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ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

そのあと

2013年03月09日 | 文芸
朝日新聞の夕刊に、今月の詩というコーナーがあった。

「心」というテーマで、谷川俊太郎さんの詩が掲載されている。

「詩」という響きはなんだか気恥ずかしくて、詩集の類はほとんど読んだことがない。

このコーナーも、読んだり読まなかったりだったけれど、
今回が最後、という日にたまたま目にした詩が、とても印象深かったので、
触れてみようと思う。

以下に引用させていただきます。


谷川俊太郎「そのあと」(「朝日新聞」2013年03月04日夕刊)

そのあと

そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある

そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている

そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に



もうだめだ、と思うことが、今までなんどもあったけれど、
それでも、なんとかやりすごせば、確かに「そのあと」はあったなぁ・・・と。

ただ、だまって、その時が過ぎるのを待つだけでも、
「そのあと」は続いてきたんだなぁ・・・と。

その時の心のありよう、自分の動き方ひとつで、
「そのあと」はいかようにも変わっていったなぁ・・・と。

柄にもなく、さまざまな思いがよみがえって、不思議な感覚になった

言葉の力ってすごい、などと今さらながら思ってみたりして。

この連載は、5年間続いていたとのこと。
もっと、しっかり読んでおけばよかった。

と思ったら、近々、出版されるらしい。

たまには詩集なんていうのも買ってみようかしら。
ちょっと気恥ずかしいけれど・・・






コメント (2)
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書道 ~たまには心おだやかに~

2009年07月11日 | 文芸

 

書道を始めたのは、小学校1年生のころ。

隣の市から先生がやってきて、町の編み物教室が

その日だけ書道教室に。

大学進学で町を離れたときに一度やめたけれど、

仕事を始めて4年ほどたって、もう一度

やりたくなりました。

家の近くの同じ会派の先生を紹介してもらおうと、

先生に電話をしてみたところ、

通信教育で教えてくださるとのこと。

何と言っても書道は準備とあとかたづけが大変。

ちょっと忙しいとすぐに気持ちが折れて、

作品を送らないこともしばしば。

それでも、先生はけっして怒ったりすることなく、

「楽しんで長く続けてくださいね」

と温かく見守ってくださいます。

提出は月2回。

課題の練習を書いて送り、添削されて返ってきたら、

清書して送り返すのくりかえし。

課題は3種類。

冒頭のかな文字と漢字の臨書2種類。

ちなみに今月はこれ。

 

 


先月、先生のお母様がお亡くなりになったとのこと。

そんなときでも、きっちりと添削を送ってくださり、

本当に頭が下がる思いです。

よく、

「どなたにも、1日は24時間でございます。」

とおっしゃっていました。

私ももっと一日を有効に使わねば

 

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