黒木亮氏の最新作『巨大投資銀行』を読了した。氏の作品では、アジアの隼、エンロン(タイトル忘れた)に次ぎ、私にとって3作目だが、面白い。小説家になったら、こう書くだろうなという風に書いてくれているのでうれしい。結構細かいところも、マニアックに書かれている。高杉良氏や、城山三郎氏の系統なのだろうが、もっと、丁寧に、リアルに、自分の言葉で、書かれている感じもする。なかなかここまで、念を入れては書けないものだ。
黒木氏が、某銀行に勤めていたころ、業務内容をそのまま本にし、当時まだ勤務先だった某銀行が、回収に回ったという話も聞いた。それだけ、リアルに書くのが、得意なのだろう。
こういう本は、同時代に生きてきた我々ではなく、バブル後世代の人にこそ読んでおいてもらいたいと思う。ちょっと高いので、文庫化まで待つ手もあるが、ビジネスマン必読の書と言ってもいいのではないか。それだけ、時代の雰囲気や、史実が、うまく、しっかり描かれている。
黒木氏が、某銀行に勤めていたころ、業務内容をそのまま本にし、当時まだ勤務先だった某銀行が、回収に回ったという話も聞いた。それだけ、リアルに書くのが、得意なのだろう。
こういう本は、同時代に生きてきた我々ではなく、バブル後世代の人にこそ読んでおいてもらいたいと思う。ちょっと高いので、文庫化まで待つ手もあるが、ビジネスマン必読の書と言ってもいいのではないか。それだけ、時代の雰囲気や、史実が、うまく、しっかり描かれている。