ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

お正月アレンジ

2014年12月30日 | フラワーアレンジメント

 

年末ぎりぎり、今年最後のレッスンは、毎年恒例お正月アレンジ

例年、玄関や床の間などに飾れるアレンジと、ドアなどに掛ける壁飾りをセットで作る。

昨年はちょっと違って、2個セットのアレンジだった。

 

2個セットで門松のように飾れるように作っていた人もいたが、私は玄関と床の間に分けて飾った。


今年のアレンジの器はこれ。





壁飾りに使うしめ縄の3連リースやフェルトのリボン。





お花は各自、自由に配分する。





壁掛けには松と水引とリボンを。





お花はアレンジに。





壁掛けは床の間に、アレンジは玄関に飾ったので、床の間用にもう一つ。





同じ花材で夫の実家の仏壇用も。





玄関のドア飾りと、トイレのニッチに飾る小さな壁飾りも作ってみた。

 

ちょっとだけあまった千両とスプレーマムは下駄箱の上に。



今年のアレンジはこれでおしまいです。

みなさん、よいお年をお迎えください













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忘年会&送別会

2014年12月28日 | イベント

フラワーアレンジのレッスンでお世話になっている先生の一人がお辞めになるという。

Kstageというスクールを主宰している菊池初美先生の片腕として、
先生がいらっしゃらない時のレッスンを担ってきた山代先生。

お嬢さんがダンナさまと二人で北海道で牧場を経営なさっていて、以前からお手伝いのために
北海道と東京を行ったり来たりしてらっしゃった。

このたび、先生のご主人の定年を機に北海道に家を購入し、永住なさるという。

私や私の母をはじめとし、お世話になった人たちの数は数えきれない。

と言うことで、先生やスタッフのみなさんが総力を挙げて、スクールの忘年会も兼ねた送別会が開催されることに。

会場は先生たちが結婚式のお花をプロデュースしている結婚式場、「ルーデンス立川」



ちょっと遠い

と言うことへの配慮もあり、教室前からマイクロバスで送迎。

至れり尽くせり。

ステキなお庭のついた一戸建て風の式場はとてもいい雰囲気。



 

各テーブルのセンターにある装花は、ブライダルのお仕事を目指してスクールでお勉強中の皆さんの作品たち。

  

 


そしてこちらは今日の主役、山代先生の作品。



会場のルーデンス立川の皆さんも、今日のためにさまざまなサービスとご配慮をしてくださったそうだ。

会場からのサービスというシャンパンで乾杯



パンもここで焼かれたというし、バターもスモークバターも手作り。



つぎつぎと運ばれてくるお料理もどれもとても美味しい。

 

 

デザートには「K」の字が入っているし

ぎりぎりまでお忙しかったはずのスタッフの皆さんが考えた楽しい企画の数々が会を盛り上げる。

3人のお花のプロが競う、花束バトル。

3人の順位をあらかじめ予想して、当たった人たちでじゃんけんし、出来上がった花束をプレゼント

で、勘のいい私は当たった上に、じゃんけんにも勝ち、花束をゲット



ものの5分もかからずに作ったというのにこんなにきれい

ちなみに、母もじゃんけんで勝って同じく花束をいただいた。

3つのうち2つを親子でとってしまうとは・・・。
なんだかちょっと恥ずかしい

スタッフの皆さん総出演でのAKBメドレー。

忙しい中、ちゃんと振付を練習しているのがこれまたすごい

生徒さんのお嬢さんとそのお友達による、フルートとピアノの生演奏。



差し込む柔らかな光の中で、なんとも優雅なひととき。

菊池先生からのご挨拶は先生ご自身が感極まって涙・涙
10年間のさまざまなご苦労を一緒に乗り越えてきた、大切なスタッフへの想いが伝わってくる。

山代先生も涙のご挨拶。

菊池先生は、明るく、エネルギッシュで、はきはきとお話になるが、山代先生は終始穏やかで、ゆっくりと優しくお話になる。

何年もやっているのに覚えの悪い私たち親子にも、同じことを何度もゆっくりと教えてくださった。

感謝の気持ちでいっぱいだ。

生き物を相手にする、これからの牧場でのお仕事は、お花と違って大変なことも多いだろう。
まして、寒い寒い冬がある北海道だ。

けれど、ご家族みんな揃っての生活は何ものにも変えられない喜びもあるはず。

失礼ながら決して若いとは言えない年齢からの新しい出発を決断された先生に心からのエールを送りたい。

どうか、これからの北海道での生活がきらきらと輝くステキなものになりますように

山代先生、どうかお元気で

10年間、お疲れ様でした。

本当にありがとうございました


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恒例 年忘れ 市馬落語集

2014年12月28日 | イベント

 

