朝日新聞の夕刊に、今月の詩というコーナーがあった。
「心」というテーマで、谷川俊太郎さんの詩が掲載されている。
「詩」という響きはなんだか気恥ずかしくて、詩集の類はほとんど読んだことがない。
このコーナーも、読んだり読まなかったりだったけれど、
今回が最後、という日にたまたま目にした詩が、とても印象深かったので、
触れてみようと思う。
以下に引用させていただきます。
谷川俊太郎「そのあと」(「朝日新聞」2013年03月04日夕刊)
そのあと
そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある
そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に
もうだめだ、と思うことが、今までなんどもあったけれど、
それでも、なんとかやりすごせば、確かに「そのあと」はあったなぁ・・・と。
ただ、だまって、その時が過ぎるのを待つだけでも、
「そのあと」は続いてきたんだなぁ・・・と。
その時の心のありよう、自分の動き方ひとつで、
「そのあと」はいかようにも変わっていったなぁ・・・と。
柄にもなく、さまざまな思いがよみがえって、不思議な感覚になった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
言葉の力ってすごい、などと今さらながら思ってみたりして。
この連載は、5年間続いていたとのこと。
もっと、しっかり読んでおけばよかった。
と思ったら、近々、出版されるらしい。
たまには詩集なんていうのも買ってみようかしら。
ちょっと気恥ずかしいけれど・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0200.gif)
「心」というテーマで、谷川俊太郎さんの詩が掲載されている。
「詩」という響きはなんだか気恥ずかしくて、詩集の類はほとんど読んだことがない。
このコーナーも、読んだり読まなかったりだったけれど、
今回が最後、という日にたまたま目にした詩が、とても印象深かったので、
触れてみようと思う。
以下に引用させていただきます。
谷川俊太郎「そのあと」(「朝日新聞」2013年03月04日夕刊)
そのあと
そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある
そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に
もうだめだ、と思うことが、今までなんどもあったけれど、
それでも、なんとかやりすごせば、確かに「そのあと」はあったなぁ・・・と。
ただ、だまって、その時が過ぎるのを待つだけでも、
「そのあと」は続いてきたんだなぁ・・・と。
その時の心のありよう、自分の動き方ひとつで、
「そのあと」はいかようにも変わっていったなぁ・・・と。
柄にもなく、さまざまな思いがよみがえって、不思議な感覚になった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
言葉の力ってすごい、などと今さらながら思ってみたりして。
この連載は、5年間続いていたとのこと。
もっと、しっかり読んでおけばよかった。
と思ったら、近々、出版されるらしい。
たまには詩集なんていうのも買ってみようかしら。
ちょっと気恥ずかしいけれど・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0200.gif)