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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ザ・ビートルズ写真展 & ウルトラ音楽術

2022年10月31日 | TV Program


今日もいい天気。
有楽町マルイで開催されているザ・ビートルズ写真展を覗いてみた。



看板や入り口は、立派だが、たぶんビーナスフォートで開催されていた写真展と基本的には、一緒。



こちらの方がスペースに余裕があって、立て看板などが多いような気がする。



これは既に持っている浅井さんの写真集の宣伝。
流石に高いから、まだ完売になっていないようだ。



これは、毎度登場する看板。



これも?
まだ、長谷部さんの写真集を見たことない人にお勧めできるが。
インドの映画の映像や、ポスターは、初出だが、映画を見た人には、新味はない。



ウルトラ関係のうんちく本には、結構手を出しており、本書もゲット。
題名からだと、ウルトラシリーズの挿入歌の制作に関する書と思うが、実際は、ウルトラセブンの歌を作られた冬木透さんの、自伝と言った方が近い。
冬木さんは、1935年生まれというから、もう90近い。

中国生まれで、ご多分に洩れず、相当苦労されてきた。
ただ、中国にいた時から、帰国後、広島でも、音楽に触れる機会があり、音楽学校の作曲科に進むこととなる。
ラジオ局に勤めるも、テレビの黎明期で、テレビの仕事にも、携わるようになり、ピークは、ウルトラセブン。
同時に、大学の教員も務める。
お嬢様は、女優の岡本舞さんで、最終章で、父の思い出を語っている。
波乱万丈だ。

本書の中心を占めるのは、ウルトラ関係の作曲時の話。
うる覚えの話もあるが、時間に追われるドラマ制作の中で、必死にいい作品に仕上げようと努力されていたことがわかる。
私の頭に残る歌を作ってくれたいた。
エンディングの一風変わった歌が使われた経緯も明かされる。
前番組のキャプテンウルトラのテーマ曲が冨田勲さんというから、冬木さんも必死だったろう。

冬木さんの自伝としても、ウルトラ音楽の生まれた経緯本としても、面白かった。
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特撮黄金時代

2022年09月27日 | TV Program


今日は、日本縦断?
朝は、博多。
見慣れない九州新幹線の車体がずらり。
中途半端な西九州新幹線で盛り上がっているが、九州新幹線の時も、まず八代から先が出来たというから、同じパターンか。

朝の博多は、土砂降りで、昼大阪に着いたらいい天気。
ところが、夕方の大阪は、土砂降りで、今静岡近辺を走っているが、またいい天気。
雨に、追っかけられている。

とりあえず、博多で、通りもんをゲット。



特撮物の人気は相変わらず高いが、その創成期を担った人達のインタビュー本が出ていたのでゲット。
インタビューアーは、若いが、インタビューされる方々は、かなりの高齢で、この時期に記録に残しておかないと、永遠の謎になる様な貴重な話が多い。
インタビューアーも、映画監督、プロデューサーであり、技術的な具体的な話が多く、それだけ突っ込んだ話も聞けて、興味深かった。
ウルトラQアーカイブシリーズと被る話も多い。

撮影技術について言えば、やはりピアノ線の話は、多い。
CG時代では、全く問題ないのだが。
それと、カメラを逆さまににしたり、回したりすることにより、完成作品が、SF的になる話。
そのノウハウは、2001年や、スターウォーズにつながっていく。

撮影現場の話では、ペスターが多くの人の話から出てくる。
特撮と言っても、今と違って、本物のプール、ナパーム(ガソリン?)、火薬を使った撮影で、もう凄まじかったらしい。
見てる方は、ペスターの造形から、人が2人入っているなどと、ノーテンキに楽しんでいたのだが、命がけの撮影だった。
ゴモラの大阪城も然り。
大きなセットを作るため、かと言ってスタジオの天井は上げられないので、床を掘り下げたりしたという。
とにかく、商売度外視のプロ根性。
職人集団。
撮影機材も、飲食代もツケだらけで、出入り禁止の店が、全国各地にあったという。