いや~びっくりした
まさかこんな展開になろうとは

年末に落語に行こう、と誘われたのは11月のこと。
友人は柳家喬太郎さんという落語家のファンなのだという。

失礼ながら存じ上げないが、チケットはすぐに売り切れてしまうとか・・・。

この日は柳亭市馬と言う人の落語の会だけれど、ゲストとして出演するという。

誘われたら断らない、を信条としているので、もちろん行っちゃう。

会場は新宿文化センター。
東新宿という駅は初めてだ。

入り口でプログラムが配られる。
「あれ?」と友人が声を上げる。
歌?

彼女が様子がおかしいのでプログラムを見る。



彼女のお目当ての喬太郎さんは第一部の「落語競演」ではなく、「第二部 昭和歌謡大全集」のところにお名前が。

そもそも「昭和歌謡大全集」って?

どうやら彼女も事情が呑み込めてない様子。

そうこうしているうちに幕が上がり、今日の主役市馬さんの落語「厄払い」がはじまる。

仲入となり、ふたたび幕が上がると、ビミョーなオーケストラ(?)が座っている。
市馬氏の弟子という蝶ネクタイに銀色のスーツの人が、昔の歌謡番組のような司会を始める。

そして始まる「丘を越えて」

え?ホントに歌?

しかも、ほとんど知らない曲



喬太郎さんまで何やらわけのわからない下ネタソングを1曲歌っておしまい。

どこの忘年会だ

舞台の上では市馬さんが気持ちよさそうに歌い続ける。
確かにちょっと藤山一郎さんっぽいかも。

テレビ東京で年末にこんなのやってなかったっけ?なんて思いながら見ていたら、
段々可笑しくてたまらなくなってきた。
こんな面白い舞台に遭遇することなんて、きっと二度とない

喬太郎さんが歌い終わり、ああ、ホントに歌だけなんだ、と思ったころ、
バラバラと帰りだす人たちが。
私の隣にいたオジサマも、さっとバッグを持ち上げ席を立った・・・。
彼らも、きっと間違えたに違いない。

友人は「ごめんね」と何度も謝るけれど、もともと喬太郎さんを知らない私はそれほどの落胆もない。
むしろ、こんなことがなければ、一生お目にかかれない貴重な経験だ。

しかも、大半の人は「歌」とわかっていて、ペンライトまで用意して振ったりしていた。

会場には1500人もいる、とご本人がおっしゃる。
まあ、気持ちよさそうに歌う歌う

人間、力があるとこんなこともできちゃうんだなあ、と妙に感心しちゃった不思議で楽しい夜でした。










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【観劇メモ】鼬 ~いたち~

2014年12月28日 | 演劇

前日に引き続き、2日連続の舞台鑑賞。

この日の会場は三軒茶屋、世田谷パブリックシアター。

一緒に行ってくれたのは、大学の同級生。

いつものように、早めに待ち合わせをして一緒にランチをいただく。

この日のランチは、劇場のはいっているキャロットタワーと言うビルの23階にある展望レストラン。
天気がいいのでスカイツリーも見える。

これまたいつものようにギリギリまでおしゃべりして、劇場へとむかう。


昭和初期の東北地方が舞台。
この戯曲の初演が今から80年前というのに驚く。

今の社会でも起こりうることばかり。

家屋敷が抵当に入り、まさに今日、亡くなったこの家の主の妻である老女おかじは家を追い出されようとしている。
元は家老の定宿だったという「だるま屋」という旅館だが、今は見る影もない。
娘のおしまは夫が刑務所に入ってしまい、娘二人と実家に帰ってきて、酒浸りの日々を送っている。

そこへ、かつてさんざん悪事と不義理を働いたあげく村を出てゆき、織物工場の経営者に成り上がって大金持ちになった
先代の妹、おかじの義理の妹にあたる おとりが現れる。

