田育恵さんの作品が続く。

5月の「夜想曲集」は原作が小説だったけれど、今回はオリジナル。

演じるのはグループる・ぱる

松金よね子さん、岡本麗さん、田岡美也子さんの3人のユニットだ。

詩人の茨木のり子さんが亡くなったところから始まり、彼女の半生を回想しつつ、没後の世界も繰り広げる、
というちょっと不思議なシチュエーション。

今まで、長田さんが実在の人物を描いた舞台は、その人の一生の中のある数年間にスポットをあてて、掘り下げて行っていたように思う。

今回は茨木さんの「気がかり」にスポットが当たる。

舞台は主がいなくなった茨木さんの自宅。

訪ねてきた甥っ子役の岡田達也さんや、編集者役の野添義弘さんに完全に無視され続けている「たもっちゃん」役の小林隆さんが
実は生きている人間ではないことがわかるのは、あとのこと。

夕方の時間に階段から落ちて急逝したという茨木さんは毎日同じ時間を繰り返して、成仏できていない。
宝塚の男役のようだったと言われる大柄なのり子役は、基本的には松金よね子さん。
え?ちっちゃくない?と思ったら、
どうやらのり子本体ではなく、亡くなったのり子の「気がかり」の部分だけらしい。
この気がかりがなんだったのかが思い出せずに同じ時間をぐるぐると繰り返している。

この同じ日同じ時間に別の場所、別の出来事で亡くなった典子(田岡美也子さん)と紀子(岡本麗)さん。
この二人のノリコは、生まれ変わってよりいいもの、それも人間になりたいために徳をつんでるらしい。
さしあたっては、茨木のり子の気がかりを思い出させて成仏させよう、と同じ時間の繰り返しに付き合っている。

のり子の若き日の回想シーンのときに、この二人が茨木のり子を演じることもあり、
不思議な味わいを見せている。

熱い想いをもてあますのり子の 最大の理解者で優しく頭のいい夫も小林さんが演じている。
結構早い段階で亡くなってしまうので、夫の魂が家を守っているのかと思ったら、どうも違う。
けれど、夫の時と同じように、とにかく温かいまなざしで、のり子を包み込む感じがなんともうらやましい。

木野花さんが演じる葉子さんが女性では唯一生きていて、時にクールに時に優しく生前の のり子を叱咤激励し、
没後も彼女の想いをくみ取ろうとする。
テレビドラマのいい人っぽい感じではなく、芸術的かつ冷静で理知的な女性を素敵に演じてらっしゃる。

「気がかり」がなんだったのかわかり、3人のノリコが舞台から去り、舞台の端に腰かけて足をぶらぶらさせているたもっちゃんのもとに
のり子の「気がかり」が戻ってきて、あなたは蜜柑の木ね、などと言う。

結婚したときに植えて、夫の葬儀の時に初めて花を咲かせた蜜柑の木はずっとのり子を見守っていたようだ。

気がかりの一つは、夫への想いを書いたまるでラブレターのような詩集を出版してもらうこと。
その原稿と一緒に保管してある夫の喉仏と共に埋葬してほしいこと。

もう一つは蜜柑の木の精がたもっちゃんだと理解することだったのだろうか。

恥ずかしながら、この舞台のチケットを買うまで、茨木のり子さんのことはぜんぜん知らなかった。

詩を読む、ってことが無いからだ。

劇中、のり子が詩を紹介する本を出版するというくだりがあるが、一緒に行った友人が
「なるほどそういう本は必要だ」と言っていた。
詩は難しくてよくわからない、と。

確かに詩は言葉への想いの込め方が強いせいか、ちょっとよくわからないことが多くて敬遠しがち。
あまり感性が豊かでない私には何を言いたいのかわからないことの方が多い。
作者の詩に込めた思いが読み取れないのだ

ただ、劇中、何度ものり子の詩が朗読されるが、これはわかりやすかった。
誰かが読んでくれると、すっと入ってくるのかもしれない、なんて他力本願にもほどがある

この気がかりだった遺作は「歳月」という、と長田さんが書いてらっしゃる。
長田さんが絶賛してらっしゃったのでちょっと読んでみようかな、と思ったり。

る・ぱるの3人の軽妙なオバサントーク的なやり取りと、穏やかに見守る小林さんの絶妙な立ち位置。
時々異界を感じる木野花さんのちょっと何かもってるな、的な雰囲気。
なんだかとっても普通で、あの世とこの世の境目みたいなところが不自然じゃなくて、なんとも気持ちがよかった。

今回一緒に行ってくれた友人とは、長田さんの作品を今までに一緒に3本観ていて、二人でファンになっている。

「おもしろかったね~」と話しながら、さて今日の夕飯は・・・と現実に戻っていく。

次回もまた一緒に行きましょう













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