ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

やっと見に行けました!障がい者グループホーム心空(みそら)Ⅲ

2022年09月28日 | 福祉

2017年から建設が始まった障がい者グループホーム心空(みそら)シリーズ。

2021年12月末に3棟目が竣工し、計画のすべてが終了した。

建物の内容についてはこちら

障がい者グループホーム心空Ⅲ竣工 ついにファイナル! - ゆるゆるらいふ (goo.ne.jp)

1月に竣工した建物を見に行く予定だったけれど、

コロナの感染拡大で、直前でキャンセル。

この建物に関しては、途中経過も一度も見ることなく出来上がったので、

自分の気持ち的に消化不良。

そして、今回、やっと自分の目で見ることができました

すでに入居者の方々がいらっしゃるので中の写真は撮れないが

外から見られるだけでも十分に嬉しい。

特に

こんな風に3棟並んで建っているところを見ると

なんだか感慨深い。

ここ秩父別町は私が生まれ育った町の隣町。

大学進学のために上京し、そのまま就職・結婚して

実家もすでにそこには無い。

そんな私の設計した建物が地元に建つ日が来るなんて、想像もできなかった。

まるで夢のようだ。

次にいつ来られるかわからないので、周りの景色を目に焼き付ける。

施設のお隣は広いパークゴルフ場

施設の向かい側は一面黄金色

大きく息を吸い込むと、身体の中がきれいになるようだ。

福祉施設の設計経験が少ない私に、設計を依頼してくださった

この施設の理事長でもある高校の同級生には感謝の気持ちでいっぱいだ。

千葉と北海道で頻繁に来ることも出来ず、

私の代わりに諸手続きなどのいろいろなことをやってくださった施工会社を営む同級生にも

お世話になった。

現地を訪れたときには、集まって応援してくれた同級生たちにもたくさん力をいただいた。

現場で直接の指示が出来ないため、いろいろと便宜を図って真摯に現場に向き合ってくださった監督さんや職人さんにお会いしてお礼を言えなかったのが残念だ。

たくさんの人たちに支えられて、無事3棟の建設を終えることが出来た。

皆さん本当にありがとうございました。

またいつかお会いしましょう

晶設計室一級建築士事務所

遠藤 晶

嘉部 由子

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【カラーフィールド 色の海を泳ぐ】 DIC川村美術館に行ってきました!

2022年09月20日 | 芸術

千葉県佐倉市にあるDIC川村美術館。

 

ここで催されていた「カラーフィールド~色の海を泳ぐ」という展示を見に夫と出かけて行く。

 

実は前日まで体調を崩していたのだが、この日が最終日。

一人で行くつもりだったけど、病み上がりなので運転に自信が無い。

 

こういうことには興味のない夫だが

思いのほか快諾してくれてついてきてくれた。

 

基本、単独行動なので

二人で車で遠出ってどれくらいぶりだろう。

 

 

 

 

DICの色見本には大学生の時ずいぶんお世話になったものだ。

 

でも美術館に来たのは今回が初めて。

 

入場券を買って中に入ると、広い庭園。

 

ちょっと弱った身体が喜ぶ。

 

 

日曜日だし、最終日なのでそこそこ人がいる。

 

 

入口の前にはこんなモニュメント

 

 

中に入ると天井がなんかすごい!

 

真ん中のホールが素敵

 

展示されている作品はもちろん撮影できません

 

赤とかグレーとか黄色とか

色ごとに分かれた作品たちが並んでいた。

 

感覚的な作品が多かったけど

とにかく色使いが美しい。

 

もしポストカードになっていたら欲しいものだらけだったけど

売っていたのはほんの一部でそれもそんなに好きじゃないものだったので残念。

 

「何を描くかではなくどう描くか」っていうようなことを言っている作家さんのメッセージが心に残る。

(なのに名前を忘れる

 

それって、絵画に限らず、色んな事に通ずるのではないだろうか。

 

ゆっくりゆっくりと味わいながら会場を回る。

 

お母さんに抱っこされた幼稚園にも入ってないくらいの小さな男の子が絵を指さしては

「あの中に○○が見える!」

と嬉しそうに叫んでいる。

 

言われてみればたしかにそう見えるかも、ってものがあって、

子供の感性ってすごいな~なんて思いながらついていく。

 

こんな小さなころから芸術に触れていたら

感度が高い大人になりそう。

 

うちの子たちもつれてくればよかった、と思ったところで後の祭り・・・

既に社会人になってしまった・・・

 

