さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

網がえ

2010-08-24 14:16:55 | 魚類生産
今日は午前中、マダイとクロダイを中間育成している海上筏のいけす網の交換がありました。




船に新しい網を乗せ、筏へ。





まずは、いけす網の中央部に渡しを置いて、網をこの渡しの場所まで外します。





外した場所に新しい網を取り付け、反対側の端を渡しまでもっていきます。





渡しの上で、新しい網と汚れた網の端を合わせます。





このとき、針金で隙間なくしっかりと縫い合わせます。





縫い合わせた部分を、海中に落とします。

このとき、汚れた網と新しい網とで大きな網ができた状態になります。





今度は、汚れた網をたぐり上げます。

ここで、魚は汚れた網から新しい網へと移動します。





さきほど縫い合わせた針金を外します。

これで、いけす網が新しくなりました。


前回の交換が8月11日。2週間でこれだけ汚れてしまいます。


引き上げた古い網は・・・



丸めて・・・




反対側からも丸めて・・・





しっかりと縛ります。


この網は、協会へ持ち帰り、洗い、きれいにして、次回の交換網となります。





新しい網を、筏にしっかりと固定します。





きれいになって、海水の通りも良くなったかな?


マダイ・クロダイの中間育成期間である夏の間は、この「網がえ」という作業が定期的にあります。

今日はいけす9つ分の網を交換しました。

残暑の厳しい日が続いていますが、熱中症・熱射病に注意しつつ、現場スタッフは奮闘中です。
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