ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

少しだけセレブランチ・・・心の痛みに寄り添いながら

2012年11月30日 | グルメ
遠い昔、中学生のころ、全国から同じ年の子が集まる、サマースクールに
参加したことがある。

その後、大人になるまでほとんど会うことはなかったけれど、
この10年ほど前から、1年に1度は集まるようになっていた。

けれど、子供の受験とか、仲間の一人が亡くなったりとか、いろいろな事情で
丸2年くらい顔を合わせていなかった

地方から来てくれる友人もいるので、週末の夜というのが恒例だったけれど、
たまにはランチでも、ということに

平日の昼間なので、地方の友人や、仕事の忙しい友人は残念ながら今回は欠席。
そのかわり、夜はなかなか参加できない翻訳家の友人が久しぶりに顔を見せてくれた

この日集まった4人のうちの一人が懇意にしているお寿司屋さん、
銀座「からく」でちょっとセレブなランチをいただく

彼女は、元CAで美味しいお店をたくさん知っていて、
こういう時にはいつも素敵なお店をセッティングしてくれる

彼女曰く、夜はとても来られない、という有名なお寿司屋さんらしい・・・
そういうところには全く縁が無い生活を送っているので、知りませんでした
ごめんなさい

大将のお計らいで、お酒は持ち込みOKとのこと。
ソムリエでもある彼女が美味しいワインを持ってきてくれる、
が、私はお酒が飲めません・・・残念

女4人で昼間っからお酒?

これには今回集まった理由が大いに関係している。

4人のうちの一人は岩手県出身。
彼女は昨年の大震災のとき、津波でお母さまを亡くしている

当時、かける言葉もみつからず、「どうしてる?」のメールが精一杯。

「落ち着いたら励ます会をやってね」

というメールから1年以上が過ぎ、彼女の方から会いましょう、というメールが届く。

お酒が大好きな彼女のためにも、夜と同じようにパーッと楽しくやろう

お料理は大将におまかせのコース。

お品書きが無いので、写真だけでも・・・


まずはこちらから



いくらの上にキャビアがのってる


続いて牡蠣




ウニといくらの夢のコラボ




エビのバジルソース。お寿司やさんっぽくないけど美味しい




カイワレのサラダもこんなにお上品に




ここで、お寿司登場



こちらのお店はマグロのづけが有名らしい。
私たちは予約だったけれど、お店にはいるとき、づけ丼のために、10人くらいは並んでいた




どれを食べてもとろけるよう


巻物といっしょに出てきたのはこちらの特製薬膳スープ。



あったまります。


ふんわり厚焼き玉子



この卵焼きを焼くための職人技はテレビにも出てたらしい。
フライパンの適温を顔に当ててはかるとか・・・


最後は梅のデザート



のんびり、ゆっくり2時間くらいかしら。


美味しいお食事をいただき、ワインを飲みながら、
この日の主役の友人が、ゆっくりゆっくり、時には静かに微笑みながら、
昨年の「あの日」のことを話してくれる。

鉄筋コンクリート造、3階建てのご自宅の2階と3階の間の踊り場で
お母さまが息絶えていたのを、ご近所の方が見つけてくれたとのこと。

3階は全く水に浸かっていなかったという。

あとフロアーの半分登り切ってたら、と私が悔しい。

ご近所の木造のお宅はほとんど流されてしまい、彼女の自宅の1階には
いろいろなお宅の大切なものが流れ込んでいたらしい。

当時彼女は東京にいて、帰りたくても帰る術がなかった。
新幹線はストップ、電話も通じず、ガソリンも無い・・・

最終的に飛行機で秋田に行き、そこからタクシーで岩手入りしたという。

どんな思いであの時の一日一日を過ごしたのだろうかと思うと、
胸が苦しくなる。

申し訳ないが少しずつ薄れていたあの日の記憶。

話を聞くうちにニュース映像がよみがえる。

医者である彼女は、日ごろから「命」と真摯に向き合っているから、
こんなにも冷静に、客観的に、予想もしえなかった出来事をうけとめられているのだろうか。


お食事も終わり、ワインのボトルも空き、場所を変えて今度はティータイム

ここからは、いつものおしゃべりが延々と続き、あたりはいつも間にか暗くなっている

年が明けたらまた会おうね、と約束をして、それぞれの方向へ。

やはりあの時と同じく、彼女にかける言葉は見つからないけれど、
せめてこれからの日々を心穏やかに過ごしていけますように、と祈るばかり。

つらいことを話してくれてありがとう。
改めて、お母さまのご冥福をお祈りします。




































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リガーレ「クリスマスフラワーアレンジメント」セミナー

2012年11月29日 | フラワーアレンジメント
NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会とは 

