ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

渡辺えり還暦コンサート「ありがとう」

2015年06月01日 | コンサート
渡辺えりさんファンの友人に誘われて、ここ数年足を運ぶようになった、コンサート。


それまでは舞台を観に行くってことしかしていなかったというか、歌ってたのを知らなかったというか・・・。

最初は「え?コンサート?歌?」って感じだったけれど、いざ行ってみると、
これがその辺のビミョーな歌手よりはるかに素敵

歌唱力はもちろんだが、何と言っても表現力。
これは、大竹しのぶさんのコンサートの時にも思ったこと。

歌詞が台詞のように入ってきて、情景が浮かんでくる。
短いお芝居を観ているかのような錯覚に陥る。

渡辺さんの場合は、メインはシャンソン。
三輪明宏さんが大好き、とのこと。

今回はシャンソンだけでなく、今まで上演された舞台の挿入歌も。

会場は鶯谷駅のすぐそばにある、東京キネマ倶楽部。

昭和のダンスホールって感じのレトロな建物。



鶯谷の駅前ってちょっと怪しげな感じなのは、昔とあまり変わっていない。

その昔、日暮里にある設計事務所に勤めていたころ、ラブホテルの改修工事の打合せで、
事務所の所長と昼間のホテル街を歩くのがホントにいやだったことを思いだす・・・。

30分ほど前に到着したら、ビルの前に列ができている。
2基しかないエレベーターで上るため、なかなか順番が回ってこない。

現地集合で先に到着している友人は、中でビールを飲んでいた。

還暦を意識してか、真っ赤なドレスで登場した渡辺さん。
「君住む街角」を熱唱。
途中、「サマータイム」からご自身の故郷である山形の花笠音頭へのメドレーで、会場を盛り上げる。

すでに聞き覚えのあるシャンソンにご自身がオリジナルの詩をつけると、同じ曲でもなんだか違う曲のよう。

加藤登紀子さんで有名な「100万本のばら」も、ちょっと一味違う。

この日は夜の部もあり、明朝も早いから、と言いながら、楽しいおしゃべりで時間がどんどんオーバーしていく。

まるで近所のおばさんの噂話のような語り口。

けれど、我々普通のオバサン圧倒的に違うところは、目的意識の高さだろうか。

常にはっきりとした目標を持ち、それにむかって着実に進んでいく。
どうしたらそこにたどり着けるかを、しっかりと見据え、努力を惜しまない。

戯曲セミナーの講師としてのお話をうかがったときも、かなりストイック。
軽い気持ちで参加してることがばれたら、叩き出されそうな凄味を感じた。

幕間には芸能界のご友人たちからの還暦祝いのメッセージがビデオレターで会場に流れる。

結局、予定より30分以上伸びたけれど、しっかりアンコールも2曲歌ってくださり、楽しい時間は幕を閉じる。

この日、会場には市村正親・篠原涼子夫妻、篠井英介さんや中島朋子さんの姿があった、と友人は言う。
いつもながら、さっぱり有名人を見つけられない。

お身内の不幸があり、前日から山形に帰っていて、新幹線で東京に着くや否や会場に直接行った友人は
かなりのお疲れモード。

普段なら、舞台の後は食事やお茶をしながら、たっぷりお話して帰るのだけれど、地元の駅で解散。

最近はご両親の様子を見に月1度くらいの頻度で山形に帰っている彼女。
人一倍忙しいお仕事との両立で、身体を壊さなければいいけれど…と祈るのみ。


次回は三宅裕司さんの「熱海五郎一座」で大笑いして、一緒に疲れを吹き飛ばしましょう










コメント
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