ひとしきりうろうろして、庭園のほうに歩いてみる。

 

途中レストランに寄ってみたら3時間待ちとのことなので、ここでの昼食はあきらめる。

 

病み上がりだし、股関節も痛いので、遊歩道を途中まで歩く。

 

 

緑がいっぱいで癒される。

 

木々の間を抜けたら、広々とした広場。

 

 

美術館に入らなければ入場は無料なので、

家族連れがシートを敷いてお弁当を食べたり、

子供と走り回ったり、穏やかな休日を過ごしている。

 

見ているだけでなごむな~

 

帰りがけに顔料を展示している展示室に入ってみる。

 

 

 

圧巻の顔料たち

 

こんなにたくさんの色があるのね、と改めて感動する。

 

小さな美術館なので外をぶらぶらしても滞在時間は2時間強。

 

近所にご飯を食べるところもなさそうなので、

車で40分ほどの自宅近くまで戻って、軽くお食事を済ませる。

 

しばらくごろごろしていた生活が続いていたので、

ちょうどいいリハビリになった。

 

色彩の魅力に改めてハマりそうです

 

 

 

 

 

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家族でディナー ~東京ステーションホテル ゲストラウンジ<アトリウム>ディナーチケットを買ってみた!

2022年09月11日 | グルメ

今年の春、パルシステムで売っていた

東京ステーションホテルのディナーチケット。

有効期限が9月下旬だったので、

7月の夫の誕生日の時にでも行こうかと買っておいたんだけど

なんとなくみんなの予定が合わずに見送った後、

コロナが爆発的に増えだして、ずるずると先延ばし・・・

木曜日と土曜日しか使えないので、なかなか予定が合わない。

結局期限ギリギリになってやっと行ってきた。

予約の電話をしたら、

ディナーは17時30分スタート、

でも17時に行けば、ホテルの中を見学できるという。

これは絶対見せていただかねば

ちょっと早めに東京駅に着き

ホテルに入る前に駅の天井を改めて見上げる

やっぱりすごい

駅の構内にある入り口からホテルに入って

私たちが行こうとしているアトリウムをチェック

アトリウムの入り口横はこんな感じ

座って本など読んでみたい・・・

全体模型の前に集合して

レストランスタッフのお兄さんが当時の写真や資料などを見せてくれながら説明を始める。

100年余り前、様式の建物にするべくドイツ人の建築家に設計を依頼したら

まさかの瓦屋根のコテコテの和風デザインがあがってきたとか・・・

その図面の写真を見ると笑ってしまう。

で、日本の建築家、辰野金吾氏が今のようなデザインの駅舎を設計することになる。

100年たって東京駅前再開発で、ビルにする案もあったそうだが

当時の石原都知事が昔の形のまま復元する、という決定を下し、

今の建物になったとか。

石原元都知事、Good Job

この日ディナーを予約したのは4組

このアトリウムに4組はとっても贅沢

見学は3組

まずは外に出て外から眺める

できるだけ以前のものを使い、どうにもならないところは新しく作り直したとか

例えばタイル

手前が昔のタイルで奥が新しいタイル

目地の色が違いますね

目地がかまぼこ上に盛り上がっているのは当時の手法をそのまま再現したとか

ステーションホテルのエントランスの向かって左側

駅舎の中央のこの立派な入り口は

天皇陛下や海外の要人などの専用の入り口で普段は使われていないらしい

私たちが説明を聞いていると、

広場にいた観光客も何となく集まってきて一緒に聞いている

ひとしきり外から眺めたら

もう一度中に入って、客室階のエレベーターホールから駅の中を眺める

説明はこちら

一つ一つに意味があります

じっくり読んでる時間はないのでとりあえず写メ

東京駅の全長は300メートルなんだとか

東京タワーが330メートルだから、

東京タワーを寝かせた感じ?