大手町・丸の内・有楽町地区(=大丸有)を中心とする都心エリアで、街をより一層活性化させ、
人々の多様な参加・交流の機会を創っていこうというNPO法人・・・らしい

この協会は、さまざまなイベントやセミナーを開催している。

リガーレセミナーという名称のこのセミナー。
その中の一つに、不定期に開かれるフラワーアレンジメントセミナーがある

会場は東京駅向かい側、新丸ビルの中にある、エコッツェリアというセミナースペース。

新丸ビルからはライトアップされた東京駅がとてもきれいに見える




この日友人と二人で参加したのは「HASEGAWA FLORIST」という老舗のお花屋さんから講師の先生を招いての
クリスマスフラワーアレンジメントのセミナー

この友人には、前回の「母の日アレンジ」のときもお付き合いいただいた

今回はグリーンだけで作る、イギリスの伝統的なトラディショナルリースにトライ

花材は、ヒムロスギ、クジャクヒバ、白妙菊・・・だけ
あとはリボンを3種類

リース台にワイヤーを巻きつけ、適当な長さに切ったグリーンをひたすら挿していく。
というとなんだか簡単そうだけれど、これがなかなか時間がかかる

鮮やかなグリーンのヒムロスギを全体に、
少し黄色がかったクジャクヒバと白っぽい白妙菊を適当にバランスを見て配置。

リボンをつけたら出来上がり。

完成形はこれ



最初に花材を見たときはちょっと寂しいかなと思ったけど、
出来上がってみるとシンプルだけどなかなかの存在感

しかも、とってもいい香り

玄関には先日作りたてほやほやのリースが飾ってあるので・・・
いい香りもすることだし・・・

で、トイレへ



我が家のトイレのニッチにジャストサイズ

いよいよ12月

クリスマスツリーや今まで作ったリースを出して
そろそろクリスマスの(宴会の?)準備を・・・

今回のセミナーも楽しく参加させていただきました。

先生および主催者のみなさん、ありがとうございました

毎回お付き合いしてくれる友人にもありがとうを

また、行きましょうね















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庭そうじのつづき・・・

2012年11月23日 | ガーデニング
一段と色づいたヤマボウシ

ジューンベリーやエゴノキ、シャラなどの落葉樹が次々と紅葉し、
花が少ない初冬の庭がちょっとだけ華やいでいる

が、紅葉しているということは、必然的に葉っぱが落ちる・・・

ということで、庭は落ち葉で大変なことに

庭のプランニングの時に落葉樹はいらないんだけど・・・
と造園会社の暖壇さんに直訴したが、
それでは、季節の移り変わりがわからなくてつまらないからダメ、と一喝されてしまった・・・
芝刈りも面倒なので砂利はどう?
という申し出も、即座に却下・・・

お手入れ不足の庭は、10年たった今、ジャングルになりつつある・・・

とはいえ、確かに暖壇さんの作るお庭は、どのお宅もとても暖かい雰囲気で、
時間がたつにつれ、ステキに成長していく

ちゃんとお手入れをしていればだけど・・・

前回、庭のお片付けが雨で中断してしまったまま、また放置していたので、
暖かだった昨日の午後、再チャレンジ

先日ネットで買った花の苗が届いたので、植えてしまおう


コスモスは地植え



インターホン前の木製プランターは腐ってきたうえに、
ジャスミンやワイヤープランツが伸び放題でもしゃもしゃなので、
いったん引き揚げて、一回りちいさなテラコッタの鉢に
今回届いたゼラニウムやノボタン、ヒメフクロソウを寄せ植え・・・してみたけど、
どれもまだ花が咲いていなくてさびしすぎ・・・
この連休になにか花が咲いている苗を買ってきて植えてみようか・・・

