先日の「新たな飼育方法への挑戦」でご紹介した直(じか)飼育ですが、経過は順調です。
そしてこの飼育で期待しているのが、マダカアワビの復活です。
アワビの漁獲量は年々減少しています。
その中で放流貝の割合は、神奈川県では半数以上ということで、
アワビの種苗生産の担う役割は、県内の水産業において重要と考えられます。
県内で漁獲されているアワビにはクロアワビ、メガイアワビ、
マダカアワビの3種類があり、当協会では全種類の種苗生産を
行っています。

クロアワビ

メガイアワビ

マダカアワビ
その中でもマダカアワビは生産が難しく、他県でもあまり生産
されていません。
そのため希少価値も高く、資源が増えれば漁業も活気づきます。
今回挑戦している直飼育では、マダカアワビの成長も良く、
剥離の時期を例年より遅くして、貝を大きくしてから屋内水槽での
飼育に切り替えることで、更に成長が促進されました。

昨年度の12月に採卵したマダカアワビです。
殻の赤いところが剥離までに成長した部分で、
緑色のところが屋内で成長した部分です。
大きなものでは1年で殻長50㎜まで成長しました。
選別して大きな貝を収容している水槽では現在、
半数以上が50㎜を超えています。
放流後の死亡率は大きな貝ほど低いことが予想されるため、
放流効果も充分期待できます。
今年度は大量生産を見据え、マダカアワビの全ての水槽で
この直飼育を実施していく予定です。
来年の今頃、大きく成長した稚貝を少しでも多く漁業者のもとへ
届けられるよう、頑張りたいと思います。
そしてこの飼育で期待しているのが、マダカアワビの復活です。
アワビの漁獲量は年々減少しています。
その中で放流貝の割合は、神奈川県では半数以上ということで、
アワビの種苗生産の担う役割は、県内の水産業において重要と考えられます。
県内で漁獲されているアワビにはクロアワビ、メガイアワビ、
マダカアワビの3種類があり、当協会では全種類の種苗生産を
行っています。

クロアワビ

メガイアワビ

マダカアワビ
その中でもマダカアワビは生産が難しく、他県でもあまり生産
されていません。
そのため希少価値も高く、資源が増えれば漁業も活気づきます。
今回挑戦している直飼育では、マダカアワビの成長も良く、
剥離の時期を例年より遅くして、貝を大きくしてから屋内水槽での
飼育に切り替えることで、更に成長が促進されました。

昨年度の12月に採卵したマダカアワビです。
殻の赤いところが剥離までに成長した部分で、
緑色のところが屋内で成長した部分です。
大きなものでは1年で殻長50㎜まで成長しました。
選別して大きな貝を収容している水槽では現在、
半数以上が50㎜を超えています。
放流後の死亡率は大きな貝ほど低いことが予想されるため、
放流効果も充分期待できます。
今年度は大量生産を見据え、マダカアワビの全ての水槽で
この直飼育を実施していく予定です。
来年の今頃、大きく成長した稚貝を少しでも多く漁業者のもとへ
届けられるよう、頑張りたいと思います。