だから廊下がものすごく長い

走り出したくなりますね

ずっと歩いてるとどこにエレベーターがあるのかわからなくなるから

エレベーターホールの入り口のブラケットの明かりの色は他よりも濃いオレンジ

そしてこの日

なんと空いているスイートルームを見せてくださった

1泊100万円の部屋は、この日使用中

ご家族でファミリーウェディングパーティーをしているとか

見せてくださったのは1泊50万円のメゾネットタイプ

まず基準階

階段を上がると

寝室

上の階はバスタブは無くてシャワーだけ

洗面もちょっと基準階にに比べると小さいけど

でもゴージャス

泊るだけで50万円か~、とため息

泊るのは外国の方が多いとか

別にスイートじゃなくていいから一度泊ってみたいな~

としみじみ思う

客室階から階段を上ってディナー会場のアトリウムへ

階段のカーペットを押さえている棒(名前がわからない・・・)まで素敵

アトリウムの中にも昔のままのタイルが使われているところが

この壁の向こうは駅のホームだというけれど

電車の音は全く聞こえない

ステーションホテルの客室から見えるホームの風景を描写した

松本清張の小説「点と線」は有名ですね

皆で席に着いたら、スクリーンに2012年の東京駅でのプロジェクションマッピングの様子が映しだされる

10分ほどの映像を見てからいよいよお食事スタート

この日のメニューはこちら

旬の魚のエスカベッシュ

デリス ド オードブル

ポークと野菜のシノワーズスープ

蒸しアワビと高知県宿毛より直送の鮮魚のソテーソースマリニエール

黒毛和牛のロースのステーキ 本わさびとじゅどジャポネーズ

デザートは

ガトーショコラと季節のフルーツ添え バニラ香るアイスクリームと共に

とコーヒー

名前を聞いてもさっぱりわからないけれど

どれもこれもホントに美味しい

病み上がりでちょっと食欲がなかったけれど

がっつりいただきました

4組の内、2組はお誕生日のお祝いで利用していたみたいで

デザートにロウソクが飾られていて

スタッフの方がお祝いを控えめな声で言っていた

家族で写真を撮っていただき、優雅で贅沢な夢のひと時は終了

最初にホテルを説明してくださったお兄さんも、

気さくでとても感じがよくウィットに富んでいた

他のサービスをしてくださる皆さんもとても感じがよく行き届いていて

日頃ファミレスしか行かない私たち家族も緊張することなく

ゆったりとお食事を楽しめた

ホテルを出て、腹ごなしにぶらぶらと歩き、向かい側の丸ビルから東京駅を眺める

なんて美しくて風情があるんだろう。

高層ビルになんてならなくてホントによかった。

まさかのパルシステムのチケットで

こんなに楽しい時間を過ごせるとは。

生協恐るべし

機会があったらまた是非行ってみたい。

今度は100万円の部屋が見られるといいな~

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たまには落語!「ニン!ぎょう町 あたし寄席」

2022年09月10日 | イベント

【ニン!ぎょう町 あたし寄席】

出演  伊東四朗

進行役 水谷加奈(文化放送)

ゲスト 柳家三三

2022/7/21 日本橋公会堂

先日国立競技場見学に一緒に行った友人が

「落語なんて行く?」という

誘われてたま~に行くよ!

じゃあ行ってみよう、ということになり

伊東四朗さんが支配人を務める寄席に、落語家さんがやってくる、という設定の落語に行ってみることにした。

最近、伊東さんの舞台を観ることもなかったので

落語はもちろんだが伊東四朗さんを見たい、というのもあった。

場所は人形町にある日本橋公会堂。

水天宮からもほど近い。

2階の1番前の席から舞台を見下ろす。

法被を着た伊東さんとパーソナリティーの水谷さんが舞台に登場しトークが始まる。

ちょっとお話のテンポがゆっくり気味だけど、なんとも温かく面白い。

まずは柳家三三さんの「茄子娘」

終るとすぐに三三さんを交えてトークが始まる。

三三はシュッとしてスマート。

ひとしきりトークが済んだら仲入りとなる。

そして再び三三さんの

「青菜」

で、またトーク。

なかなか盛沢山です。

落語で笑い

トークでも笑い

楽しいひとときでした。


伊東さんもお元気そうで、ほんとに良かった。

伊東さんが出演する来年の舞台のチラシをいただいたけど、どうか来年もお元気でいてほしい。

さてさて

この日の昼の部は14時からだったんだけど

せっかく人形町に行くんだから美味しいランチを食べよう、

と早めに待ち合わせた私たち。

美味しいお魚の粕漬けが食べられる「魚久」に行ってみる。

まだお昼の少し前だったので店内はすいていて

お魚を焼いているすぐ前の席に座る

串に刺したお魚やイカを炭火で焼いていて

いい香りが漂う

私たちは銀ダラの粕漬けの定食に決めた!

家で焼いたら絶対に焦げるやつだ!