おかじの怒りと恨みはすさまじくて、「泥棒いたち」なんて罵っちゃう。

そんなところに南洋に出稼ぎに行ったこの家の長男萬三郎が帰国し、借金を返すことになり、
家屋敷は取られずに済む。

が実はそのお金はおとりが工面したもので・・・。

と、どんどん話しは泥沼化していく。

美しくしたたかな悪女、おとりを演じるのは鈴木京香さん。
着物姿が艶やかで、しぐさの一つ一つが絵のようだ。

落ちぶれたおばあさんの、おかじにはベテラン白石加代子さん。
怒りの迫力がハンパない。
後ろに炎が見えるようだ。

人のいい長男は高橋克己さん。
高橋さんが鈴木さんの甥っていうのはどうなんだろう?って気もするが、
おとりの手のひらでコロコロ転がされている情けない感じがぴったり。

出戻りの妹は江口のりこさん。
ものすごくすさんだ感じがよく出ている。

ここにいい人のような顔をしながら、近寄ってくる債権者たちが取り巻いている。

中でもインテリで悪知恵の働く山本龍二さんが演じる山影先生なる人物がホントに胡散臭い。
おとりに色仕掛けで言いくるめられ、一緒にだるま屋乗っ取りを画策する。

お人よしの長男はすっかりだまされて、何の役にもたたない。

最後のおかじとおとりの言い争い場面の激しさったらない
白石さんは興奮のあまり、ときどき白目になってしまい、その都度会場から笑いが起こったけれど、
ここはきっと笑うところではなかったはずだ。
うっすらと笑みを浮かべながら、無力な老婆をどん底に叩き落とす鈴木さんの容赦ない感じと、目の覚めるようなタンカは
「極道の女たち」の時の岩下志麻さんのようだ。

息子のお金だと思っていたものが、実はおとりのお金で、何もかも失ってしまったと分かった時のおかじの落胆は胸に迫るものがある。

最後の最後、おとりが無言ですっと手を挙げて、おしまを制するシーンでは、
ピンと糸が張りつめたように空気が止まり、思わずため息が出そうな美しさ。
背中がぞくぞくするほどだ。

どこかで少しくらいいい人になるのかと思ったけれど、とうとう最後までとんでもない悪女だった。

なんだか救いのない悲惨な話だったけれど、おかじの悪態も、おとりの悪巧みもここまで来るとむしろ小気味いい。

台詞が全部東北弁っていうのもリアリティが増幅された一因だと思う。

それにしても、人をだます手法っていうのは昭和初期も今もあまり変わっていない。
振り込め詐欺もそうだけれど、同じ手口に繰り返しひっかかってしまう。

こんな風に何もかもとられちゃうって怖い、と一緒に行った友人もつぶやいていた。

そうそう、毎日ぼんやりしてばかりはいられない。
悲しいことだけれど、危険を察知するアンテナは研ぎ澄ましておかなければ・・・。













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海をゆく者

2014年12月22日 | 演劇

ベテランのオジサマ俳優さんたちによる、とても重厚で濃密な舞台だった。

雨の渋谷、パルコ劇場。

席は前から4列目だったので、演じる皆さんの表情までよくわかる。


舞台はクリスマス前夜のアイルランドの片田舎の町。
散らかった部屋の中だけで、物語は進んでいく。

アル中気味な上に目も見えなくなってしまい、わがまま言い放題でいつも怒鳴り散らしているこの家に住む兄弟の兄リチャードに、
「花子とアン」で白蓮の元夫を演じていた吉田鋼太郎さん。

酒乱を反省し禁酒中の弟シャーキーに平田満さん。
違う街で運転手をやっていたが、雇い主の奥さんと関係を持ってしまい、失業して故郷に戻ってきたばかりらしい。

前日からのお酒で帰れなくなった古くからの友人アイヴァンに浅田和之さん。
眼鏡がないとほとんど何も見えない極度の近眼。

やはり彼らの友人で底抜けに明るいニッキーに大谷亮介さん。
シャーキーの元恋人と今は一緒に暮らしている。
最近出なくなったが、以前はドラマ「相棒」の3人組の刑事の一人だった方。

