ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

猫たちの居場所

2021年07月27日 | 

少し前まで、野良猫が庭をうろうろしていた。

オリーブの木をつたい、ガレージの屋根にのっていることもしばしば。

最近あまりいないな~と思っていたら、

我が家の裏手の空き家でくつろいでいる。

この家は1棟に2戸、という平屋の共同住宅。

この形の家が敷地の中に4棟。

それぞれに小さな庭と濡れ縁が付いていて、ちゃんと庇もある。

駅からそんなに遠くないのに贅沢な土地の使い方。

アンテナにスズメがたくさんとまっていたり

なんとなくジブリ感が漂う、味のある家。

が、最後の住人が引っ越してから数か月。

縁側の前にドカンと置いてあった、大きなバイクと高そうな自転車が無くなってから、猫たちが集まりだした。

我が家の階段の窓からよく見えるので、何気なく目をやると、

雨の日には雨やどり、暑い日には涼んでいるのが見える。

台風が来る、と言われていた今日は、こんなに・・・

せっかくの猫たちの憩いの場だが、もうすぐ取り壊されることが決まっている。

更地になった後はお年寄りのためのグループホームが建つとのこと。

ポストに図面が入っていたが、敷地を有効に利用した3階建ての建物だ。

とりあえず、この夏は暑さをしのぐ場所をキープできている猫たち。

来年の夏はどうなっているだろう・・・。

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涼を感じて・・・夏の風景

2021年07月25日 | 暮らし

梅雨が明けて一気に真夏になった。

晴れ続きなので、毎日夕焼けがそれはそれは美しい。

少し前の雨の夜、事務所の前庭がとても風情があった。

水と光の反射のマジックですね。

この日の昼間、うちの裏の空き家の縁側に猫が仲良く雨宿り。

暑い毎日、せめて目に映る「涼」を取り入れよう。

この季節ならではのドウダンツツジを床の間に飾ってみる。

ただ花瓶に挿すだけで涼し気になる。

この少し後に、ボタニカルフラワー教室で夏っぽい花を活ける。

和のキキョウ

洋のグロリオサ

不思議となじみます。

フトイが格子みたいになって、涼を感じる。

これを床の間に置いてみる。

竹かごの壁飾りと合ってる気がする。

それまで飾っていたドウダンツツジもまだまだ元気なので、玄関に移動します。

ホントに毎日毎日暑いけれど、せめて視覚で涼を感じて、乗り切りましょう

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モダントロピカルアレンジ 夏のアレンジ作りました!

2021年07月21日 | フラワーアレンジメント

今月のレッスンは夏って感じが漂うモダントロピカルアレンジ。

「なるべく大きなバスケットを持ってきてください」と言うことで、

以前「ミル・フルール」というアレンジの時に使ったバスケットを持参。

この時のアレンジは造花なので、まだまだ健在。

なので、ごそっとそのまま抜いて、ちょっと置いておく。

今回の花材は

プロテアロビン

モンステラ

ドラセナ

クルクマ(グリーン、ピンク)

アスパラメリー

ポリシャス

そして

鮮やかだけどシックなモカラ

大きな葉っぱのモンステラの位置をきめたらどんどんアレンジしていこう。

あまり扱ったことの無い花が多くて、かなり難しい。

先生にアドバイスをいただきながら、なんとかかんとか出来上がり。

庭の緑の中に置くとかなり映えるけど、出しっぱなしってわけにもいかないので

玄関に飾ります。

玄関がいきなり夏モード。

それから、先週は、お引っ越し祝いにフレームアレンジも作ってみた。

いつも明るい笑顔のその方をイメージした華やかなカラー。

とても喜んでくださった。

夜、電気を消してもそこだけ明るく見える、とまでおっしゃってくださったが、

さすがにそこまでは・・・

でも喜んでいただけて良かったです。

来月は満を持してヒマワリのアレンジ。

今から楽しみ楽しみ

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梅干しまであと少し💕

2021年07月17日 | 手作り
梅に塩を振って漬けこんでから10日あまり。

いい感じに梅酢が上がっている。




漬けてから3日目くらいにのぞいてみたら、ちょっとだけカビっぽいのが見えた😰

焦って、対処方を検索。

梅を全部焼酎で拭き、容器を煮沸消毒。
この時点までで上がってきていた梅酢は一度煮立てて冷まして使うらしい。

そうして、もう一度塩を足して重しをのせる。

またカビが出たらどうしよう、とビクビクだったけれど、その後はきれいなまま。

よかった〜💕


ということで、赤紫蘇投入‼️

すでにもみ紫蘇になってるのをスーパーで買ってきた。


梅酢を少しかけて紫蘇をほぐして、梅と交互に重ねていく。




月末には土用干しができるだろうか?