などと、門の前の植木鉢のそばにしゃがみ込んであれこれ考えていたら、
結構時間がたっていた

私ったら、怪しい人だ・・・

庭にもどって、あちこちの鉢にちょこちょこ咲いてるアリッサムを一つの鉢にまとめたり、
枯れた花を片付けたり、もさもさ、枯れ枯れの鉢植えたちが徐々にすっきり

あたりが薄暗くなってきたので、ここで終了

ああ、まだまだ終わらない・・・


なかなかきれいにならない庭の片隅に、ダリアが1輪咲いている。



たくましい・・・


去年の冬に買ったミニ葉ボタン



ちょっとヨレヨレだけど、枯れなかったのね


暖かいからか、コデマリが春とまちがって咲きそう




ローズマリーは少し切って、トイレに飾ろう




夏ミカンがずいぶん黄色くなってきた




これなんだっけ・・・



ほったらかしで、ちゃんと水もあげてなくても、がんばって咲いてくれる、
たくましく健気な花たちに感謝

そして私の庭そうじはまだまだつづく・・・

















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今日だけお花屋さん?

2012年11月21日 | 仕事
数日前の夜、フラワーアレンジの先生から、珍しくお電話が

「20、21、22日のどこか、手伝ってくれませんか?」

先生のご主人がオーナーのお花屋さんは、
たくさんのホテルや結婚式場のお花を手掛けていらっしゃる。
会場装花・ブーケなどなど・・・

私たちが設計させていただいた、このお店。

H.Pはこちら。

http://www.kstage.com/

この週末の連休、開店以来最高の結婚式の数で、猫の手も借りたいらしい
なにせ、私のところまでお話が来るくらいだから・・・

お客様であり、先生である方の申し出を断るわけにはいかない

21日は予定がありません、ということで、9時から18時まで、
お手伝いさせていただくことに・・・って私でいいのか
ホントに猫の手だ・・・

見本の卓上花のアレンジを見て、その通りに作ればいい、
とのことで、それじゃあ、とのこのこ出かけて行く

だけど、まだ市場からお花が届いていない

とりあえず、小物を作成。

ハート形の吸水スポンジに、同じくハート形に切ったフェルトをピンで留め、
周りにリボンを巻く。
どっかでみたことあるなあ、と思ったら、昔バレンタインアレンジで作ったことがある



ちょっと色が違うけど、これこれ

これを11個作ったら、次は手直し作業。



これは、式場のテーブルに置く卓上花。
前日制作されたものだが、器の色を間違えたらしい・・・
白い器にアレンジされたこのお花たちを、そ~っと抜き取り、茶色の器に移し変える。
70個・・・

お花を挿している吸水スポンジががっちり花器にはまっていて
なかなか抜けないし、形も崩れてしまうので、ちょっとずつ手直ししながら
黙々と移し変えていく

トラック1台分のお花が到着
トラックのお花たちを降ろし、結婚式ごとに本数を分け、
水の中で茎を切る「水切り」という作業をして、お花用の冷蔵室に運ぶ・・・
500本くらいは切ったかも・・・

出来上がりの華やかさとは対照的な 地道な作業だ

本業の建物を建てるプロセスと通ずるものがあるような・・・

朝、9時に行ってからあっという間に午後1時半くらいになり、ここでお昼休み。

1時間ゆっくり休んだら、再び水切りタイム。

やっと1段落したら次は私の苦手な工作タイム・・・

ミッキーマウスが大好きな新婦さんのご希望で、
ミッキーマウスっぽいグリーンの壁掛けを会場に飾る、という・・・

ぐるぐる巻きの柔らかい針金、黒色のカラーワイヤーを何巻きか手渡され、
ミッキーの顔と耳の土台を作る

ワイヤーが柔らかくて、へにょへにょになりきれいに丸くならないし、
がっちりさせないと、アイビーを巻いたとき重さで楕円形になってしまう

柔らかいカラーワイヤーで丸を作ったら、アレンジで使う固めのワイヤーに
フローラルテープという紙のテープをぐるぐる巻いて、
カラーワイヤーの周りにくるくるひたすら、巻きつけて補強する。
これを、ミッキーとミニーの分、2組作る。
耳の丸2個は、手伝ってもらったけれど、ほぼ一人でくるくるくるくる・・・