ホロホロとしながら脂ものっていて、ご飯が進む。

小鉢のひじきもお漬物も美味しい。

ゴーヤのお漬物って初めて食べた。

食事が終わってまだ時間があるので

水天宮まで歩いてみる。

ただ、ここは安産祈願なので、私たちには関係ない・・・

昔来たときよりもずいぶんきれいになっていて、

きれいすぎて気が付かず通り過ぎるところだった。

まだ時間があったので、甘味まで食べちゃう私たち。

もはや何が目的だかわからない・・・

ということで、一日たっぷり人形町を満喫したのでした

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【観劇メモ】ザ・ウェルキン

2022年09月02日 | 演劇

【ザ・ウェルキン】

作:ルーシー・カークウッド

翻訳:徐 賀世子

演出:加藤拓也

2022.7.13 Bunkamura シアターコクーン

 

開演と同時に舞台上で女たちが忙しく働いている

 

掃除をしたり、洗濯をしたり

食事の支度、子守・・・

 

ときどき白っぽいライトが当たるとともにピタッと動きが止まると、まるで美しい絵のようになる。

 

18世紀のイングランドの田舎町。

どこの国でも女は働きづめで、自分の時間などない。

そして人権も・・・

 

人々が75年に一度やってくる大彗星を待ちわびる中、一人の少女サリー(大原櫻子)が殺人の罪で絞首刑を宣告される。

殺人は事実。

しかしサリーは妊娠を主張。

妊婦は罪人でも死刑は免れるのだ。

 

真偽を見極めるため妊娠経験のある12人の女たちが陪審員として集められた。

 

陪審員の中には

公平に事実を見ようと思う者

何が何でも死刑にしたい者

自分のことでいっぱいいっぱいで考えるつもりがないもの、といろいろだ

 

そんななか助産婦のリジーことエリザベス(吉田羊)はサリーになんとか正当な扱いを受けさせようと必死になる。

 

リジーが必死になるのには事件とは違った事情があって・・・

 

愛されることを知らずにひどい環境の中で育ったサリーには罪悪感が希薄。

感情の起伏が激しく、乱暴で、でも時折少女のようなかわいらしさを見せるサリーを大原さんが熱演。

 

朝ドラで素朴で働き者の農家のお嫁さんを演じていたのとは別人だ。

舞台の上を転がりまわり、ものすごい迫力で目が離せない。

 

そんなサリーを怒鳴りつけたり、かばったり、優しく抱きしめたりするリジーの吉田羊さんのくるくる変わる演技もさすが。

 

二人の長セリフと体当たりの動きだけでもおなかいっぱいだ。

 

冷静沈着に平らな心で事態を見守る21人の出産経験者サラ役の梅沢雅代さんの安定感と安心感。

被害者家族のの命を受け身分を偽って陪審員に紛れ込んだケアリー婦人役の長谷川稀世さんの高飛車な感じの悪さ。

陪審員慣れしているエマ役の峯村リエさん、などベテラン勢の存在感がすごい。

 

サリーに限らず劇中の女たちは皆、社会にも家族にも軽んじられ、体調が悪くても関係なく働かされ、

陪審員をやっている間にも仕事がどんどんたまっていくことを思うと気もそぞろ。

 

時には男たちの暴力にさらされる。

 

実はサリーはリジーが若いころ暴力の末に望まれずに生まれて生き別れになっていた娘、ということがわかり、事態はさらに重苦しくなってゆく。

 

せっかく証拠として採取した母乳も役に立たなくされ、結局医師の診断にゆだねることになり、妊娠は事実、となるが、それでもどうしても死刑にしたい大きな力で、妊娠をなかったことにする強硬手段が欠航される・・・

 

「12人の怒れる男」を思い出させるような意見のぶつかり合いがあり、やっと落ち着いたと思ったら、それまでの審議はいったいなんだったんだ、という一人の男による理不尽な結末。

 

結局女に人権は無いのか、となんともむなしいくやりきれない気持ちが残る。

 

見終わった後の重苦しい気もちったら・・・

 

少しずつ改善されつつあるとはいえ、暴力やセクハラの前ではまだまだ女性の立場は弱い。

 

18世紀の物語がそんなに古く感じないことが、そして日本だけではなく世界的にこんな風だったのかってことがなんだか悲しい。

 

それでも、少しづつだけど前進はしているのだ。

 

タイトルの「ザ・ウェルキン」は「天空」とか「蒼穹」を意味するんだとか。

 

サリーの最後の望み、リジーの決断。

サリーの目には彗星は見えたのだろうか・・・

 

女優の皆さんのあまりの迫力に圧倒され、友人と二人、顔を見合わせるだけで、しばらく無言で劇場を後にしたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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