かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

印度入魂の旅 その6 サーンチー①

2012年09月28日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
まだまだ続くよ、印度入魂の旅!

カジュラーホを見てから、ジャンシーにヒーコラ戻って、列車でボパールに夕方に移動。寝台車両なので、ごろごろすることができた。それにしても、皆辺鄙なところにある。



ボパールのホテルは立派だった。ヨーロッパからの観光客も多い。ただし、料理は、純印度風で、アルコールはなし。朝4時、コーランで目が覚めた。イスラム教徒が多い地区でもある。
起きたら、大きな湖が、部屋から見えた。
デリー、ムンバイとは、まったく違う世界だ。地方都市のいい所が残されている。
でも、20数年前、ユニオンカーバイド社のとんでもない大事故があったけどね。



入魂の旅の最大目的であるサーンチに行った。ボパールから、40kmぐらい。田舎道をひたすら行く。
ついにストゥーパが見えた。右が第一塔で、左が第三塔。サーンチに残されたストゥーパは三つのみ。



これは、スリランカの仏教寺院。
スリランカの仏教は、サーンチから、アショカ王の子供達が伝えたと考えられているため、サーンチは、スリランカの仏教の発祥地とされる。
当日も、スリランカからの参拝者が団体で押し寄せていた。



これが、夢にまで見た?第一塔。奥に見えるストゥーパは、直径36.5m、高さ16.4m。アショカ王が基礎を作り、紀元前2世紀から1世紀ごろ今の形となったという。世界で最も有名な仏塔といってよい。日本に多くある塔も、すべてこの仏塔からはるばる伝えられたものだ。
全く姿を変えているが。

そして、その前の門は、トーラナと呼ばれ、仏塔の、東西南北4方向にある。鳥居に似ており、トーラナは、鳥居の語源ではないかとの説もある。



このトーラナの彫刻が、信じられないほどすばらしい。
中央の丸いのが法輪と思われるが、ガイドは、その横のWに見えるのがブッダの象徴という。
本で調べたら、三宝標と呼ばれていて、仏法僧の、三宝への帰依を象徴するものという。
いずれにしても、当時、仏像はなく、ブッダは、法輪、菩提樹、仏足石などの姿で表わされた。



すばらしい!
象とヤクシー。



西方(イラン=ペルシャ)の影響も見られる。



法輪の下に、仏塔や、菩提樹がある。



きめ細かいレリーフ。



こちらのヤクシーも、きれいに残っている。



柱の浮彫にも空きがない。



トーラナの浮彫にも空きがない。



法輪も綺麗に彫られている。



手前下に、仏足石が見える。薬師寺の仏足石よりも、はるかに昔のものだ。
コメント
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