その辺が、後の円谷プロの経営難に繋がってしまったのかもしれない。

円谷英二監督が、ゴジラで成功を収めたのは、56歳の時で、それから10年ぐらいで亡くなってしまったから、その短い期間に、特撮のノウハウの発明、DNAを引き継ぐ弟子の育成を成し遂げたのだから、凄い。
人柄は温厚だったが、作品のクォリティには、徹底的にこだわったという。
ウルトラQは、白黒だったが、映画級の35mmフィルムを湯水のように使った。
だから、名作として、また元祖ウルトラとして、今も燦然と輝いたことがわかる。

ちょっと高いが、特撮ファンは、読むべし。
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2020年の挑戦

2022年09月17日 | TV Program
今日は、ゴルフ。
ほぼ、リハビリ目的。
夜は、急に敬老の日会食になった。
台風は、どうなるか?



何故か、また安く出ていたので、ゲットしてしまったウルトラQアーカイブシリーズ。
今回は、ケムール人の2020年の挑戦。
今は、2022年で、もう通り過ぎてしまった。
何故2020年にしたかというと、飯島監督は、もう自分が生きていないと思ったからと答えているが、昨年2021年に亡くなられた。

本編、改めて素晴らしい作品だ。
ストーリーといい、映像技術といい、ケムール人の造形といい、25分の中に、よくこれだけの要素を取り込めたものだ。
特に、その風刺的なストーリーは、飯島監督のアイデアによるところが多いが、インタビューの中で、様々な秘密が明かされている。
古谷さんの有名な走るシーンは、ローラースケートを履かせる予定だったとか、ケムール人を倒したミニオードは、当時発明されたばかりのダイオードの名のもじりだとか。
あの走るシーンは、ブルーバックだそうだが、今から見ると稚拙だが、それが、ふわふわした夢の中のような雰囲気を作っている。
最後の遊園地のシーンは、アメリカドラマからの影響だという。
あのシーンも、まさにシュールそのもの。
オプチカルプリンターを巡る話は、有名だが、当事者からの生の証言は、貴重。
桜井さんが、いうように、チーム全体、情熱にあふれていた。
スクリプターの田中さんは、当時を思い出して涙していたが、それだけ、貴重な空間だった。

当時の制作者側と、それを見て育った側のインタビューのバランスが絶妙で、本作の魅力を際立たせている。
特に、泉麻人さん、福岡伸一さんなど、同世代の方の話は、あるある話が満載。

残りは、ガラモン1本に?
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東京氷河期

2022年08月21日 | TV Program
今日は、ゴルフ。
最初のホールが、ダブルパーでどうなることかと思ったが、その後復活し、ナイススコアになった。
何が起こるかわからないものだ。
夜は、鎌倉で会食予定。
入賞には、HDCPの差で及ばなかったが。



ウルトラシリーズのアーカイブシリーズ、相変わらず、値段が高いが、何故か、東京氷河期だけ安く出てたので、ゲット。
期待通りの、素晴らしい出来。

まず本編がすばらしい。
もちろん家のBRを見ればいいのだけど、こういう機会がないと、引っ張り出さない。
ぺギラの登場は、二回目だが、今回は、北極ではなくて、東京に登場。
設定としては、北極の温暖化で、南極に引っ越す途中に、東京に出現という設定になっている。
ウルトラQは、元々アンバランスゾーンという企画からスタートしているが(途中で、怪獣物に変更)、そのオリジナルの発想が生かされている。
近時の温暖化も、地球のアンバランス化が原因だ。
元ゼロ戦乗りが出てくるが、戦争が終わって、出稼ぎ手帳というのを持って、青森から東京に出て来て強盗になってしまう設定。
そして、最後に、ぺギラに効き目のあるペギミンHと共に、ぺギラにぶつかって亡くなるが、まさに特攻隊。
東京が氷漬けになっている映像とか、映画さながらにカット分けした映像。この子供向けの番組にどれだけお金をかけたのか。
カラー化、ステレオ化がなされており、特に、飛行機が飛ぶ場面の迫力は、倍増している。
この値段だったら、投資価値あり(なぜか他の作品の半分以下の値段)。