最後はミッキー職人みたいになってた・・・


思考錯誤の末、完成したのがこれ



なんとなくミッキー

お式当日はこれにアイビーなどのグリーンが巻きつけられ、
ミニーのほうには新婦さんお手製のリボンがつけられるとのこと。

この作業が終了して午後6時

お仕事終了

お疲れ様でした

バラのとげで手は傷だらけ、水を使いがさがさ、冷えて腰も痛い・・・
でも、ちょっと達成感

この日1日だからそんなこと言ってられるのね

先生をはじめ、スタッフのみなさん、

ホントに猫の手でしたが、暖かく見守っていただき、ありがとうございました。
貴重な体験でした

結婚式を迎えるみなさん、

スタッフの皆さんの地道な苦労のたまものの素敵なお花に囲まれて、
どうか末永くお幸せに























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ありがとうの午後

2012年11月19日 | グルメ
11月アタマに友人とおいしいランチをいただいた上海小南国銀座店。

このお店の、お食事チケットを送ってくれた友人が大阪から上京した

洋服のデザイナーである彼女は、時々打ち合わせのために上京するが、
忙しい時間の合間を縫って、わざわざ私と会う時間を捻出して、連絡をくれる。

平日のランチが多いのだけれど、今回は珍しく日曜日。

ぽかぽか陽気の穏やかな日曜のお昼、待ち合わせの銀座に出かけていく

待ち合わせ場所の三越のライオン付近はライオンに近づけないくらいの人・人・人
休日の銀座ってこんな風なのね

プランタンのほうに向かってぶらぶら歩き、「リストランテ・ヒロ」というイタリアンに入る。
予約をしてないので、食事の時間は1時間ちょっとくらいだって

パスタランチは3種類。
2種類を頼んでシェアすることに。

パスタは出てくるなり、写真を撮る間もなくシェアして食べちゃった

デザートはこちら。きな粉のジェラート



それと一緒にカプチーノ
クリームがかわいい



前菜のないコースとはいえ、1時間はやっぱりあわただしい
「申し訳ありませんが・・・」と促され、席を立つ。

この前のチケットのお返しに、ここはご馳走しようと思ったのだけれど、
彼女がやんわりと「大丈夫よ」と辞退するので、ではせめてお茶を

せっかくの銀座なので、プランタンの中にオープンしたユニクロマルシェに行ってみよう

ユニクロがいろんなブランドとコラボした洋服やグッズが売っているこの売場。
フランスのブランドとのコラボともなると、コートが3万円を超えている。
ユニクロで3万円は・・・
と、もとのブランドの値段を知らない私などはとても買う気になれないが、
詳しい人は、やす~いって思うのかしら

そもそもブランドにはあまり興味が無いので、ユニクロオリジナルで十分な私・・・
ここまできて危うくヒートテックを買っちゃうところだった

イトシアなんかもぶらぶらして、カフェはどこも混んでるし、三越9階のフリースペースで
テイクアウトの柚子ジンジャーソーダを買って、おしゃべり開始

窓際のカウンターの椅子が空いたので、そこに陣取り、何時間しゃべっただろう。
日が落ちてきて、夕日がまぶしい、なんて言ってるうちにあたりは薄暗くなる

途中、飲み物を追加して、これだけじゃお礼にならないので、抹茶プリンもつけましょう
まだ食べる気か

私よりも一回りほど年上の彼女は、ルックスも、気持ちも本当に若々しい

いつも前向きに明日のことを考えていて、きらきらしている
あんなふうに年を重ねていけたら、というお手本だ

一人っ子で、お父様の介護をしていた彼女は、昨年お父様を亡くし、
お母様はすでに亡くなっているので、本当にひとりになってしまった、と言う。

いつもはオバサンとは思えない軽い話ばかりしていた私たちだが、
ここ最近は、当たり前だがちょっと大人の話題も・・・

このところ、自分たちの中で人生の変化みたいなものを感じている私達。
ちょっと重い話から、果てはお墓の話まで、話は尽きない。
ほうっておいたら、一晩でも話し続けるかも・・・

ものすごく忙しいのに、私のために時間を作ってくれて、
本当にありがとうございました。

いただいたチケットのお礼もちゃんとできず、心苦しいけれど、楽しい楽しい午後でした

いつかきっと私も大阪へ

多分、年内はもう会えないけれど、また来年会えるのを楽しみに





















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