美味しい梅干しまであと一息💕



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【観劇メモ】ピサロ再演

2021年07月13日 | 演劇

【ピサロ】

パルコ劇場 2021.5.29

作  ピーター・シェーファー

演出 ウィル・タケット

翻訳 伊丹十三

 

 

コロナが猛威を振るいだした昨年の3月ごろから、舞台の上演中止や延期が相次いだ。

楽しみにしていた公演が前日になって中止となってがっかり、なんてことも。

 

今思えば、あの頃のほうが感染者数は全然少なかった気がする。

 

この「ピサロ」もそのひとつ。

開演日がずれて上演されたのもつかの間、10回の公演を経て結局中止となってしまった。

 

私がもっていたチケットはこの10回のあとの日程・・・

 

新しくなったパルコ劇場に行きたい!というのも目的の一つだったが、結局かなわなかった。

 

で、今回のリベンジ観劇となる。

 

 

16世紀スペイン。

60歳の老兵ピサロが200人弱の兵を率いて、インカ帝国を征服するため、アンデス山脈を越える過酷な旅にでる。

 

キリスト教の布教のため、スペインのため、名誉のため、黄金を手にしてお金持ちになるため・・・

兵たちのそれぞれの思惑はバラバラで、ピサロの統率も危うい。

 

共通しているのは、色々な名目があれども結局「私欲」

 

インカ帝国は国王アタウアルパのもと、貧富の差もなく、みんなが平和に幸せに暮らしていた。

 

国王本人も、国民も、国王は太陽の子と信じて、自然と共存する美しい世界。

 

 

この無抵抗の善人たちを、黄金を奪うために虐殺するピサロたち。

 

国王を軟禁して国民にすべての黄金を差し出させる彼らの行いは非道きわまりない。

 

 

歴史、特に世界史に疎い私は、「そもそも」がわからずに観劇。

 

でも、昔々から人類はこういうことを繰り返してきたんだろうな。

 

どんな大義名分をふりかざしたところで、しょせんは私利私欲のため。

 

ある日突然、言葉も通じない人たちに突然襲われる恐怖は想像を絶する。

 

無垢な国王は、ピサロたちを信じ、国民が救われると信じ、躊躇なく黄金を差し出すのに、

彼らが救われることはなかった。

 

 

ピサロの部下たちが極悪非道なふるまいをする中、

ピサロたちとの約束を信じて疑わない無垢な国王と過ごすうちにピサロの心に変化が起こる。

 

約束を守ろうとするピサロの声は、黄金を前に欲が加速する部下たちには届かず・・・

 

黄金に目がくらんで、欲をあらわにする部下たちはまだ自分に正直だ。

 

私が嫌悪感を抱いたのは、キリスト教の布教を理由にして、略奪・虐殺を繰り返す修道士たち。

私は特に宗教を持たないので、宗教に関してよくわからない部分もあるし、キリスト教に関して特に悪意を持っているわけでもない。

 

ただ、この舞台の中においては、太陽神を崇拝する人々を悪とし、力でキリスト教徒にしようとし、あげく命と黄金を奪う。

 

こんなことを彼らの信じるキリストは望んでいたのだろうか。

 

年老いた政略者は母国の英雄となる。

 

国王アタウアルパと無邪気に過ごし、良心の呵責に苦しむ、ということが本当にあったのかどうかはわからない。

そうであってほしいと願うけれど・・・。

 

それにしても、インカの国王を演じた宮沢氷魚さんの美しさったらない。

 

舞台の始まりの時に太陽に照らされたシルエットが浮かび上がった時の目を見張る神々しさ。

オーラがハンパない。

 

ピサロを演じる渡辺謙さんよりも存在感があったと思う(渡辺謙さんごめんなさい)

 

本気で自分を太陽の化身と信じている、っていうのが演じているというより、ほんとにそうかも、と感じてしまう。

 

副官役の栗原英雄さんとかいや~な修道士役の長谷川初範さんなどのベテランを前に、

この人たちもひざまずいちゃうんじゃないか、ってくらいの威厳。

そして立振る舞いの美しさ。

首がシュッと長くて頭が小さいのがこれまた絶妙なバランス。

よくぞこの人を!って感じでした。

 

 

今回のチケットはなんと一番前の席。

 

役者さんたちのお顔がよく見えるので、迫力もひとしお。

ピサロの苦悩の表情から、老いの苦しみもひしひしと伝わってきた。

 

翻訳は故伊丹十三さん。

1985年に翻訳したみたいなので、ちょっと言葉遣いが古い部分もあった気もするが、

古い時代の話なので、それはそれでいいのかも。

 

 

パルコ劇場が新しくなって1年余り。

 

昨年、少し状況が落ち着いたころに訪れたときと同様、検温・手指はもちろん靴裏の消毒、と余念がない。

ただ、観客はびっしりと入っていた。

 

昨年は一人おきの席が主流だったけど、最近はどこもわりとびっしり入っている。

 

ここでもちょっとコロナ慣れしてきてますね。

 

 

これだけ壮大なセットを作り、練習を重ねて、中止になった無念はどれほどだっただろう。

 

この先も、そんなことが起こらないよう、コロナに冷静に向き合える日が来るのを願ってやまない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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