付録が、インタビュー集だが、カネゴンの時と同様、制作陣だった我々の親の世代と、最初に視聴者だった我々世代が、出ていて、うなずける話が満載。
印象に残ったエピソードを、箇条書きに。

・手塚真さんは、手塚治虫さんの子供。1961年生まれだが、ウルトラQがワンダー3の裏番組で、ウルトラQを見ていた手塚氏をお母さまがたしなめた時、手塚治虫が、お母さまの方をたしなめたという。
子どもが見たい番組を見せるべきだと。
私は、ワンダー3を見ていた記憶もあるのだが、最初の頃は、ワンダー3を見ていて、途中から評判を聴いて、ウルトラQに乗り換えたのもしれない。
・当時映画はカラーになっており、テレビは、ほとんどんが白黒で、それも映画とテレビとの差になっていた。
・ウルトラQは、ウルトラシリーズの中でも、最も自由。作り手も、視聴者も、自由な考えでやっていた。ウルトラシリーズのアーキタイプ(元型)と言える。
・飛行機のピアノ線を消すのは、たいへんだった。今だったら、CGであっという間にできると思うが。
・ぺギラの眼は、電気仕掛けではなく、ワイヤーで、開け閉めしていて、なかなか難しかった。ただ、それで、半開きの眼になったりして、リアル感が増したりもした。
・ぺギラとジェット機の格闘シーンも収められ、スティール写真も残っているが、カットされて映像は現存しない。
・当時、SFという言葉さえ、浸透していなかった。
・武田薬品がスポンサーになったことにより、どうにか成立したシリーズだが、薬を使ったネタはNGとなった。
・ぺギラの話は、1958年の南極探検隊が、怪物を見たという話も、ヒントになっている。巨大哺乳類であるデスモスチルスの生き残りではないかと言われたりもした。
この探検隊は、遭難しかけて、タロー、ジローを置き去りにせざるを得なくなったことでも有名。

かなりばらついたエピソードだが、一つ一つが、我々世代には刺さるコメントだと思う。
また安いのが出たら、ゲットしたい。



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カネゴンの繭

2022年08月13日 | TV Program
本当は、今日明日が、今夏のメインイベントのはずだったのだが、台風で、キャンセル。
地道に、家で雑務に励んでいる。
何故、よりによってこのタイミングでと思っている人は、かなりいるだろう。


 
ウルトラQシリーズは、カラー化された時、全部買い替えたのだが、今度は、アーカイブシリーズというのが始まって、カネゴンの巻だけ買ってみた。
本編を持っている人が多いと思うので、割高感はあるが。

まず本編だが、よくできている。
カネゴンのキャラクターは、もちろんだが、拝金的な世の中を皮肉る内容になっている。

まだまだ、貧乏だった時代、外では、大規模な造成工事が続き、並べられた土管は、子供達の遊び場になっている。
まさに、私も主人公達と同じ年齢だったわけで、家の近くでは、道路がどんどん舗装化されていく最中にだった。
出てくる俳優陣も懐かしい方々ばかり。 子供達が主役の異色作だが、コメディタッチでもあり、オチもある。
名作だ。

目当ての作品についてのトークも、値段はともかく面白かった。
語るのは、当時の製作者側と、視聴者側の年齢層。
まさに、私の親の年齢層と、私の年齢層で、没入できるトーク。
キャラクター、脚本、演出等、さまざまな観点から、カネゴンの繭を語る。

街を歩くシーンは、下北沢だった。
ゲリラ撮影だったという。
ブルドーザーが転落するシーンは、東宝から、こっそりブルトーザーを借りて来て、できたという今だから話せる話も。
その出来には、自画自賛。
ウ連協というチームを作って、怪獣ショーなど、宣伝を全国的に行ったとのこと。
ウルトラマンという名前に決まった経緯も、明らかになった。
他の巻も全部見たくなってしまうが。
オタクの英語は、geekということも、初めて知った。

私が小学校時代のあだ名は、カネゴン。
苗字のせいもあるが、キャラクターのせいもあったか。
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