ニッキーが客人として連れてくる上品な紳士ミスター・ロックハートに小日向文世さん。

この渋い面々が演じる緊迫の一夜。

ミスター・ロックハート以外は、みんなそろってダメなヤツだ。
職を転々としてたり、酒乱だったり、過去になにやら悪いこともしていそうな気配。

最初は穏やかな飲み会だったけれど、ミスターロックハートの提案でポーカーが始まってから、
なんだかおかしなことになってくる。

どうやらこの上品な紳士は実は悪魔が姿を変えていて、遠い昔にシャーキーと取引をしたときの約束を果たしにきたらしい。

このゲームに負けたらシャーキーは悪魔に魂を持って行かれるようだ。

終始ニコニコほほえみを浮かべながら、ときどき真顔で恐ろしいことを言う小日向さんの悪魔はホントに怖い。

言葉少なにうつむき気味の平田さんは渋くてステキ

浅野さんはいつもながらのコミカルな動きと絶妙な間合いのセリフで、暗~い雰囲気になりがちな舞台に
ちょくちょく笑いを誘う。

一発触発的な場面で上手に場を和ます大谷さんの雰囲気は安心感がある。

吉田さんの怒鳴り散らす迫力は、少し前にやっていたドラマ「MOZU」の怖~い悪い人を思い出させる。

シャーキーが負けて魂を取られるかっていう最後の最後で大どんでん返しがあり・・・。

すごすごと引き下がる悪魔の気の弱さがなんともかわいい。
悪魔なんだから、有無を言わせず魂くらい盗っちゃえそうなものを、
きっちり約束を守ったりする人(?)のよさが、なんだか小日向さんの雰囲気にぴったり。

酒乱でどうしようもなくて、町を出て行ったシャーキーを「お前が酒乱だってことは街のみんなが知ってる」と
あらためて受け入れる、兄や友人たちの暖かさ。

ほとんどどうしようもないくずっぽい男たちが、
全てが済んだ朝日の中で「クリスマスだから教会に行こう!」なんて言ってるのも「あ、教会はちゃんと行くんだ」と微笑ましい。

派手な展開はなく、ず~っと汚い部屋の中で繰り広げられたお話だけど、
会話の向こうに取り巻く人たちの姿が浮かび、街の景色が広がっていく、奥深い舞台だった。

この日、一緒に行ってくれたのは私の同級生のお嬢さん。
10代の彼女にはちょっと重いかな、と思ったけれど、感動してくれていた。

ひょんなことからこの日ご一緒いただくこととなり、少し早めに待ち合わせて、軽く何か食べよう、と言うことに。

彼女が選んだお店は渋谷パルコの1階にあるハンバーガーショップ。

オバサンだけではまず行かないであろうお店だ。

彼女はアボガド、私は照り焼きのハンバーガー。

 

そして、息子と一緒ならまずお目にかからないマシュマロたっぷりのホットドリンク



ファストフードのハンバーガーとは全然違うちゃんとしたハンバーグが乗っかっていて、とても美味しい

こんなにおなか一杯になっちゃったら、お芝居の間に寝ちゃうのでは・・・と心配したけれど、
そんなことも吹っ飛ぶ面白さだった。

舞台が終わって、せっかくだからお茶でもしちゃおうか、と駅前のロクシタンカフェへ。



息子しかいない私は、次男より一つ年下のお嬢さんと はたして話ができるのか?と心配だったけれど、
彼女の方がずっと大人で私に話を合わせてくれる。

穏やかな笑顔の下に、10代の少女なりの楽しみや悩み、そして、その年齢にしては抱えきれないほどの痛みと、
それを乗り越える助けとなる大きな夢を抱えているであろう彼女。
その一つ一つを叶え、乗り越えて行く過程には、いろいろなことが待ち受けているであろうことを、
その年齢を通りすぎてきた彼女のご両親や私たち周りの大人は知っている。

けれど、そのことをいくら口で説明したところで、体験しないと納得できないってことも知っている。

私が息子たちに思うように、彼女のご両親も、できることなら先回りして大きな石ころを取り除き、
彼女のゆく道を平坦なものにしてあげたい、と切望していることだろう。
そしてそんなことが決してできないことで歯がゆい思いをしていると思う。

ただ、これだけはなんとなく思うのだけれど、世の中結構何とかなる。

そう思って、鏡の前で口角を引っ張り上げよう。

この日の舞台も、最後は明るい朝日が差し込んでいたことだし。

なんてことを思いながらお茶していたらすっかり遅くなってしまった。
ご両親にはご心配をおかけしました。

彼女がステキな大人になる日を、比較的近い距離で少し離れて見ていられそうなのが今からとても楽しみだ。

今からいかようにも変えていくことができる彼女の輝く未来を応援したい。

今日は、オバサンにつきあってくれてホントにありがとう
機会があれば、またぜひ一緒に行きましょう





























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